トッケビの最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!伏線や意味も徹底考察!涙なしでは見られない濃密すぎるラストエピソード!
冬ソナブームの頃には興味がなかった韓ドラにハマって数年。
時代劇が好き。
そして復讐ドロドロ系にツッコミを入れたり、ラブロマンスにときめいたりの毎日です。
読み書きは今ひとつの耳だけハングルなので、最初に覚えた韓国語は、
「~씨(~ッシ)」「아이고(アイゴー)」「어머(オモ)」の3つ。
連絡先:whitelife112226@gmail.com
出典:https://wiki.d-addicts.com/Goblin_OST
不滅の命は褒美なのか罰なのか・・・永遠の命を持つ“トッケビ”と彼にとって初恋であり、最初で最後の“トッケビ新婦”ウンタクの『悲しい愛』。
前世からの因縁が結びつけた死神とサニーの『今世の別れ』。
最終回ではその2つの愛がどのようになるのでしょうか。
この記事では、その場面の背景などにも言及して、しっかりあらすじを紹介していきます。
※なお、ドラマの話数はオリジナルの16話によるものを基準にしています。
日本での放送編集版と異なる場合もありますので、ご了承ください。
もくじ
トッケビの最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~前編~
満開の桜が咲き誇り、花びらがヒラヒラと舞う、その桜の樹の下で、トッケビがウンタクにプロポーズします。
満開の桜の樹の下で
出典:https://wiki.d-addicts.com/Goblin_OST
「それでなのだが
今日はいい天気だから言うのだが
お前が眩しいから言うのだが
すべての初恋の相手がお前だったから言うのだが
またいい天気のある日
この高麗の男の花嫁になってくれるか?」
トッケビの頬に手を伸ばすウンタク。
「そうします。
この侘しい(寂しい)男の花嫁になります。
この燦爛たる男の、最初で最後の花嫁になります。
必ずなります。」
ウンタクの額にそっと優しいキスをするトッケビ。
穏やかなふたりの微笑み。
ウンタクに “アジョシの言葉遣いは古めかしい” と言われてから、できるだけ “今風の話し方” を心がけていたトッケビも、プロポーズは古風な言い方になりました。
まぁ、それがトッケビらしいとも思うのです。
ロケ地:仁川自由公園
ロケ地記事:トッケビのロケ地!~仁川・東仁川編~
友だち(?)の祝福
トッケビのプロポーズを受けたウンタク。
家に帰り、赤いマフラーを巻いて、天国にいる母に語りかけます。
「母さん、私お嫁に行くの 幸せになるね」
突如、背後からウンタクに話しかける声が
「トッケビに会ったのね 結婚もして 良かったわね」
そこには、まだ成仏していない幽霊の友だち(?)が、「どうして私が泣くの」と涙を見せながらお祝いしてくれます。
「お姉さん(언니=オンニ)?」
ウンタクに声をかけられ驚く幽霊たち。
「私たちが見えるの?」
「はい どれくらいぶりでしょうか」
その言葉を聞いて、幽霊はすかさず瞬間移動してウンタクのもとへ。
「この子ったら!やっと私たちが見える*のね」
*第13話でトッケビが消滅したあと、ウンタクはトッケビの記憶をなくし、幽霊が見える能力も失っていた
「元気にしていましたか?」
ウンタクも懐かしい様子で、幽霊のお姉さんの近況をたずねます。
「寂しかったじゃない 私と一緒に行きましょ(=逝きましょ)トッケビよりよくしてあげるから」
冗談めかしてウンタクに張り付くお姉さん。
毎度のようにあの世へ道づれにしようとするお姉さん幽霊から離れようとするウンタク。
「性格変わってないわよね 結婚・・・おめでとう!」
ビシバシとウンタクの身体を叩きながら荒っぽいお祝いのお姉さん(幽霊)。
ご機嫌で歌まで歌いはじめます。
ウンタクが通学途中などで声をかけられ迷惑がっていたときには、4人組だった幽霊の友人。
それぞれの願いごとを(ウンタクが)叶えてあげたので、ひとりずつ成仏してあの世へ旅立っていたのです。
でも、お姉さんの隣にいるのは新人幽霊?
ウンタクが幽霊を見ることができなかった9年間の間に、新たに加わったのでしょう。
死神が伝える人生訓
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そのころ、死神のティールームには2名の亡者が死神と対面していました。
1名は裕福な身なりの男性
もう1名は少しくたびれた感じのある男性
死神が2人にお茶を勧めます。
「お飲みください この世の記憶を忘れ去れてくれます」
真逆の反応を見せる2人。
「あ、ありがとうございます」
「何の真似だ 私の車の運転手と同じ茶を出すとは!同じものを飲めと言うのか?」
生前どこかのお金持ちとその運転手だったようです。
「ここでは皆同じです」
死神が冷ややかな口調で “平等” であることを伝えます。
が、
「何を言っているんだ、死んだだけでも腹立たしいのに」
「一生働いても こんな時計ひとつ買えない者と同じ扱いを!」
自分の腕時計を指し、運転手との違いをアピールする男性。
その横で小さくなる運転手の男性。
男を見つめる死神(目が怒ってます)がふたたび
「もう一度言いますが、ここでは皆同じでお茶一杯です」
「あなたのその時計はすでに止まっているし、あなたが持っているものは何もあの門を越えられない」
ティールームの入り口(門)を指差します。
思わず、息を飲む傲慢な態度の男性。
畳み掛けるように、男性が向き合うべき事実を告げる死神。
「この世ではお金も地位も持って暮らしたのだろうが、あの門を越えた瞬間知るであろう」
「目で犯した罪、口で犯した罪、手足で犯した罪、ここで犯した罪がどれだけ重いものなのか」
「お前を地獄のどの段階まで引きずりこむのか」
ここに来てようやく気づいたのか、自分の両手を見つめ泣き始める男性・・・
死神の前に来ても、不遜な態度をとっていた男性。
生前の言動が想像つきますよね。
でも、思ったんです。
普通の人には、多かれ少なかれ“善人でない弱い部分がある”って。
日頃の自分を反省しました、私。
中身は子ども
場面は変わって
トッケビがいるのは、ウンタクが勤めるラジオ局(ビル)。
そのトッケビの前をウンタクの同級生(委員長)だったユラが通り過ぎます。
トッケビが見た「ユラの未来」にはこんな場面が
ウンタクに話しかけるユラ。
「本当に合コンしない?」
「シェフは嫌だってば」
ウンタクは、ユラの誘いを断っているようです。
ユラは、ウンタクを誘い出そうと話を続けます。
「シェフじゃないわ 今度は私の依頼人*」
「財閥のお金持ちでイケメン! 決定的なのは、年下ってこと」
「年上が好みなんだって!依頼も変なものじゃなくって“相続関連”だし・・・ どう、行かない?」
*成績の良かった委員長、弁護士になったのですね
口をあんぐり開けるトッケビ。
(呆れたヤツめ 我が妻と他の男を会わせるとは・・・みたいな表情)
「合コン・・・ はっ」
こんなところで発揮されるトッケビの能力といたずら。
ユラのカバンの紐を手刀ならぬ手バサミで、プツリと。
廊下に散らばるカバンの中身。
「そんな・・・まだ新しいのに」慌てて荷物を拾うユラ。
その後ろ姿に向かって「べーっ」舌を出すトッケビ。
(精神年齢は、かなり子どもの数え939歳)
善は急げ?
「ここで待つのはダメだな」
ユラの未来を見て、急いで駆けていくトッケビ。
「チ・ウンタク!」
ウンタクは当然仕事中で、スタッフと打ち合わせをしています。
そこに息を切らしたトッケビ乱入。
「チ・ウンタクPDの彼氏です」
笑顔でしっかりアピールするトッケビ。
その声に慌てて振り返るウンタク。
「正確には結婚する相手です。」
その場にいる全員に聞こえる声で婚約者だと念押し。
「結婚式、今週末にどうだ?」
「あ、まずはランチに行こうか」
ウィンクをして(←トッケビのわかりづらいウィンク、画面でよーく見てください)ウンタクを連れ出すトッケビ。
さっそく甥っ子ドクファに紹介
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ランチはいつもの “韓村ソルランタン” のようです。
2人で食べるには多すぎる量の食事が並ぶテーブルを前に
「誰か来るんですか?」
とウンタクが尋ねます。
「ドクファ。ちゃんと挨拶すべきだろう」
結婚報告をまず甥っ子にするようです。
「そうだった。私、歳をとったからわからなかったりして。」
9年の間、死神以外の記憶から消えたトッケビ。
ウンタクは思い出の地ケベックですべてを思い出しました。
しかしドクファは、ウンタクと出会っていたことなど記憶をなくしているのです。
「そんなことはない」
“トッケビ新婦”の心配を即、否定するトッケビ。
ウンタクのことが “愛おしくてたまらない“ っていう感じです。
「おばさん(=이모 イモ) *辛いのをください」
ドクファが店にやって来ます。
*ここ、店員の女性に「おばさん」と声をかけたようでもあり、「スミマセ〜ン」とお店に入って来ての挨拶のようでもあり・・・
トッケビと女性(ウンタク)が並んで座る様子を訝しげに見るドクファ。
腕組みをして座ります。
「何だ?この格式のある食事に、男女が並んで座っている・・・あ~分かったぞ」
「そうだ、私たちは結婚するんだ」
トッケビ、ドクファを先制します。
これにはドクファだけでなく、ウンタクも唖然!!
ひとり満面の笑みでウンタクを見て
「土曜日と日曜日 どっちがいい?」
早く結婚式の日取りを決めようとします。
「さっきから一体どうしちゃったんですか」
あまりに性急なトッケビにウンタクも驚いています。
ウンタクの返事を聞く前に、ひとり突っ走るトッケビ。
「じゃあランチタイムに? それともディナータイム?」
そこにドクファが口を挟みます。
「僕は日曜の夜 土曜は仕事があるから」
(お前は黙っていろ!)← トッケビ表情で語る
「どうしたんですか?」
未だ事情の飲み込めないウンタク。
「わからないのか?」
と聞かれても、わかるハズがありません。
「こうすればお前は合コンしないで済むだろう
財閥と・・・イケメンの財閥と・・・決定的なのは年下の財閥ってこと」
訳の分からないトッケビの言葉に
「一体何のことですか?」
とふたたび尋ねるウンタク。
ウンタクは、トッケビがユラの未来の姿を見たことなど知りませんから。
ドクファがふたたび口を挟みます。
「その条件に合うのは、国内では僕だけだけど」
(お前だったか)という表情のトッケビ。
ここで疑問が?
以前、ウンタクはドクファオッパ(=お兄ちゃん)と呼んでいました。
「年下の財閥」ではないと思うのですが。
*オッパ(오빠)は、実の兄、または年上の男の先輩などを呼ぶ時に使うことば
(親しい年上の男性に対して用いる、好意的な呼称)
そんな疑問はスルーして
「心配しないで 僕のタイプじゃないから」
ドクファは平然と答えます。
ここで名刺を取り出すドクファ。
「はじめまして、ユ・ドクファです」
「あ、はい お話はよく聞いています。チ・ウンタクです。」
名刺を受け取ったウンタク。
「チーフになったのね」
ドクファが平社員からスタートしたことを知っているので、昇進したことを知り、笑顔を見せます。
「チ・ウンタクですか? あの古い手紙のチ・ウンタク?」
(第14話で、最初のサニーの店に届いた、カナダからの古い手紙をトッケビの家に届けたのがドクファ)
「僕の建物を買った人(=サニー)と知り合いのチ・ウンタク?」
ドクファは、おじさんの相手が自分とも縁のある人だとわかり、ちょっと興奮気味です。
そんなドクファに、ウンタクはこう言います。
「オッパは変わらず、知らないことだらけですね」
(第8話で、ドクファがトッケビの本名キムシンも、胸に刺さる剣のことも知らなかったので)
ここでドクファはある心配を口にします。
「ところで、おじさんが何者だかは知っていて結婚を・・・」
「トッケビです。誰でもトッケビの一人や二人、知り合いにいるものでしょ?」
すまして答えるウンタク。
(第3話で、ドクファがウンタクにこう言ってましたね「誰でも知り合いにトッケビの一人くらいいるだろう」)
ドクファ、さらに興奮(笑)
「すごい・・・俺の建物も知っていて、おじさんのことも知っていて」
「何だ?どうして俺だけが知らない雰囲気なんだ?」
そんな甥っ子の様子を見て
「早く食べてもっと成長しろ 大人になればわかるよ」
とドクファのスプーン(ごはん)におかずを乗せてあげる*トッケビです。
*韓国ドラマや映画ではおなじみの場面
親しみを込めた愛情表現です
「私も(乗せて)」
ウンタクも可愛くおねだり。
「合コンしたら許さないぞ」
と言いながらウンタクのスプーン(ごはん)にもおかずを乗せるトッケビ。
「もうすぐ既婚者になるのに・・・(合コンなんてしませんよ)」
(「既婚者」と言った・・・ ウンタクのひとことでご機嫌になるトッケビ)
“トッケビ新婦”という幽霊や死神が見えるウンタク、すごいです。
それ以上にスゴイと思うのが、ドクファ。
代々トッケビに仕える家系の子孫とはいえ、トッケビも同居する死神も、その存在を受け入れて普通に接しているのです。
ロケ地:韓村(ハンチョン)ソルロンタン 江東店
ロケ地記事:トッケビのロケ地!~トッケビグルメ編~
キム秘書(現代表)が語る人生訓
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今や仕事に励み、チーフに昇格したドクファ。
先代のユ会長が孫ドクファのお目付役としてつけたのが、キム元秘書(現CEO=代表)。
ドクファにさりげなく人生訓を伝えるキーパーソンです。
トッケビから話を聞いたドクファは、早速キム代表に伝えます。
2人のやり取りの中に、キム代表ことキムドヨンのステキな言葉があります。
会話形式でご紹介します。
ドはドクファ
キはキムドヨン
ド「おじさん、結婚するそうです」
キ「いい知らせですね」
ド「はい、だから僕がおじさんよりも先に結婚しようと思って」
キ「それは、なおいい知らせですね」
ド「そうでしょう? 子供もたくさん育てて、兄弟もたくさん作ってやるんです」
キ「あ~ それ以上の幸せはありませんね しかしドクファ君、結婚は一人ではできません」
ド「ははは、僕には彼女がたくさんいるんですよ」
(相手ならいます)
キ「だからです。多いといけないんです、その問題は。」
「考えただけで、胸がときめいた方はいましたか?」
「会えなければ、涙が出るほど恋しくなる方は?」
「その人の代わりに死ぬこともできる、と思った方はいますか?」
ド「まだ・・・」
「そういうキム代表は、結婚の予定*はないんですか?」
*キム代表ことキムドヨンを演じたチョウジンさん
「トッケビ」放送後 2018年に10年以上の交際を経てゴールインしました
※チョウジンさんについての詳しくはこちらもどうぞ→(トッケビの秘書役(チョウジン)はどんな人?韓国映画界を代表する超名脇役です!)
キ「ありません」
ド「どうしてですか?」
キ「すでに結婚して、子どもが3人いるので・・・そういう人と結婚しました」
ド「うわ、ホントですか?」
「どうして俺知らなかったんだ?」
キ「私が話さなかったので」
ド「どうして話さなかったんですか?」
キ「お聞きにならなかったので」
キ「ドクファ君はまだ、世間や周りの人に関心がないでしょう?」
「なので待っているのです、ドクファ君の質問を」
キムドヨンは続けます。
キ「本当の大人の質問を」
「世の中について、周りの人の喜びと悲しみについて」
その言葉を素直に受け取るドクファ
(ドクファは、わがままで子どもっぽいところもありますが、本来とても心優しい青年です)
ド「ありがとうございます もう少しだけ待ってください 着実に大人になるので」
キ「はい~(=ネ 네)」
*この少し語尾を伸ばす「はい(=ネ 네)」キムドヨンの代名詞のように使われました
キムドヨンの言葉に
『自分の心のベクトルは、周りの人に向いているだろうか?』
と思いました。
自分の努力や苦労には気づいてもらいたがるのに、周りの人が同じように感じていること、ちょっとしたひとことを待っていること・・・に無関心になっている気がしました。
(このドラマ、教育番組ではないのですが
特に最終回はいろいろ考えさせられる場面やセリフが多いように感じます)
結婚に向けて
ドクファへの報告も兼ねたランチを終えたトッケビとウンタク。
ハンドルを握りながら、ウンタクちょっと不機嫌です。
「私の同意もなしに、あちこちで(結婚を)言いふらすなんて!」
「前を見ろ、前!」
「左折だ、左折」
「もう!どこに向かっているんですか?」
トッケビナビでどこかに向かうふたり。
ケンカしながら着いた先は・・・
ウェディングドレスのお店。
日頃とは違うウンタクのドレス姿に見惚れるトッケビ。
*ウンタクが着たドレスは、英国人デザイナー Jenny Packham(ジェニー・パッカム)の作品
※ドレスの詳細についてはキムゴウンさんの記事をご覧ください。
「すごく綺麗だ」
トッケビのストレートな褒め言葉に、照れ笑いするウンタク。
「すごくカッコいいですね、キムシンさんも」
トッケビを本名で褒める“トッケビ新婦”。
「それは今だけじゃないだろう」
先ほど車内でケンカしたことなどすっかり忘れて、幸せいっぱいの笑顔になるふたり。
「式は新鮮な水を一杯汲んでからやりましょう 神秘的になるように」
ウンタクの提案を快諾するトッケビ。
その後、トッケビへの贈り物を買いに行くウンタク。
(お店はタグホイヤー)
店員に
「結婚記念品です (送る相手の)手首が綺麗なので、これにします」
と言って、ひとつの時計を選びます。
トッケビの部屋に手紙を添えて時計を置くウンタク。
その夜、ウンタクのメッセージを読むトッケビ。
共に歩む全ての道と
共に見つめる全ての風景と
恥ずかしがりながら答える全ての問いと答えと
その全ての瞬間
あなたを愛しています
あなたの花嫁より
本当に幸せそうな表情になるトッケビです。
来世へのメッセージ
ウンタクが担当するラジオブース。
DJ「では音楽の後にリスナーの事情を見ていきましょう」
「何これ? 主語もないし 夜に書くラブレターかしら」
放送作家の女性スタッフが見つけた1通の投書。
「何? ラブレター好きよ、私」
ウンタクが画面を覗き込みます。
「私の忘却が私の平安だと思っているあなたへ」
スタッフが読み始めたメールに興味を惹かれたウンタク。
「目があった瞬間わかりました
あなたも全ての記憶を持っているということを・・・」
ハッと顔色が変わるウンタク。
「これを選んで、PDの権限よ! ちょっと出てくる」
放送作家の見つけた投書を採用するように指示し、ブースを飛び出して行きます。
ラジオDJが紹介する投書
「どうか来世で私たちは待つ時間は短く、会う時間は長い恋人として、言い訳がなくても会うことができるように・・・
この世でただ一つの大切な名前で、偶然会えば駆けよって挨拶できるように・・・」
運転中、ラジオから流れるメッセージを聞いたトッケビ。
何かに気づき、車をUターンさせます。
「いつも正解である愛で、そう出会えることを祈ります・・・」
同じ放送を聞いていた死神も、そのメッセージにハッとします。
「顔を見たからいいんです
もしかしたらキムウビン、もしかしたらワンヨのあなた・・・」
急いで部屋を出る死神。
「どうか末長く・・・お元気で」
*このラジオから流れたメッセージ、第15話でサニーが記憶のないフリをして死神と会ったあと、パソコンに向かって書き残したもののようです
死神の部屋に残された翡翠の指輪・・・
視聴者はサニーの言動で、
『死神が消したと思っている記憶を、サニーは持ち続けていること』
を知っているのですが、ここで死神・トッケビ・ウンタクの3人が気づくという場面です。
サニーの選択
ウンタクがサニーの住んでいた家に到着。
しかし、サニーはすでに前の週に引っ越しただけでなく、住んでいた建物自体を売却していました。
屋根部屋に住むウンタクのことを新しい家主にお願いして、家を後にしたことを知ったウンタクは急いで下りていきます。
郵便受けに残されたサニーからの手紙。
“バイトさん、私行くわね
元気でね、泣かないで
なんでも口いっぱいに食べて
家族もなくて一人ぼっちだったあなたに
私が少しでも慰めになったことを願ってるわ
頑固者の兄上をよろしくね
ふたりで末長く幸せに、さようなら”
その場にやって来たトッケビ。
「全部覚えていたんです
店長(=サニー)行ってしまいました
店長は全部覚えていたんです
一人であの記憶を守ったんです
なんの記憶もない私を世話して
消えたお兄さんを一人で恋しがって
どうして行ってしまったんでしょうか」
記憶のない自分がサニーの住む建物に引っ越して来たとき
トッケビがふたたびこの世に戻って来たとき
サニーが全てをわかっていたのに、知らないフリをしていたことに驚きを隠せないウンタク。
“妹” サニーの気持ちを代弁する “兄” トッケビ。
「許すことはできないから
今世では二度と会わないことを選んだんだ
死神にとって それよりも大きな罰はないだろうから」
前世でも、そして今世でも縁を結び惹かれあった相手。
しかし、前世の縁は「悪縁」。
自分だけでなく、兄、キム氏一族の命を奪った相手。
どんなに恋しくても、許すことも、結ばれることもできない相手。
その相手、死神にとって、最もつらく厳しい罰は「二度と会えない」こと。
サニーは、自分の恋心は深く封印して、悪縁を断ち切るかのように死神から離れていったのです。
思い出と記憶を自分の中にとどめて。
死神の的外れな言動が、ある意味 “癒し” でもあったピーチ・カップル*
*第11話で、サニーが手に持つ桃の花(枝)によって、死神の正体がバレたことからついた呼び名
悲恋のふたりに胸が痛くなった、という方も多いのではないでしょうか。
最後のお別れ
そのころ、出会いの場『歩道橋』には一人佇むサニーの姿が。
「50だけ数えて行こう」
通り過ぎる人を数え始めるサニー。
「47、48、49・・・」
「1」
聞き覚えのある声が「50」を言わせないように「1」とカウントします。
振り向くと、すでに涙目になっている死神が立っていました。
ここでの死神とサニーのやり取りを会話形式でご紹介します
サはサニー
死は死神
死「2・・・3・・・」
サ「どうしていたか言えません」
頷く死神。
サ「今世では二度と会いません」
無言で頷く死神。
サ「一度だけ抱きしめてもいいですか?」
自分から*サニーの手を取り、抱きしめる死神
*死神は手が触れると相手の前世がわかるため、自ら手を伸ばすことはほとんどない
サ「お元気で」
死「さようなら」
二人の頬を流れる涙。
流れる死神の独白
そうして私たちは今世での別れを告げた
彼女の知らせを聞いたのは それからずっと後だった
ドラマ中盤、死神がトッケビの妹(王妃)の肖像画を見て涙を流した場面(第7話)以降、死神の流す涙をどれだけ見たのだろうか・・・と思います。
このままトッケビの最終回の続きを紹介します。
トッケビの最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~中編~
トッケビと死神のブロマンス!
真の友情
出典:https://wiki.d-addicts.com/Goblin_OST
自室で号泣する死神。
そんな死神のために食事を準備するトッケビ。
しゃくりあげる死神の前にトレーを差し出すトッケビ。
「お前のために、品のないものを触ったんだが・・・少し食べたらどうだ?」
「りんごはウサギだぞ」
以前自分がドクファにかけた言葉を思い出し、ふと表情が緩む死神。
■上記シーンのビハインドカット
「サニーさんが行ってしまった あの人は最後まで、凛々しいな」
死神は王妃(サニーの前世キムソン)の肖像画を取り出し
「お前があんなことになって*どうすればいいかわからなくて、私が持っていたんだ」
*第13話で悪鬼となったパクジュンホンとの対決でトッケビが消滅したこと
「すぐに返そうと思ったんだが・・・遅くなってすまなかった」
兄であるトッケビに肖像画を渡そうとします。
死神の申し出に対して、トッケビはこのように答えます。
「最初から私のものじゃなかった
お前の恨(ハン)*であり、罪であり、恋しさだ
お前が持っていろ」
*恨(ハン)日本語で恨み(うらみ)と読むので同じ意味だと思われそうですが、韓国で「恨」を用いる時はもっと広い意味を持つようです
定義は少しずつ異なるので、代表的なものをご紹介します
悲哀、無念さ、痛恨、無常観、優越者に対する憧憬や嫉妬などの感情のこと
「いいのか?」
「ああ、これを食べれば」
トッケビの言葉にかすかな笑みをこぼし、肖像画を抱きしめる死神。
「そして、ありがとう」
思いがけない言葉に、顔を上げる死神。
「私がいない9年間*位牌がある寺で、お前が毎年ろうそくを灯してくれたそうだな」
*トッケビが13話で消滅したあと14話で復活するまでの9年間
「私に彼らを弔う資格があるのかわからないが、私の罪*に向き合おうと思って」
*高麗時代、王黎(ワンヨ)であった死神が命じたことで、トッケビ(=キムシン)の一族は殺害された
トッケビが死神に、そして自分にも言い聞かせるように心情を吐露します。
「誰かが私たちに言ってくれればいいのに “もう十分だ それだけすれば十分だ”と」
ため息をつく死神の隣に腰掛けるトッケビ。
ここにきてトッケビと死神が、
前世からの縁、文字通り『因縁』により、反発・親近・対立を経験し、真の友情で結ばれたように感じます。
神の意志
死神と『因縁』のあるもうひとりの人物。
緊張の面持ちで死神と向き合う、23期新人女子死神。
この場面は、セリフを中心にできるだけ再現してお伝えします。
新は新人女子死神
死は死神
新「ご用とは・・・」
死「お前に秘密をひとつ教えようと思って」
新「秘密ですか?」
死「前世に大罪を犯すと死神になるそうだが、その罪が何であるか(について)・・・
私たちが犯した大罪は、自ら命を捨てた罪だ」
「自ら命を捨てた者たちを死神にして、数多くの死を導き、死んだ者でもない存在として生かした理由は何だろう」
「名前も持たぬ者が 記憶も持たぬ者が
家も必要で 食べる物も必要な理由は
その質問の答えを探して ある日突然
私たちが捨てたものが、名前が、命が欲しくなるのではないか」
「そうして命に対して必死になると 私たちの罰は終わるのではないか」
無言で死神の話を聞き続ける新人女子死神。
「お前が私を避けた理由は知っている
9年前にパクジュンホンと会っただろうから」
その言葉に顔を上げる新人女子死神。
「それでお前は、お前が誰なのか、私が誰なのか知ったのだろう」
複雑な表情を見せる新人女子死神。
「だから謝りたかったんだ
そうしてお前の手を借りて死んではいけなかった」*
*このあたりの場面は第13話で描かれています
かつて王黎(ワンヨ)を意のままにしようとしていた奸臣パクジュンホン。
王黎(ワンヨ)が自分の意思を通すようになったので、女官(女子死神の前世)に命じて毒薬を飲ませていた。
死神(ワンヨ)もそのことを知っており、死ぬために女官に大量の毒薬を運ばせ死を選んだ。
「後悔している そして・・・許してほしい」
頭を下げ、謝罪する死神。
対して、悲しい表情で目礼する新人女子死神。
死「だから全て忘れて、忘れて生きるんだ」
「亡者たちの最後を見送り、そうして贖罪(しょくざい)して生きるんだ」
「お前も自分を許せることを願っている」
「神が私たちに願っていることは
自分を許し 命の大切さに気づくことだろうから」
すべてを聞き終えた新人女子死神、涙が止まりません。
(寿命より早く旅立つことを選んだ方を責める権利は誰にもないと思うのですが)
「突然身近な人を失う悲しみ」「残さされた者の心の傷」がわかるだけに、「トッケビ」の中で自殺を大罪とした意味が何かあるように感じていました。
あくまでも個人的見解ですが
もしかしたら、韓国は日本以上に自殺率の高い国として知られていることから『自殺防止メッセージ』が、このドラマに込められているのでは?と思っています。
旅は道連れ
(最終回は、本当に様々なことが描かれるので、唐突に感じることがあるかもしれません)
誰かのために、でもどこか暗い表情で食事の準備をするウンタク。
ソファにいるのは、お金のためにウンタクをいじめ抜いたおば。
叔母は幽霊になってもウンタクを苦しめ居座っていた。長年一緒に逝く相手を探した大先輩幽霊姉さんは叔母を連れて逝くと、
「育ててくれてありがとう。来世ではいい縁で会いましょう」
あんなひどいことばかりされても、最後までウンタクはいい子😢#トッケビ pic.twitter.com/AiMhrm1t6G
— yuka*❁🐑X’back (@tytylzy7) October 23, 2018
この場面も会話形式でお伝えします。
ウはウンタク
おはウンタクのおば(幽霊)
姉は友人でもあるお姉さん幽霊
ウ「冷める前に食べてください」
お「あんた男ができたの? 母親のように未婚の母になるのはダメよ」
ウ「おばさん、どうしていつもそんな・・・いつまでいるつもりですか?」
「祭壇の食事はたくさん用意したでしょう
おばさん幽霊なんですよ
あまり長くさまようと良くないです」
お「あんた、いちゃもんつける気?
このまま逝けないわよ 悔しいから」
「あの通帳さえあれば、
あんたがあの通帳さえ隠さなければ、私は道端で死んだりしなかったわ」
ウンタクのおばさん、出所後そんなことになっていたんですね。
*第3話で、ウンタクをいじめていることを知ったトッケビがおば一家に罰を与え、反省の色を見せることなく出所したのが第11話です
おばの恨みのエネルギーが照明を破壊します。
ウ「おばさん、本当にひどいじゃないですか
死んでまで つきまとうなんて」
お「最近、殴られてないから 口答えするのね」
おばの幽霊がウンタクを殴ろうとした瞬間、その手を掴む別の手。
なんとお姉さん幽霊登場。
おばの手を後ろにねじり上げ、
姉「おばさん、誰に手をあげるつもり?」
「私が大切にしている子なんだから・・・手首を折ってやろうか?」
お「ちょっと何よ、この変な女は」
お姉さん幽霊、その言葉にムカついてます
姉「大先輩*に向かって何言ってんの?」
*幽霊としてのキャリアはお姉さん幽霊の方がはるかに長い
姉「ダメね、おばさん私と一緒に逝きましょ」
「私と逝くのよ 私寂しいの」
「それに私、悪女とは相性がいいのよ」
お「放して! 放しなさいよ!」
おば幽霊焦ってます。
姉「とうとう道連れを見つけたわ」
「寂しいあの世への道のお供になるわ」
ウ「行くんですか?」
ウンタクもお姉さん幽霊も、ちょっと別れが寂しい・・・
姉「もう頃合いでしょ 今までありがとう」
「トッケビと幸せにね 小娘(기집애 キジベ)*」
*使い方によってはネガティブな意味にもなる小娘(기집애 キジベ)ですが、この場合はお姉さん幽霊のウンタクに対する親近感の表れと解釈できそうです
姉「おばさん 行き(逝き)ましょ」
おば幽霊を引っ張っていこうとするお姉さん幽霊。
ちょっと待って、と声をかけたウンタクがおばに向かって
ウ「おばさん、育ててくれてありがとうございます
来世ではいい縁でありますように」
お「笑わせないで あんたなんかにもう会わないわ」
おばの幽霊と一緒にあの世に旅立つお姉さん幽霊。
最初の頃は、ウンタクをあの世へのお供にしようとしていたお姉さん幽霊でしたが、気がつけば良い友人のような間柄になっていたのですね。
最後の最後まで悪態をつくおばさんでしたが、お姉さん幽霊に連れていかれ、悪鬼にならずに済んだように思います。
死神からの贈り物
ここも再現にてご紹介。
呼ばれてトッケビの家にやってきたウンタク。
待っていたのは死神。
死「よく来たな、呼んだのは私だ ちょっと渡すものがあって」
ウンタクの表情が曇ります。
ウ「ひょっとして名簿*が来たの?」
*死神の死亡予定者名簿 これを見て、死神たちは担当する亡者のもとへ訪れます
死「違うよ、そんなのじゃない」
ウ「違うのか、びっくりした」
死「心配か?名簿がくることが?」
ウ「心配というより、知りたいんです
私の運命がどう変わったのか」
死「お前の運命には変数が多いから」
ウ「そうですね 烙印(=首のあざ)もなくなったし、剣も抜いたし
それで、こうして9年間無事に生きてこれたので」
「でも、私が処理(名簿)漏れという事実は変わらないし
生まれてこなかったかもしれないし、
愛する人を失ったこともある
しかも今、こうして私の目の前にいるのは死神で」
「何より人間はいつか死ぬものだから
だから世の中は美しいんですね」
「それで、記憶が戻ってから最初に考えたのは“今日が最後かのように生きよう”ってことです」
「今日が最後なら、この記憶が 私が愛する人の最後の記憶だ
だから“一瞬、一瞬を死ぬ気で生きて愛そう”って」
ウンタクの話をじっと聞いていた死神が口を開きます。
死「お前の人生はすでに美しい、これは伝えておく」
死神にそう言われて、笑うウンタク。
ウ「ところで、渡すものって何ですか?」
死神がウンタクの目の前に差し出した箱に入っていたのは・・・
ソバの花束(トッケビ新婦のブーケ)
死「結婚おめでとう トッケビ新婦」
ウ「ありがとうございます」
感激して涙ぐむウンタク。
死神からの結婚祝いの品がブーケとは驚きました。
しかもソバの花*で作ったブーケ!
*第1話で、19歳の誕生日にトッケビから受け取ったのもソバの花束でした。
韓国では、ソバの花の花言葉は「恋人」「愛の約束」
ちなみに日本では「愛らしさ」「懐かしい思い出」「喜びも悲しみも」「幸福」「誠実」など
少しニュアンスが違うようです。
(日本で云われる花言葉はイギリス由来のものが多いそうです)
こうして迎えた結婚式当日
あなたに出会えたのは 私の喜び
トッケビが汲んできた水を供えて、ソバ畑で挙げるふたりだけの結婚式。
誓いの言葉を述べます。
死が私たちを引き裂く時まで
お前のすべての言葉に、それが何であれ
俺も
死が私たちを引き裂いても
あなたのすべての言葉に、それが何であれ
私も
自宅に帰り、死神・ドクファ・キムドヨン代表の3人とささやかな披露宴を開きます。
「シャンパンは7度から9度が一番いいんだ」
そう言って手に持つ死神。
冷気発生
(死神は冷やす能力を持つ)
それを目の当たりにして、目が点になるキム代表。
「奥の部屋のおじさん!」
死神の行動を注意するドクファ。
「あ~飲まなくても 酔ってるみたいだ」
そんなドクファの言葉に
「飲まなくてどうする?」
今度はトッケビが、念力を使い冷蔵庫からドリンクを取り出します。
とうとうしゃっくりまで出始めたキム代表。
「一気飲み!」
取り出したドリンクをドクファに渡すトッケビ。
「あ~おじさんまで やめてくれよ」
一般人(キム代表)がいる前で、互いに超人パワーを発揮する死神とトッケビに、ドクファはため息。
ウンタクがキム代表に声をかけます
「大丈夫ですか?顔色が悪いですよ」
「ええ、大丈夫・・・」
言いかけたその目の前でグラスを瞬間移動させる死神。
シャンパンを飲む前に・・・
とうとうキム代表、気を失ってしまいます。
幸いすぐに復活(笑)
そして小声で「歌え! 歌え!」と手拍子とともにコールします。
続く死神とドクファ。
「やめてくださいよ・・・」
制するウンタクを横目に
『こんなに多くの人の中から お前に出会えたのは幸運だ』
歌い始めるトッケビ。
新郎に急かされ、新婦も歌を披露。
『こんなに広い世界の中で』
はい、ご一緒に♪
『あなたに出会えたのは 私の喜び~』
このとき二人が歌った曲は
ヨヘン スケッチ(여행스케치 旅行スケッチ)の 運命(ウンミョン 운명)
ロケ地:ソバ畑 鶴原(ハグォン)農場
トッケビの家(室内)南楊州(ナミャンジュ)総合撮影所(当時)
ロケ地記事:トッケビのロケ地!~郊外編~
初めて夫婦として迎える夜。
「Good Night 愛してる(사랑한다 サラ<ン>ハンダ)」
トッケビの本心からの “愛してる” に安心して眠りにつくウンタク。
*第5話での表情も感情もない「愛してる」とは全く違います
完璧な1日
幸せいっぱいで仕事も励むウンタク。
DJ「最後の曲です みなさんお幸せに」
「OK お疲れさまです」
PDのウンタクがOKを出し、今日の番組も無事に終了しました。
同僚の放送作家に
「今日の放送 すごく良かった
時間もぴったりで 選曲も最高
リスナー掲示板の反応もいいし
珍しく完璧ね」
と声をかけられるウンタク。
「得意になっちゃうじゃない
じゃ、私ゲストミーティングに出て、そのまま退勤するから」
お疲れ~
また明日
ラジオブースを離れるウンタク。
こちらも
幸せいっぱいで買い物を済ませたトッケビ。
手には花束を抱え、笑顔あふれた表情で帰路につきます。
計算外の死
この場面も再現でご紹介します。
こちらはいつも通りに仕事をこなす死神。
名簿を受け取ると、子どもの名前が。
「幼稚園のバスが事故に遭うようです」
後輩の死神が声をかけます。
後「こっちは運転手のようです」
死「今はこの仕事が罰のように感じられる」
電話を受ける後輩。
「アジョシ!」
名簿から顔を上げると、帰宅途中の車から死神に手を振るウンタク。
手を振り返す死神。
戻ってきた後輩がから受ける思いもよらない報告。
後「先輩、名簿チームからですが、“今日の名簿を破棄せよ”とのことです」
後「子どもたちの命運が変わったそうです」
笑顔で死神に伝える間にも、消えていく名簿の文字。
死「そうか?」
後「一体どうして変わったんだ?」
首をかしげる後輩の言葉に、表情がみるみる曇っていく死神。
手を振り、通り過ぎたウンタクを思い出す死神。
死「名簿が届かなかった ある死のおかげだ」
後「名簿が届かない死もあるんですか? それ何ですか?」
涙目になる死神。
死「計算することができない死」
車中でトッケビからの電話を受けるウンタク。
「犠牲」
聞こえる死神のつぶやき。
ト「今どこだ? まだ帰らないのか? こんな危険な世の中で 今何時だと思っているんだ」
ウ「今は午後4時で 私は会議に行くところです」
「ちょっと待ってください。右折してから・・・」
ト「右折は右側だぞ」
ウ「・・・ったく」
ウンタクの視界に入る横断歩道を渡る幼稚園児たち。
坂道を下り始めた無人のトラック。
トラックの暴走に気づいたウンタク。
ワインの準備をしながら新妻の帰りを待つトッケビ
ト「もしもし?ウンタク?チ・ウンタク~」
ウ「幼稚園のバスが・・・私が避けたら あの子たちが・・・」
ト「何だ?よく聞こえない 何かあったのか?」
ウ「私何してるんだろ?」
ブレーキを踏み、トラックの行く手を阻むウンタク。
届かない声 聞こえない音
衝突音だけが響く世界
流れるウンタクの独白
考えてみたら、完壁な一日だった・・・
目を覚ますと、あの人の胸の中にいて
目玉焼きも完壁につくったし
満足のいく生放送だった
そのすべての完壁なものは、
私をこの瞬間に連れて来るためだったようだ
だから、遅れるなと・・・
割れるワイングラス
飛び散るガラスの破片
ト「もしもし? 今どこだ? チ・ウンタク! 今どこにいるんだ?」
部屋を飛び出して行くトッケビ。
ふたたび流れるウンタクの独白
1分1秒も遅れてはいけなかったんだ
こうなる運命だったんだ
昨夜のトッケビの言葉を思い出すウンタク。
「Good Night 愛してる(사랑한다 サラ<ン>ハンダ)」
ウ「私も(나두 ナドゥ)」
建物の屋上から事故現場を見る死神と後輩。
人間の犠牲は神が計算できない領域で、見通すことすらできないだろう
それはその瞬間の本能であり、完全に一人の人間の選択だから
人間だけができる選択だから
後輩のもとに遅れて届いた亡者名簿
『29歳 チ・ウンタク』
死神の悲しいつぶやき
「ひどく意地悪な神の質問に
ひどく悲しい答えを出しだんだな
処理(名簿)漏れ(=ウンタク)」
事故現場を見つめる肉体を離れたウンタクの魂
園児たちが無事であることに安堵した表情を見せるウンタク
死「戌寅年 庚申月 癸亥 生まれ
29歳 チ・ウンタク
ご本人・・・ですね」
死神の呼びかけに頷くウンタク。
ウ「どうして?と思いながらも止まっていました
すごく怖かったです、アジョシ」
テレビで報道されるウンタクの事故。
ウンタクが自分を犠牲にしてトラックを止めたことを知る女性たち。
「天使だったんじゃない?
私 ああいう人は天使だって信じてる
あの人がいなければ
もっと多くの人が死んだだろうから」
悲しすぎる・・・この場面。
新妻の帰りを待つウキウキした表情のトッケビ。
その電話の先で起きる事故。
以前、死神がウンタクを見つめ心の中で呟いたことがあります(第6話)
お前は29の時も死神に会うだろう
私でないとしても
それが “処理漏れ(名簿漏れ)”の運命だ・・・
この世には秩序が必要で
9は神の数であると同時に
完全数である10に最も近い未完の数だから
それも頑張ってみろ
トッケビの選択により、一旦はその運命から逃れたかのように思われたウンタクだったのですが・・・
ウンタクの選択
この場面も再現にて。
亡くなったウンタクは、初めて訪れた死神の職場を見て話しはじめます。
ウ「死神アジョシの仕事場は、こういう場所なんですね いい感じですね」
「アジョシ、私知りたいことがあるんです
人間には4回の生があるそうですね
私は何回目の生だったんですか?
亡者には教えてくれてもいいでしょう?」
死「お前は1回目だった」
その言葉に笑顔を見せるウンタク。
ウ「よかった あと3回残ってる」
その場に飛び込んできたトッケビ。
一歩、また一歩とウンタクのもとへ歩み寄ります。
今にも泣き出しそうなトッケビとウンタク。
「お茶を淹れてくる」
ふたりが話す時間をつくる死神。
こらえきれずに泣き出すトッケビ。
そのトッケビを優しく撫でるウンタク。
ウ「私が前に話したこと覚えていますか?
残った人は 一生懸命生きるべきだって
時々泣くかもしれませんが、
たくさん笑って、凛々しく・・・
それが受けた愛への礼儀だと」
ウンタクを抱きしめるトッケビ。
ト「どうしてこんなことに・・・
どうして私にこんなむごい仕打ちを・・・」
ウ「ごめんなさい
本当にごめんなさい」
ウンタクを抱きしめたまま、声を上げて泣くトッケビ。
ウ「私を見て 顔を見せてください」
「アジョシ、わたしの願い事のうち、まだひとつ叶えてないでしょう?」
ウンタクを見つめるトッケビ。
ウ「今、お願いを叶えてくれませんか?」
「あまり長く悲しまないで
また会いに来るから 私を待って
あまり雨を降らさずに*
市民に迷惑をかけないように」
*トッケビが憂鬱になると雨が降るため
ト「ひとつなのに、どうしてみっつ言うんだ?」
「お前なしに どうやって生きればいいんだ?」
ウ「いないのは 少しの間だけです」
「約束します
次は私が来ます
必ずあなたを探しに来ます」
「次の生では
必ず長生きする運命で生まれて
末永くあなたのそばにいます」
「そうできるように
あの世で神様にお願いします」
涙が止まらないトッケビ。
(視聴者も涙が止まらない)
死神に最後のお願いをするウンタク。
ウ「みんながいなくなったら、この人のこと よろしくお願いします」
頷き、お茶を差し出す死神。
死「忘却のお茶です」
「この世の記憶を忘れさせてくれます」
首を横に振るウンタク。
ウ「お茶は飲みません」
ウンタクの選択を尊重する死神。
ここでお茶を飲まず、ウンタクは前世の記憶を持って生まれ変わろうとしています。
来世でトッケビを探し出すためです。
ウ「私 もう行かなきゃ」
泣き止まないトッケビを優しくなだめる新妻ウンタク。
ウ「早く戻って来ます
走って行って、戻って来るときも走って来ます」
顔を上げたトッケビ。
ト「必ず来るんだぞ 100年かかっても、200年かかっても待っているから」
そのことばに何度も頷くウンタク。
つないでいた手を放し、扉へ向かうウンタク。
その足音だけが響く死神のティールーム。
トッケビと死神はウンタクを見送ることしかできません
一人で門をくぐるウンタク
最後に振り返り
ウ「また後で会いましょう」
扉が残酷な音を立てて閉まります。
泣き崩れるトッケビ・・・
「トッケビ」には名シーンがいくつもありますが、この場面は何度見ても、わかっていても、毎回涙が止まりません。
死神とサニーが悲しい「今生の別れ」だった分、トッケビとウンタクの幸せが続いて欲しいと願ったのですが・・・
セリフ、表情、視線、手の動き、息遣い・・・すべてが涙を誘います。
トッケビの涙
自室で机に向かい筆を走らせるトッケビ。
今にも泣きそうな表情でしたためるのは
『愛し愛されたトッケビの花嫁 ここに眠る』
こらえきれずに頬を伝う涙。
10年前、ウンタク19歳の誕生日に会った海岸へ向かったトッケビ。
自筆の書を燃やし、ウンタクを弔います。
悲しみをたたえたトッケビの瞳。
流れる死神の独白
その日 名簿漏れは 誰かの涙の中を延々と歩いて行った
昼か夜かわからない日々が 雨の中を過ぎて行った
とても長い雨季だった
名簿漏れは 守護神が去ったこの世に
守護神を召喚して 去って行った
これ以上ないほど 寂しく燦爛(さんらん)な守護神を
まるでトッケビの涙に濡れたかのように、雫が落ちるウンタクの赤いマフラー
↑
私には、このマフラーが泣いているように見えました。
続いて、最終回の結末までを紹介します。
トッケビの最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~後編~
トッケビの涙のような雨を見つめるサムシンハルメ(お姉さんバージョン)
子どもの守護神 サムシンハルメ
出典:https://wiki.d-addicts.com/Goblin_OST
第8話で描かれた
サムシンハルメがトッケビに「無に帰る=剣を抜き、命を終える」ことを促す場面
ここでのやり取りで、産神であるサムシンハルメが、ウンタクだけでなくトッケビ(=キムシン)をこの世に産み出したことがわかります。
ウンタクがあの世で母に会うことを願い
トッケビ(キムシン)の痛みが和らぐことを願い
そして
目の前にいる子どもたちの成長を願う子どもの守護神。
高校生とおぼしき2人の少女。
そのうちの1人が、友人の髪を留めるピンに目をとめます。
(この年頃の少女には少し幼いデザイン)
A「あんた、そのピン何なの? まさか自分で買ったの?」
B「違う、父さんが選んだ*の」
*少女の父は、高麗時代キムシン(のちのトッケビ)の忠実な部下だった人物の生まれ変わりキムウシク
*星のついたピンは、かつてキムウシクが「娘のため」とサムシンハルメの露店で購入したもの
A「じゃあ、お父さんに会うときだけすればいいのに・・・」
B「私は父さんが見ても見てなくても、父さんのこと愛してるから 口を挟まないでよ」
A「私にはピンを買ってくれる父親もいないから・・・分からなかったの」
B「冗談よ、真に受けちゃって」
そんなやり取りをする少女たちを見つめるサムシンハルメ。
B「何見てるんですか おばさん」
サ「最近の若者は怖いわね」
そう言いながらも、笑顔で少女たちに向き合うサムシンハルメ。
「アガ(아가 一般的には赤ちゃん)」と2人に呼びかけるのは、きっと2人の誕生にサムシンハルメが関与したのでしょう。
*아가 アガ 一般的には赤ちゃんだが、他の使われ方もある
日本語の赤ちゃんの語源だという民間の説もある
「そのくらいの歳でそう思うのはわかるけど、必ずしもそうでなくてもいいのよ
ただ あなた達が可愛くて 見ていただけだから」
A&B「すみません」(素直になったのはサムシンハルメの力?)
サ「もっとかまぼこ(練り物)あげようか?」
A&B「はい!」
こうして温かく見守られて子どもたちが育つといいなぁ、と思います。
待ち続けるトッケビ
ウンタクが残した赤いマフラーを首に巻いて、思い出の残る街を歩くトッケビ。
そこかしこに彼女の姿を思い出します。
自分を忘れたウンタクと並んで歩いたとき
ウ「初恋とは結ばれないものだから とても愛していたようですね」
ト「そのようです こんなに耐え難いということは」
危ないときはいつでも呼び出せと言ったら
ウ「おじさんに会いたくて 息も吸えなくて すごく危なくて」
そんな彼女の可愛い“危ないとき”に笑みがこぼれた瞬間
初恋の相手がウンタクのことだと思わない彼女に詰問されたとき
ウ「相手の女性は忘れたのに、代表はまだ忘れられないようですね」
ト「はい、一日も、一瞬も・・・」
まるで今の自分の心境のような、あの日のやりとり
何度も通った書店の前で
ウ「でも・・・頭はそうして強く押すんじゃなくて、優しく撫でるものなんです」
手を伸ばし、自分の頭を撫でてくれたウンタクの姿
すべての眩しかった時間
そうして月日は流れ・・・
30年後
思い出の歩道橋にひとり佇む死神。
翌日、後輩の死神に渡される一通の封筒。
後「最後の名簿です・・・長い罰が終わりました」
死「一枚か?」
後「はい」
死「とうとうこの長い罰も終結か」
後「おめでとうございます 安らかに逝ってください*」
死「世話になったな ありがとう」
涙をこらえる後輩。
*前世の大罪(詳細は「神の意志」の項)により、生きてもいない、死んでもいない「あの世の使者 저승사자(チョスンサジャ)」として存在する罰を受けている
贖罪(しょくざい)が済めば、罰から解放され本当の「死」を迎えられる
家に戻り、自分の部屋の整理をする死神。
帽子を手に取り
「もうクリーニングに出すこともないだろうな」
とつぶやきます。
*トッケビが度々けなす帽子ですが“ドライクリーニングオンリー”の品です
先ほど受け取った名簿の封筒を開く死神。
表情が曇ります。
名簿の名は 金善(キムソン)
サニーでした。
六十八歲、丙子年 戊戌月 乙未日 八時 二分 病死
「便り、伝えないと言ってたのに・・・知らせが届きましたね・・・」
家を出る前にトッケビに声をかける死神。
死「最後の出勤だ」
ト「頑張れよ」
死「元気でな」
ト「どの時間で どんな姿であれ 幸せに」
死「今まで幸せだった 雨を降らすなよ」
ト「心配するな 別れには慣れている」*
死「洗濯の脱水が終わったら ちゃんと干すんだぞ」
半ばあきれるように、笑って返すトッケビ。
死「(洗濯物を)干し終わったら、ティールームに来てくれ
規則にもう一度背こうと思う」**
「どうせもう逝くんだし」
トッケビは、死神のメッセージがわかったのでしょうか?
それにしても、古女房のような死神。
考えてみると、
ウンタクが旅立ってから、彼女との約束を守って30年間トッケビの面倒を見てきたのでしょうから。
<解説>
* トッケビは900年以上もの間、自分に仕えてくれたユ(柳)氏一族を代々見送り弔ってきています。
また、30年前には、愛する妻ウンタクとの悲しい別れも経験しているのです。
** 以前、ウンタクの死亡名簿が届いたとき何度かトッケビに知らせ、その危機を防いでいました。
そのことが原因で、監査部から業務停止処分と前世の記憶を取り戻すという罰を受けた経験があります。(第13話)
死神最後の仕事
扉(門)を開けて入ってきたのは、30年前に今世での別れを告げたサニー。
立ち上がり、ずっと思い続けていた女性(ひと)を見つめる死神。
サ「全く変わりませんね 変わらずカッコいい」
フッと口元が緩む死神。
サ「元気にしていましたか?」
死「連絡しないと言っていたのに」
サ「忘れていました、付き合っていた男が死神だってこと
その知らせが、まさかここに届くとは」
死「会いたかったです」
サ「そうだと思いました」
しのばせていた翡翠の指輪を取り出す死神。
サニーの手を取り、その指にはめます。
指輪を見て笑みがこぼれるサニー。
死「一度ちゃんとはめてあげたかったんです
あんな風に無理やりはめてしまい*、すみませんでした」
*高麗時代、死神の前世・王黎(ワンヨ)は、嫌がる王妃・金善(キムソン)にこの指輪をはめたのでした
サ「とても・・・会いたかったです」
死「そうだと思いました」
微笑むサニー。
死「サニーさんが、私が導く最後の亡者です」
サ「そうなんですか じゃあ、その後は? 私たちはどうなるんですか? こうしてハッピーエンドなんですか?」
死「サニーさんは3回目の生ですね」
サ「あなたは?」
死「さあ・・・」
サ「これが最後かもしれないのですね」
死「あなたのお兄さんが来ています」
振り返るサニー。
ティールームの外には、妹の最後を見送りに来た “兄” キムシン(トッケビ)の姿がありました。
笑顔を見せるサニー。
ト「相変わらず 兄のことは眼中にないな」
サ「こうしてでも、顔を見て逝けるので嬉しいです」
ト「私がいい友を持ったからだ」
こちらも笑顔を見せる死神。
サ「兄上を置いて、先に逝ってすみません お元気で いつかまた会いましょう」
ト「幸せになるんだぞ」
立ち上がり、サニーの手を取る死神。
死神としっかり手をつなぐサニー。
扉の方へ向かいます。
トッケビに見送られながら、階段を登るふたりは笑みを浮かべていました。
生きている間は、手をつないで歩くこともできなかった死神とサニー。
いつもサニーが引っ張るカップルでしたが、最後は死神のリードに任せて・・・なんだか幸せそうにも見えました。
最後の最後は、神による計らいだったのかもしれませんね。
ロケ地:死神のティールーム 南楊州(ナミャンジュ)総合撮影所(当時)
ロケ地記事:トッケビのロケ地!~郊外編~
侘しく燦爛たる神トッケビ
ソバ畑に流れるトッケビの独白
妹も、友も、花嫁も去った
そしてやはり 私は一人で残されている
トッケビの孤独が伝わる場面です。
かつて「褒美のように思えた永遠の命は罰だった」と語ったトッケビ。
愛する人たちを1000年近く見送り、弔ってきた彼のそばには、誰も残ることができないのです。
そんな孤独なトッケビにある出会いが・・・
虚ろな心を抱え、ひとり水辺でベンチに腰を下ろすトッケビ。
そこにやって来た男性。
ため息をつきながら、なぜかトッケビと並んで腰を下ろします。
持参したサンドイッチを二つに折り、一つにかじりつくとトッケビの様子を伺います。
「元気出してください」
残りの一つを差し出す男性。
トッケビが手を出さないとみると、話を続けます。
「どうしてサンドイッチが二つあるか分かりますか?
一つずつ分けて食べろってことです。
断らずに受け取ってください」
「この広い世界で、誰かは私たちの味方になってくれますよ」
「さぁ」
そう言って差し出されたサンドイッチを今度は受け取るトッケビ。
これまで、トッケビのチャンスアイテムとして度々登場したサンドイッチ。
いつもトッケビが与える側だったのに、今回は受け取る側に。
「若いのに、何か大変なことがあったんですね
でも元気を出しましょう
晩年にひかり輝く人生もあるはずです」
受け取ったサンドイッチを手に、男を見つめるトッケビ。
流れる独白
誰の人生でも神がとどまる瞬間がある
あなたがこの世から遠のいている時
誰かがこの世に向かって背を押してくれたのなら
それは神があなたのそばにいた瞬間だ
「じゃあ 先に行きますよ」
食べ終えた男はトッケビに声をかけ、席を立ちます。
「キムさん、そっちではなく こっちに行くんだ
君の助けが必要な人がいるだろう
サンドイッチ のお礼だ」
訝しげな表情の男性に微笑みかけるトッケビ。
まもなく・・・
トッケビに言われた方向に歩み出した男性は、ある年配の人を見かけます。
車を停め、ボンネットを開け、覗き込む初老の男性。
運転手が声をかけています。
「会長がご覧になってわかるんですか?」
「はい~(=ネ 네) ひとまず故障したということはわかります」
初老の男性は会長になったキムドヨンでした。
(秘書の頃からの口調 “はい~(=ネ 네)” は変わらないようです)
「私が見ましょうか?」
トッケビにサンドイッチを分け与えたキム某氏が声をかけます。
(キャスト情報を調べたのですが、現時点でお名前は不明- 私の中では韓国版名倉潤さん-)
会「見てわかりますか?」
某「この仕事を20年しているんです」
そう言って車を見始めるキム某氏。
キム会長は笑顔でその様子を見つめます。
某「保険会社に連絡すれば早いのに、どうしてこんなことしているんですか?」
会「ああ・・・」
会「保険会社に連絡しましたか?」
運転手に尋ねると
運「会長がボンネットを開かれたので、そちらに気を取られて・・・すぐに掛けます」
会「おそらく新しい縁に会わせてくれたようです」
某「縁ですか?ロマンチックですね」
会「はい~(=ネ 네)そういう方です」
キム会長、今ではトッケビを知る数少ない人物です。
多分、トッケビの意思が働いていることに気づいていると思われます。
「苦しい時の神頼み」ということばがありますね。
何とかしてほしい・・・と願う気持ちや実際に祈ったこと、多くの方が経験しているのではないでしょうか。
トッケビが語る「神について」を聞いた(目にした)とき、
『神の方から近づいてくれたとき 私は気づいてきたのだろうか?』
ふと、そんなことを考えました。
輪廻転生
旅支度をして家を留守にするトッケビ。
無言で、主(あるじ)も賑やかな住人もいない室内を見渡します。
その途中に出くわした、とある撮影風景。
運転席にいるのは、妹ソンの生まれ変わり
助手席に座るのは、死神の生まれ変わり
と思われる2人。
2人に目が引き寄せられるトッケビ。
かつて弔いのため、前世での2人の名を書き、風灯を飛ばしたことを思い起こします。
トッケビの独白
その日風灯をあげながら私は、
私の妹と私の主君が来世でまた出会えることを
また出会えたその生では幸せになることを祈った
2人の様子を見て、満足気な顔で立ち去っていくトッケビ。
その生まれ変わりと思われるおふたり。
今回の生では、どのような縁で結ばれているのでしょう。
生まれ変わった死神とサニー
“あ~っ” 後ろに手をねじり上げられ、思わず悲鳴をあげる女優・旧ソン。
(キャスト情報を調べたのですが、現時点でお名前は不明 – 旧ソンと記しておきます)
旧ソ「何よこれ」
乱暴な扱いをする男に食ってかかる旧ソン。
男 「犯人を制圧するときは一発で 手錠をかけるときは容赦なく ミランダ原則の告知は正確に
あなたは黙秘権を行使でき、不利な陳述を拒む権利がある」
旧ソ「もう、何なのかって聞いたじゃない 理解できないんですか?」
男 「逮捕するシーンの見本を見せてくれと言ったでしょう」
旧ソ「はぁ~・・・見せてくれとは言ったけど、私にしろとは言ってません
犯人はあっちにいるでしょう あそこ!」
犯人役の女優を指差す旧ソン。
男 「あ~ 犯人はあの人ですか? (あなたが)すごく犯人っぽかったから すみません」
旧ソ「パッと見 刑事に見えない?」
男 「パッと見ても、二度見しても、じっくり見ても犯人っぽいです」
旧ソ「この人は全く・・・私のどこが犯人っぽいの?
私があなたの心を盗んだとでも?」
男 「パッと見、賭場にいるマダムっぽいな 頭のてっぺんから足の先まで」
旧ソ「私がマダムだから・・・これはアンダーカバー(潜入捜査)なんです Undercover!
これは2016年を背景とした時代劇だから・・・もういい!」
旧ソンかなり怒ってます。
しかし2016年が時代劇となると、何年の設定なのでしょう?
旧ソ「監督 この人何なんですか? どうしてこんな・・・」
監督「挨拶させてなかったな 私たちの撮影協力をしてくださる強力班の刑事さんだ」
男 「江南署の強力班イ・ヒョクです」
死神は、刑事イ・ヒョクとして生まれ変わったようです。
第5話で、名前がなくてウンタクに相談したとき、自分で考えた名前に「ヒョク」を挙げていました。
握手するため手を差し出すイ・ヒョク。
旧ソン「ヒョクだって、嘘みたい」
ヒョク「聞こえてますよ」
その夜・・・
かなりレトロなホテルにやって来た旧ソンとヒョクのふたり。
受付の女性に、言い訳じみたことを話す旧ソン。
旧ソン「あ~誤解しないで、私女優なんですが、ロケに来たのにスタッフがホテルを予約してなくて・・・
仕方なくここに来たんです」
横にいるヒョクを突っつきます。
ヒョク「スタイリストです」
受付 「部屋が一つしかないんだけど・・・」
旧ソン「どこもかしこも部屋が一つしかないなんて・・・仕方ないわね その部屋でいいです」
ふたたびヒョクを突っつく旧ソン。
ヒョク「早く(鍵を)ください」
旧ソン「どうせ外に出ても足が痛くなるばかりだし、足が痛いとむくんじゃうし、早く寝ないと、
お肌にも影響して明日も撮影なのに・・・女優の部屋を準備しないなんて」
受付 「誰も聞いてませんよ、はい、鍵」
旧ソン「先に行ってください、スタイリストさん」
部屋に向かう2人の後にやって来た別のカップル。
「空き部屋ありますか?」
「あら、どうしましょう 一部屋しか空いてないけど」
立ち止まったヒョクに「聞かなかったフリをして」と部屋に行くよう促す旧ソン。
彼女の手をしっかりと握り「聞こえなかったです」と部屋へ向かうイ・ヒョク。
前世とは違い、元死神かなり積極的(笑)
別の場面ではこのようなふたりの姿も描かれます。
カフェで話す旧ソンとイ・ヒョク
ジュースの飲み方は前世の死神とまったく変わらないイ・ヒョク。
旧ソン「それで、私たち何なんですか?」
ヒョク「何がですか?」
旧ソン「その・・・付き合おう、好きだ、こういうのいつ言うんですか?言わないつもり?」
このあたり、前世のサニーとまったく変わらない旧ソン。
ヒョク「私が先に言わなきゃいけませんか?」
旧ソン「じゃあ私が先に言わなきゃいけませんか?
これでも女優なのに、先に好きになったのもムカつくのに」
ヒョク「誰が言ったんですか?先に好きになったと?」
旧ソン「みんな!私が先に好きになったって言うんです 違うんですか?」
多分、お泊まりしてから撮影メンバーの間で噂になったのでしょうね
ヒョク「違います」
旧ソン「何がですか?」
ヒョク「私が先に好きになりました
これが私の陳述・・・いえ、私の本心です。」
その言葉に思わず頰が緩む旧ソン。
旧ソン「もう少し遅れていたら、私が先に好きになるところでした
手を貸してください」
ヒョクの腕にブレスレットをつける旧ソン。
ヒョク「何ですか?」
旧ソン「手錠のようなものだと思ってください
今私の心を盗んだから
この死神(=サジャ 使者 사자)見えますか?
あだ名が “強力班の死神” だそうですね」
ヒョク「これ、賄賂ですか?」
自分の手首につけたお揃いのブレスレットを見せる旧ソン。
旧ソン「逮捕すればいいでしょう」
立ち上がり旧ソンにキスをするヒョク。
旧ソン「じゃあ、今日から私たち交際1日目ですよ」
キスの続きをするふたり(きゃ〜)
このときのお揃いのブレスレットは
STYLUS(スタイラス)ライオン ブレスレット(兼チョーカー)
「トッケビ」とのコラボジュエリーとして人気の品で、ライオンのチャームがポイントです
※「守護天使(運命のロゴ入り)」トッケビブレスレット
<解説>
「死神」は 「저승사자(チョスンサジャ)」と書きます
韓国での死神は「死者を迎えに行き、あの世へ導く使者」
「使者(サジャ)」と同じ綴り、音なのが 「ライオン=사자(サジャ)」
死神の職場であるティールーム
入り口にある「ライオン型」のドアノッカーが何度かアップで映るシーンもあります
(最後になって、あのドアノッカーの意味がわかりました)
死神もサニーも同じ時代に生まれ変わり、ふたたび出会えて良かったですね。
気になるのが、「どれくらい経っているのか?」と言うこと。
ハッキリと何年後であるのか、ドラマでは示されていないようです。
手がかりになりそうなことは
- 2016年を背景とした「時代劇」を撮影している
- ウンタクの死後30年経って、死神とサニー(享年68)があの世へ旅立つ
- キム秘書として先代のユ会長に仕えていた人物が会長として存命?
ただ1と3は矛盾する気もします
キム秘書として働いていた頃をどんなに若く見積もっても30代前半。
存命だとすれば、元気な90代?
すると2016年を時代劇の舞台とするには、無理があるような・・・
いつか原作本を読んで、この間の時間の流れを感じてみたいと思います。
脱線した話をドラマ「トッケビ」に戻します
ふたたびケベックで
トッケビの旅行先は、ケベックだったようです。
執事に声をかけられるトッケビ。
執「どこかにお出かけですか 旦那様」
ト「散歩をしようと思って」
執「大通りはお避けくださいませ 韓国から修学旅行生が来ており、騒がしいので」
ト「行ってくる」
執「はい 旦那様」
ユ(柳)氏一族が眠る丘に腰を下ろし、本を読むトッケビ。
これまでに多くの人を見送り、また新たな出会いを待つトッケビ。
いつまでも最初で最後のトッケビ新婦を待ち続けるトッケビ。
丘の上に見える人影。
手にするのは綿毛となったタンポポ。
吹く風に初雪のように舞う白い綿毛。
手に持つタンポポ ~ Dandelion ダンディライオン ~ があの人を見つけてくれたみたい。
「見つけた!」
前世でのふたり
千年万年続く悲しみなんてない
千年万年続く愛もない
「私はあるに一票」
どっちに賭けるんだ?
悲しみか? 愛か?
「悲しい愛」
その声に振り向くトッケビ。
近づいていく現世でのふたり。
制服姿の彼女を笑顔で迎えるトッケビ。
「アジョシ 私が誰かわかりますよね?」
「私の最初で最後のトッケビ新婦」
ロケ地:Parc du Bastion-de-la Reine(クィーンズ公園)
ロケ地記事 トッケビのロケ地!~カナダ編~
長い年月を経て、運命に導かれふたたび巡り会うトッケビとトッケビ新婦。
今世の新婦の名は「パク・ソミン」
約束どおり長生きをして、末永く共に過ごせますように・・・
次に、最終回の結末の場面の意味について、私なりの考察を紹介しようと思います。
キムゴウンさんの魅力を徹底紹介!演技力とファッションにも注目の超愛されキャラ!
トッケビのコンユさんの魅力を映画も含めて紹介!本当に臆病?先祖はあの超有名人!
■「トッケビ」の記事一覧!もぜひあわせてご覧ください♪
トッケビの最終回(16話)の結末の伏線や意味を徹底考察!ウンタクの生まれ変わり?
出典:https://wiki.d-addicts.com/Goblin_OST
第2話
トッケビが「法事がある」とユ氏一族の墓碑を訪れる場面
ホテルに残されたウンタクが歩いて公園にたどりつき、トッケビを見つけます。
タンポポの綿毛が初雪のように舞う、とても美しい場面です。
墓碑銘のないトッケビの墓に挨拶をするウンタクのセリフを思い出しました。
「初めまして チ・ウンタクです」
「200年後くらいにアジョシの花嫁になる予定です」
なので、
トッケビとパク・ソミンとして生まれて来たトッケビ新婦は200年の時を経て再会したのではないでしょうか?
そうすると、先ほどの「2016年を背景とした時代劇」というのもわかる気がします。
(あくまでも私の推測なのですが)
そして、両シーンともウンタクが手にするのがタンポポ。
先ほど「死神」と「ライオン」が同じ綴り・音の「サジャ」だとお伝えしました。
タンポポの英語名は「Dandelion(ダンデライオン)」
ここも関連があるのでは?と思うのは深読みでしょうか。
あなたはどう思いますか?
次に美しい風景とともに「トッケビ」の名場面を盛り上げたOST(劇中歌)を紹介します。
思わず口ずさんでしまう、忘れられないフレーズがありませんか?
※当サイトでは、トッケビのキャスト、ロケ地、ネタバレ情報なども詳しく紹介しておりますので、ぜひそちらもご覧ください↓↓
トッケビの曲(歌)!OST(オリジナルサウンドトラック)を紹介!
出典:https://wiki.d-addicts.com/Goblin_OST
それぞれの曲を聴くとドラマの場面が浮かんで来ます。
(条件反射的に涙が出るものも)
それくらい「トッケビ」で使われたOSTすべてが眩しかったのかも・・・
次に、トッケビの最終回の感想を述べたいと思います。
トッケビの最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~感想編~
出典:https://wiki.d-addicts.com/Goblin_OST
日頃は、韓国ドラマや映画でも好んで「史劇(時代劇)」を選ぶ私。
現代が舞台となっている作品で、DVDを出してまで何度も繰り返し見るとなると数が限られます。
この「トッケビ」は、その数少ない作品のひとつです。
実は、日本語字幕での放送まで待てず『英語字幕でもいいから見たい』と思って、初めて英語字幕で韓ドラを見たのが「トッケビ」なのです。
それから、DVDを購入したり、放送や配信で見たり・・・きっとこれからも見ると思います。
今回紹介した最終回(第16話)改めて感じたことがあります。
それは『この1話だけでも、ドラマが出来るんじゃない?』ということ。
それくらい多くの場面と展開が描かれていたと思います。
出来るだけ、場面が浮かびやすいように再現形式でお伝えしてみましたが、魅力の半分も伝えられたのか・・・
(書いている私が「トッケビ」の大ファンということは伝わったかと)
最後にもう一度ドラマ「トッケビ」を総まとめして、終わります。
※「トッケビ」の記事一覧もぜひあわせてご覧ください!
トッケビの最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~まとめ~
単純に「こうして二人は幸せに暮らしましたとさ」という終わり方をしない「トッケビ」。
大人も楽しめる、いえ、大人だからこそ楽しめるファンタジーだと言えそうです。
ウンタクが自らを犠牲にして多くの命を助けた場面。
最終回でまさかヒロインがこんなことに・・・という展開にも驚きましたが、死神が涙目になって語った
人間の犠牲は神が計算できない領域で、見通すことすらできないだろう
それはその瞬間の本能であり、完全に一人の人間の選択だから
人間だけができる選択だから
この言葉がとても印象に残っています。
私にとって、毎日の中で積み重ねる「選択」を改めて考えさせられた場面です。
何度繰り返して見ても毎回、新しい発見、気持ちが揺さぶられる場面、言葉はわからないのに美しく耳に響くセリフやナレーションがある「トッケビ」。
韓国での初回放送は2016年の暮れから2017年初頭でした。
それから早くも7年。
いまだに「トッケビ」ファンは増え続けています。
使われている音楽(OST)も、どれも美しく人気が高いのがわかります。
この記事でもいくつか紹介しましたが、あなたのお気に入りの1曲はありましたか?
最終回の記事ではありますが、これまでドラマをほとんどご覧になっていない方にも伝わるようにと願いを込めて、背景やそれまでの話とのつながりも紹介しました。
この記事が少しでも参考になればうれしく思います。
そして、
いつか「トッケビ」全話のトリビア的な話をまとめることができれば・・・と秘かに考えています。
もし「この場面の意味は?」「どうしてこのセリフが使われているのか?」など疑問に感じることがあれば、お知らせください。
しっかり調べて、お伝えできる機会を持ちたいと思います。
<今回のトリビア>
第14話
- 復活するまで この世とあの世の間をひとり彷徨うトッケビ
- サムシンハルメのナレーションに続き響く神の声
- 動画の最後に、トッケビの問いに答える神の声
この神の声の持ち主はイスンジュンさん!
視聴中の3作品に出演してる😀イスンジュンssi🎵#アルゴン#太陽の末裔#伝説の魔女 pic.twitter.com/GcnyKsPAkS
— こけしこ (@AyugonBoo) 2017年9月25日
「太陽の末裔」「ミスターサンシャイン」「アルハンブラ宮殿の思い出」「ミセン」「ジギルとハイドに恋した私」などなど多数の出演作がありますので、どこかで声も聞いたことがあるのではないでしょうか。
今年も「アイテム」「サイコメトリーあいつ」などに出演されています。
顔を思い浮かべながら、「神の声」を聞いてみてください。
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冬ソナブームの頃には興味がなかった韓ドラにハマって数年。
時代劇が好き。
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