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奇皇后の最終回結末(51話)のあらすじをネタバレ!タファンとの愛はどうなる!?

まりこ
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奇皇后最終回結末あらすじネタバレ_
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まりこ
アラフォーのフリーランス。 
冬ソナブームの頃には興味がなかった韓ドラにハマって数年。

時代劇が好き。
そして復讐ドロドロ系にツッコミを入れたり、ラブロマンスにときめいたりの毎日です。

読み書きは今ひとつの耳だけハングルなので、最初に覚えた韓国語は、
「~씨(~ッシ)」「아이고(アイゴー)」「어머(オモ)」の3つ。

連絡先:whitelife112226@gmail.com
詳しいプロフィールはこちら

出典:https://www.imdb.com/title/tt3322566/mediaviewer/rm713299712

51話にわたる韓国ドラマ「奇皇后」。
ここで「メバク商団頭首の正体」が明らかになります。
(見ている私たちは知っているので“やっと”ですね。)

 

その目的は何だったのか?
長い戦いを制したのは誰だったのか?
元はどうなっていくのか?

そして・・・ふたつの愛〜タファン編はどうなるのか?

 

内容盛りだくさんの最終回。
重要な場面を中心に、「ドラマのあらすじ知っているとその場面がよくわかるポイント」などをお伝えしていきます。

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奇皇后の最終回結末(51話)のあらすじをネタバレ!~前編~

「奇皇后」の最終回はタファンが感じた異変からスタート。

謎解きのヒント<まさかの裏切り>

「記憶を失うようになったのは・・・」

つらつら考えてみると、いつも“コルタが勧める湯薬を飲んだあと”

「まさか・・・」

と言うタファン

信じたくないし、信じられない・・・そんな思いでいっぱいになります。

「コルタ〜」

呼ぶが “母親の病気のため” 外出中
「戻り次第 湯薬を」命じるタファン。

(コルタは例の場所にいるんですよ)

 

メバク頭首の正体 1

そのころ奇皇后(スンニャン)は、ワンユが遺した仮面を使ってメバク商団に潜入。
2人の頭首に戸惑うヨム・ビョンスたち。

仮面を外した奇皇后(スンニャン)を見て、思わず本物の頭首が「皇后!」と声を発します。
(それまで身振りだけで発言は側近が行い、身分を明かすことのなかった頭首が驚きのあまり声を出してしまうこの場面)

「皇后だと?」
「よく分かったな。」
「お前は誰だ?」

正体を問う奇皇后(スンニャン)。

「皇后を殺せ!」

頭首の命令で互いが剣を抜き、敵味方が入り乱れます。

得意の弓で的確に商団のメンバーを倒していく男前な奇皇后(スンニャン)!

あと一歩のところで、メバクの頭を取り逃がしてしまいます。

 

しかし『身近にいる人物』というのは分かりました!

(皇后の装いでないにも関わらず)顔を見ただけで皇后とわかるということは、顔を知っている人物です

 

捕まえたメバク商談の手下を連れて宮廷に戻る奇皇后(スンニャン)。
見かけたタルタル丞相「皇后さま自ら捕縛を?」と声をかけます。
ぺガン丞相が亡くなった後、乞われてタルタルが丞相に就任

 

尋問のため連行される手下を離れた場所から見るコルタと側近ナム

「誰も知りませんのでご安心を。」
「活動を中断し、身を隠せと指令を出せ。」

この場面のように最終回のブラック・コルタが見せる様々な表情にもご注目

 

ちなみにコルタの側近ナムはタファンの護衛武士の一人
タファンは最も身近にいる二人に裏切られるわけです
以前より「信頼できる人がいない」と嘆いていたタファンにとって辛い事実ですね

 

尋問で分かったのはただ一つ。
『頭首は宮廷に出入りしている人物』
ということです。

 

女の闘い~花闘ファイナル 1

側室たちの間に高麗様式が流行るのを苦々しく見る皇太后

「高麗の服を着る者は私が厳罰に処する。」

元の血筋、正当性を大事にする皇太后にとって、貢女(コンニョ)であった高麗人・奇皇后(スンニャン)の影響力が宮廷内で強まるのは苛だたしいばかり。

※史実でも、元で“高麗様子”と呼ばれる美人がもてはやされた時期があるそうです

 

それに対して(高麗も元の影響を受けており)

「文化とは互いに交わるもの。」

と応える奇皇后(スンニャン)。

さらには

「皇太后様に高麗の服を(用意せよ)。」

トクマン(高麗出身)に命じ

「明日の朝礼には私の贈った服でご出席を。」

と皇太后を凍りつかせます。

「この国が高麗と化するのは死んでも許さぬ。」

怒りの形相を見せる皇太后に、暗に宮廷を出て行くよう求める奇皇后(スンニャン)。

宮中の女の闘いも、いよいよ最終局面
黒地に金の刺繍がほどこされた衣装を身につける奇皇后(スンニャン)には、貫禄すら感じられます。

 

メバク頭首の正体 2

頭首が宮廷に出入りする人物であることを皇帝タファンに報告する奇皇后(スンニャン)。
「タルタル丞相がすべての人物を調査中」であることを聞き、表情を曇らせるコルタ。

『メバクの頭首が宮中にいる・・・まさか・・・』

タファンの疑念はますます膨らみます。

 

タファンの湯薬を準備するコルタ。

「皇后に尻尾をつかまれた以上、急がねば。」
「新帝擁立(ようりつ)に同調する者を早く集めさせろ。」

コルタを待つあいだ激しい頭痛に手元の器を落とすタファン。
(その破片を隠し持ち)疑いを持ちながらも湯薬を口にします。

薬を飲んだこと、意識がないことを確認するコルタ。

『決してこのまま気を失ってはならぬ』

手にした破片で、自分の体を傷つけてでも意識を保とうとするタファン。

 

ブラック・コルタが思わず頬をゆるめ、ささやきます。

「新帝を立てるまでは死なせませんよ。」
「患いながら生きてください。」
「新しい世を開く準備が済めば、そのとき楽に逝かせて差し上げます。」

※奇皇后(スンニャン)が生んだアユシリダラが皇太子であるため、このままタファンが亡くなると皇位を引き継ぐため

 

思わず手にした破片を握りしめるタファン。

コルタの側近ナムがやって来て

「頭首」

とコルタに声をかけます。

おいおい、いくらなんでもタファンの寝所でコルタを“頭首” と呼んじゃダメでしょ!
(ツッコミどころ満載)

「皇太后が今夜、新帝に賛成する者を集めるそうです。」

その言葉に「そうか」ニヤリとするコルタ。

二人の会話を聞き、ひとり涙を流すタファン。

『コルタが毒薬を飲ませ、自分の命を狙っていること』
『メバクの頭首がコルタであること』

の両方を知ることになったのです。

「そなたが裏切り者なのか」
「なぜ そなたが・・・」
「なぜ・・・」

これまで誰よりも信頼していた分、裏切りを知ったときのショックは並大抵ではありません。

 

皇太后派の思惑 1<新皇帝擁立に向けて>

新皇帝候補はパルラ(パルラチョプ)
擁立するのは、皇太后、かつてペガンに従っていた者、そしてメバク商団に身を寄せる者たち。

「今、この国は病弱な皇帝と邪悪な高麗の女により大きな危機にある。」

賛同者に呼びかける皇太后。

ペガンが世を去っても『元の国、血筋、正統性』を掲げる人物は数多く、それに賛同する者たち、利害が絡む者たちが一致団結するのです。

 

皇太后派の計画は

  • 奇皇后(スンニャン)の勢力を除く
  • 新皇帝を立て、現皇帝タファンに譲位をせまる
  • タファンを病死(本当は毒殺)させる

ことです。

皇帝タファンの成長 1

タファンの病状を診にきたトクマン。
驚愕の事実を聞かされ、涙を流し『皇命』を受けます。

トクマンが受けた『皇命』は何だったのでしょう?
その答えは・・・少し後で

 

ひとりになったあと喀血(かっけつ)するタファン。
(もう回復できない病状であることを密かに話す皇后派の面々)

 

皇太后派の思惑 2

コルタとナムによる芝居が始まります。

タファンの食事に毒が盛られていたことが判明。

「誰の仕業かすぐに分かる。」

と言うコルタ。

『コルタ・・・一体何を企んでいる?』

(毒のことより、コルタの計画が気になるタファン)

「料理を作った女官が死ぬ前に “犯人はパク内侍伯(=パク・ブルファ)” と・・・」

ためらいがちに、でもタファンの耳に入るようにコルタに告げるナム。

「皇后さまが謀ったとでもいうのか。」

わざと否定するような発言をするコルタ。(パク・ブルファは奇皇后の側近

 

この芝居を見たタファンは

『奇皇后(スンニャン)を排除し、新皇帝を擁立しようとしている』

ことに気づきます。

ただ、誰を新皇帝に据えようとしているのかまでは分かりません。

 

皇帝タファンの成長 2<愛する人を守るため>

計画に気づいたタファンは、わざと騙されたフリをします。

挨拶に来た奇皇后(スンニャン)にコルタらの前で

「下がれ。」
「この玉座は子が親を殺す、そんな座だ。」
「そなたの欲を忘れていた。」
「顔も見たくない。」

と冷たく接します。

 

これを見たコルタは、一安心。
奇皇后(スンニャン)は、理由がわからないので戸惑うばかりです。

 

皇帝タファンの成長 3<事実を受け入れる>

『皇命』を受けていたトクマンがタファンに報告。

「湯薬に入っていた毒は、鴆毒(ちんどく)の一種である」

と伝えます。

※鴆毒(ちんどく):解毒方法がない猛毒
飲むと五蔵を害し神経を麻痺させ無痛の内に死ぬと云われ、古代から謀殺・賜死に使われていたそうです

『皇命』とは毒の調査だったのですね。

 

また、タファンの症状(=不安・不眠、激しい頭痛、喀血)から

「喀血(かっけつ)したということは、既に全身に毒が回っており治療法がない」

と率直に話します。

無言でそれを聞くタファン。

 

雨を眺めながら   ←  タファンとトクマン、そして視聴者の代わりに泣いているようです

「湯薬を飲むと眠くなること」
「記憶がなくなること」

を話し

「毒に打ち勝つ方法はないか?」

とトクマンに尋ねます。

 

騙されたフリをして猛毒を飲み続けようというわけです。
気を失わないようにしながらコルタらの会話を聞き、その思惑を探ろうと考えるタファン。

かつて・・・ペガンらに命乞いをしたひ弱なタファンの面影はありません(3話)

 

タファンの覚悟を知ったトクマンは、ふたたび『皇命』を受け「毒を中和させる湯薬」を準備することにします。

その湯薬は、鴆毒(ちんどく)を中和させ意識を保つ効果はあるものの、解毒作用はなく、飲むことで病状を悪化させるもの・・・

 

さらにタファンは

「このこと(=すでに鴆毒(ちんどく)に侵され、回復しないタファンの病状)は皇后に言ってはならぬ。」

と厳命します。

己の寿命が長くないことを悟り

「死ぬ前に皇后とアユを脅かす勢力を見つけ出し、取り除く。」

その意思をトクマンに打ち明けます。

 

事実を知っても慌てず、騒がず事態を受け入れるタファン。
しかも愛する奇皇后(スンニャン)を気遣い、全てを己の胸の内に秘めようとします。

「皇后に施してやれる最後の誠意だ。」

すっかり逞しくなったタファン。
初期の話数では、ワガママを言ったり、甘えたり、すぐに「疲れた」だの「キツイ」だの・・・弱々しく優柔不断な面ばかり目立っていましたが、いつの間にか愛する女性と我が子を守る力をつけていたのですね。

この場面についてトクマンを演じたイ・ウォンジョンさんはこのように語っています。

『母国は違えども、長い間そばに仕えてきた皇帝の人間的な姿に触れ、か弱き一人の人間に過ぎなかった皇帝が流す涙に感動し、心が響き合ったのです。』
『カットがかかっても、二人ともあふれる涙を止められず、互いにぬぐい合いました。』
『まるで、長く連れ添った同志のようでした。』

(「奇皇后」ドラマガイド Vol3 より)

 

皇帝タファンの成長 4<騙されているフリ 1>

コルタから湯薬を受け取り、毒を飲み続けるタファン。

コルタ 「陛下、皇后さまを疑ってはなりません。」
タファン「あんな真似(=食事に毒を盛り、自分を殺そうとした)をするのは皇后しかいない。」

気遣う芝居には、望む返答で対抗。
眠ったフリをしてコルタの言葉を聞き逃すまいとします。

ナム    「こうもたやすく皇后を疑うとは意外です。」
コルタ「ヨム・ビョンスが送った偽密書が効いた。」

ほくそ笑むブラック・コルタ

※偽密書:5年前からコルタより手渡されていたワンユから奇皇后(スンニャン)宛の密書

ハッとするタファン。

『密書も お前の仕業だったのか・・・』

そんなにも前から、自分を騙していたとは・・・

 

皇太后派の思惑 3

ここにもう一人、ハッとする人物が。
メバクの頭首がコルタだと知り、目を見開く皇太后。

「そなたがメバクの頭首とは・・・」

コルタは本音を漏らします。

「メバク商団はヨンチョル(元丞相)の助けで成長しました。
権力が金づるとなると知り、宦官になったのです。
国の権力が皇帝にあったならこんな回り道は不要でした。」

 

「忠誠を尽くしますので、どうかこの国の鉱物と塩の専売権をください。」

皇太后 「早く陛下を倒せ。」

おおっ!? いくら憎い高麗の女に惚れている皇帝とはいえ、あなたの甥ですよ〜

ニヤリとする悪の連盟。

 

皇帝タファンの成長 5<騙されているフリ 2>

タファンとコルタの騙し合い劇場をそのセリフでお伝えします。

コルタ 「陛下 頭痛はいかがですか?」
タファン「また・・・痛む。」

コルタ 「国政は他のものに任せ、治療にご専念なさってはいかがですか?」
タファン「摂政を置けということか?」
コルタ 「まずは病を治さなければ。」
    「皇后さまに摂政の皇命をお出しください。」

タファン「皇后はならぬ。」
コルタ 「では・・・」
タファン「皇太后さまに頼もう。」

コルタ 「朝廷は皇后さまの勢力が多数を占めます。もし反発したら・・・」
タファン「皆を解任する。」
    「皇后は私を殺めようとした。皇后に従う者も共犯だ。」
    「詔書を書く。」
コルタ 「はい、陛下。」

下がるとき皇帝に背を向けニヤリとするブラック・コルタ

この場面を私なりに解釈すると・・・(心の声)

 

コルタ 『陛下 薬は飲んでいますか(止められないでしょう)?』
タファン『ああ、飲んでるさ』

コルタ 『政治から離れてくださいな』
タファン『お前側の者を摂政に据えるということか』
コルタ 『もっと薬を飲んでください』
    『奇皇后に任せるなんて言わないでしょう』

タファン『愛するスンニャンを危険な目には合わせられぬ』
コルタ 『やはり二人の仲は溝があるようだ』
タファン『皇太后と組んでいるのだろう』
コルタ 『奇皇后の勢力をなんとかしたいのですが』

タファン『敵味方をハッキリさせよう』
    『スンニャンを敵視するメンバーには誰がいるだろう』
    『詔書で誰が動くか見極めよう』
コルタ 『しめしめ こちらの思うようにコトが運びそうだ』

 

皇帝タファンの成長 6<敵を欺くにはまず味方から>

病身をおして大殿(たいでん)に向かうタファン。

「皆を呼んだのは、近頃の国政がまったくなっていないゆえ、その責を問うためだ。」

と切り出します。

タルタル丞相に向かい

「罷免(クビ)だ。」

ほかに罷免したのは

先の論功行賞(38話ヨンチョル一族を倒したとき)で“三公”に任じられた行省長たち

  • 枢密使(すうみつし)
  • 参知政事(さんちせいじ)
  • 吏部(りぶ)・礼部(れいぶ)・戸部(こぶ)の尚書(しょうしょ)

 

要職に就くこれらの人々は奇皇后(スンニャン)に味方する者たちです。
それだけ “朝廷内で奇皇后(スンニャン)の力が強くなっていた” という意味でもあり、逆に皇太后側にとっては苦々しく、排除したい人々という意味でもあります。

奇皇后(スンニャン)の味方を次々解任するタファン。

 

タファンの病状と真意を知らない奇皇后(スンニャン)にとっては寝耳に水。
罷免をやめさせようとしますが「口を出すな。」と言われる始末。

 

コルタに詔書をチャン侍郎に渡すように言います。(この2人は皇太后側の人物
それを読み上げるチャン侍郎。

「臣下たちは聞け。
朕は病が進み もはや国政を執るのも難しい。
よって朕は皇太后さまに皇権を委ねる。
皆 皇太后さまを朕と思い忠誠を誓え。」

これを聞いている人々の表情で、誰が奇皇后(スンニャン)側で誰が皇太后側か分かるかと思います。

「陛下 皇命に従います。」

うやうやしく応える皇太后。

「朕の意に逆らう者・・・」

タファンの発言途中で大殿(たいでん)を後にしようとする奇皇后(スンニャン)。

それを制止しようとしたタファンは頭を抱えながら倒れそうになります。
驚く奇皇后(スンニャン)やタルタル丞相。
(トクマンや皇太后側のメンバーは病状を知っています)

 

皇帝タファンの成長 7<譲位の意思を示す>

執務室に戻ったタファンにコルタが付添い、皇太后とチャン侍郎が訪れます。

皇太后 「なぜ寝所ではなく執務室に?」
タファン「これから譲位詔書を書きます。」
皇太后 「譲位詔書?」(驚きつつも思い通りにコトが運ぶことを内心喜ぶ)
タファン「こんな体で皇権を握っていても国のためになりません。」
皇太后 「誰に譲位するおつもりですか?」
タファン「皇太后さまのご意見を伺いたい。誰かふさわしい方は?」

こう言って、皇太后らが誰を新皇帝に据えようとしているのか、その真意を知ろうとします。

皇太后が名前を挙げたのは、タファンの従兄弟パルラチョプ。

『パルラチョプを擁立するつもりなのか・・・』

心の中でつぶやくタファン。

「近しい皇族では、性格や人望が最も優れています。」

という皇太后の発言に

「いいですね。」

とタファンは同調するそぶりをみせます。

タファンに自分の意見に従うと言われ、喜色満面の皇太后。
臣下を集めるよう促されます。

これにはタファンの計画があるのですが、タネ明かしは少し後ということで

「国のため まさにご英断で・・・」

喜びを隠せない皇太后。
自らの手で詔書を書くタファン。

 

覚えていますか?
最初の頃は読み書きができず、亡き父の残した血書も読めなかったタファン。
その後スンニャンの猛特訓を受けていましたね。(26話以降)

ほくそ笑む皇太后とコルタ。

 

その頃・・・

奇皇后(スンニャン)はトクマンから

『タファンが病に侵されており、治療もできない状態であること』

を知らされます。

「どうして黙っていたのか。」

トクマンに詰め寄る奇皇后(スンニャン)。

 

また、罷免になったタルタル丞相からも「(皇帝から)密命を受けた」と聞き、そこでタファンの真意を知ることになります。

耳元でささやくタルタル丞相 ← セリフではなく、実際なんと言っていたのか気になります(笑)

「ですから皇后さまも心の準備を。」

驚いた表情の奇皇后(スンニャン)。

 

最終決戦へ

■新皇帝候補パルラチョプ

「陛下 お喜び申し上げます。」

ヨム・ビョンスらにうやうやしく迎えられるパルラチョプ。

あれ?確か皇太后は

「近しい皇族では、性格や人望が最も優れています」

と言っていたような・・・

「すべて皆のおかげだ。」
「即位されても、このヨムをお忘れなく。」

自己PRを忘れないヨム・ビョンスは、パルラチョプ即位後に「従一品枢密知院の地位」を望みます。
高麗でも武将だったという自負があるので、兵権を持つ地位を希望したのです。

「今回の一等功臣だ。叶えてやろう。」
「陛下 恐悦至極でございます。」
「陛下か・・・最初に呼んでくれたな。」

早くも新皇帝ごっこが始まります。

宮殿へ向かうパルラチョプ。

 

■真の裏切り者は誰?

皇太后派の臣下が集まる大殿(たいでん)に病身のタファンが両脇を支えられながらやって来ます。

玉座に座るタファン。
それを無言で見つめる奇皇后(スンニャン)と皇太后。二人の視線がぶつかります。

『陛下は今 生死の境におられます。
皇后さまと皇太子さまを脅かす勢力を除こうと死と戦っておられます。』

トクマンの言葉を思い出し、思わず涙ぐむ奇皇后(スンニャン)。

皇帝の座を目の前にして笑みがこぼれるパルラチョプ。

『この場にいる者は すべて皇太后さまの側近だな』

一同を見渡し、口を開くタファン。

タファン「皇太后さま。」
皇太后 「何でしょう。」
タファン「この者らを一堂にお集めいただき、感謝します。」
皇太后 「陛下 おつらいでしょう。早く譲位詔書を。」

詔書を手に取るタファン。

「逆賊は聞け」

意外な言葉に怪訝な表情を見せる皇太后、コルタ、チャン侍郎。

「皇帝と皇后を殺めようとし、謀反を企てた。よって朕はこの場でその罪を厳しく問う。」

絞り出すように、でもハッキリと宣言します。

「何をおっしゃるのです。」

反論しようとする皇太后をさえぎるかのように

「丞相!」

声を上げるタファン。

タルタル丞相が部下を連れて入室。

「お呼びですか。」

「私の目の前の奸悪(かんあく)な輩(やから)を皆殺せ!」

皇命を受け、剣を抜くタルタル。先ずパルラチョプを倒します。

「殺せ」

タルタルの命を受け、一斉に部下が剣を抜きます。

次々と倒されていく皇后派の者たち。

「皇太后さま・・・」

チャン侍郎も絶命。

 

タファンが皇太后に同調するそぶりを見せながら「臣下を集めるよう」言ったのは、敵対勢力を一度に倒すこの時のためだったのです。

「二人が私を裏切るとは・・・」

皇太后とコルタを前に、タファンが話しはじめます。

「先に捨てたのは陛下です。」

皇太后は高麗出身の奇皇后(スンニャン)ばかりを大切にするタファンに、これまでの恨みをぶつけます。

 

皇太后の心境は「弊履を棄つるが如し(へいりをすつるがごとし)」
使い古された履き物のように自分が必要とされなくなり、アッサリ捨てられたと感じていたようです。

それに対して

「皇太后は私の権力が必要だっただけ。それが叶わなかったから謀反を起こしたのだ。」

タファンは反論します。

「権力がなければ生き残れなかった。だから陛下に心から尽くしたのに、陛下は皇后に権力を与えた。」
「それこそ裏切りである。」

あくまでもタファンが悪いのだと責める皇太后。

「その口を閉じろ。」

奇皇后(スンニャン)が皇太后を一喝します。

続いて

「なぜ私を裏切ったのだ。」

コルタに理由を尋ねるタファン。

「裏切ってなどいません。」
「一度たりとも皇帝に仕えたことなどない。」
「私の主は金。」
「権力と違い、金は裏切らない。」

タファンが唯一心を許して何でも話せる相手と思っていたコルタが、自分という人間ではなく『お金』しか求めていなかった・・・そのことに傷つくタファン。

皇太后に対しても「お金のために宦官になった」と話していましたね。

 

タファンに恋の手ほどき(!)をするなど、臣下というより友達または兄弟のような間柄だったコルタの変わりように戸惑うあなた。
変化の理由はこちらの記事(奇皇后のキャスト!コルタ役は誰?本当は悪くない!エピソード満載の方でした!)で詳しくお伝えしています。

「ロバが疲れれば乗り換えるもの。私の罪は目的のため乗り換えたロバを間違えたことだけ。」

最後まで謝罪の言葉も、悔いる姿勢も見せないコルタ。

 

コルタのセリフに“ロバ”が出てきて、唐突な感じで違和感を覚えたのは私だけでしょうか?
「ロバを乗り換える・・・」そのような諺や表現があるのか調べても分かりませんでした。
ただ、英語字幕版でも同様の表現でしたので、やはり「ロバ」と言ったようです。

元といえば「馬」を連想したので・・・つい脱線しました(笑)

 

「人生には権力よりも、お金よりも大切なものがある、と信じていた私が愚かだった。」

と、コルタの言葉に涙を流すタファン。

「皇后も我々と同じ。陛下が権力も財力も何も持たなければ、心を与えるなどありえません。」

と、さらに残酷な言葉がコルタの口から出てきます。

「黙れ!」

こらえきれず声を張り上げるタファン。

「愚かな皇帝・・・無知で、幼稚で・・・」

コルタの言葉をさえぎるように自らの手で剣を突き刺します。

側近のナムもタルタルの剣で倒され、

「陛、陛下・・・」

絶命するコルタ。

剣を落とすタファン。

「うわぁああ〜」

粛清のあとに広がる不気味な静けさの中、タファンの悲痛な叫び声が響きます。

こうして敵対する勢力を一掃した奇皇后(スンニャン)とタファンですが、ハッピーエンドとなるのでしょうか?

 

このまま「『奇皇后』の最終回(51話)の続き」をご覧ください。

 

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奇皇后の最終回結末(51話)のあらすじをネタバレ!~後編~

奇皇后の最終回もいよいよ大詰め!

まずはタファンとの話から。

ふたつの愛 タファン編 1

喀血したタファンを連れて、寝所にもどる奇皇后(スンニャン)。

「じきに回復する、と侍医が言っていた。」

優しい嘘をつくタファン。

「すべてのことをトクマン太監(てがん)から聞いた。」

と言う奇皇后(スンニャン)。

「何を聞いたのは知らぬが、私はそなたを一人にはせぬ。」
「皇后と皇太子とともに末永く幸せに暮らす。」
「死んだりはせぬ。」

そんなタファンを優しく抱きしめ

「陛下のご回復のためにあらゆる努力をします。」
「元気になられるよう。」
「必ずご回復させてみせます。」

タファンに涙を見せないよう誓う奇皇后(スンニャン)。

 

タファンの死期が迫るなか
ふたりがお互いを思いやり、惜しみなく相手に伝える愛情表現が悲しく、そして美しい場面です。

一方、大殿(たいでん)での粛清でただ一人残った皇太后は廃位が決まります。

 

女の闘い~花闘ファイナル 2

宮廷を離れ、感業(かんぎょう)寺に行くことになった皇太后。
笑みを浮かべ、自室でひとり茶を口にします。

そこに訪れる奇皇后(スンニャン)。

皇太后「感業(かんぎょう)寺だと?」
奇皇后「死罪に値しますが、慈悲を施しました。」
皇太后「私は皇宮を去らぬ。」

皇太后「なぜ高麗の女に追い出されねばならぬ。」
奇皇后「言葉に気をつけよ。」

奇皇后に向かって「계집애(ケジベ)」と女性を下げて言う表現を使っています。
皇太后のような人物が、いくら怒っていたとしても「このような品のない言葉を口にするのか?」と思いますが、それだけ「奇皇后憎し!」という気持ちの表れなのでしょう...

 

吐血する皇太后。(笑みを浮かべて飲んだのは毒薬だったのです)

皇太后「私は死んでも怨霊となって(皇宮に)残る。」
「内命婦(ないみょうぶ、朝鮮王朝ではネミョンブ)の主はこの私だ!」

こうして皇太后は、宮廷内の自室で最期を遂げます。

 

奇皇后(スンニャン)は駆けつけたトクマンに

「遺体は燃やし、皇宮の外に捨てよ。」

と命じます。

これはあくまでも推測なのですが・・・
元の皇太后という身分や元を舞台にした韓国ドラマということを考えると、一般的な土葬ではなく、遺体を燃やす(火葬)ことを命じるところに奇皇后の復讐心を感じます。

 

また、目を見開いたまま絶命する皇太后にも、「死んでもお前(奇皇后)には負けぬ」というある種の凄みとプライドを感じます。

 

元に生きる高麗人として

高麗人でありながら、早々に故国に見切りをつけ、より権力のある者を選んで仕えてきたヨム・ビョンスとチョ・チャム。

新皇帝誕生の吉報を待っていた屋敷に攻め込まれ、高麗村へ逃げて行きます。

が、あっさりパン・シヌ、マクセン、パク・ブルファ(いずれも高麗人)らが率いる兵に捕らえられます。

奇皇后(スンニャン)「同族の膏血(こうけつ)を吸い取り、しぶとく生きたものだ。」

膏血(こうけつ)とは、人の脂と血、苦心して得たもののたとえ。
タルタルのモデル脱脱が編纂に関わった「宋史」にもこの言葉が載っているそうです
詳しくはこちらの記事(奇皇后のタルタルは史実でもカッコイイ!でも悲しい!)で解説しています。

 

奇皇后(スンニャン)とヨム・ビョンスの因縁は高麗にいた頃から始まります

  • 皇帝タファンをペガンらの暗殺から助けたスンニャンの手柄を横取りしたヨム・ビョンス
  • 刺客となってタファンを襲ったヨム・ビョンスを食い止めたスンニャン
  • 高麗では上司であり、またスンニャンの父でもあるキ・ジャオに酷い仕打ちをし、罪を着せたヨム・ビョンス

 

その後も続く二人の因縁

  • スンニャンが生まれたばかりのピョルを失った襲撃の中心人物ヨム・ビョンス
  • マハが我が子ピョルとわかった矢先、毒矢で射抜いたヨム・ビョンス

 

ヨム・ビョンス 「国が民を飢え死にさせているんだ。生き残るためさ。」
奇皇后(スンニャン)「お前の罪が何か、本当に分からぬか。」

ヨム・ビョンス「私の罪・・・運がなかったこと。」
       「よりによって高麗のような弱い国に生まれたこと。」
       「それが罪といえば罪だ。」

       「私がどんな罪を犯したんだ!」

その言葉に群衆から「殺せ!」「元の犬め!」と声があがります。
結局(命令による処刑ではなく)民衆により撲殺されるヨム・ビョンスとチョ・チャム。

その姿に同じ高麗人として奇皇后(スンニャン)、パク・ブルファ、パン・シヌ、マクセンなどは何を思ったのでしょうか。

 

涙を拭う奇皇后(スンニャン)にパン・シヌが問いかけます。

「虫けらのような奴らなのに、なぜ涙を?」

奇皇后(スンニャン)は

「国が強かったら、ヨム・ビョンスも高麗でいい夫となり、いい父親となったはず。」
「あの者もまた守られるべき国のない、哀れな高麗の民です。」

ワンユとの協力を解消したあとに奇皇后(スンニャン)が述べた(44話)

「私たちはどの国の者ですか。高麗なのですか。元ですか。・・・」
「悲しいですね。守ってくれる国がなく、自ら守るとは。」

と同じように、さまざまな理由で元に連れてこられた高麗人の哀しみが込められたこの場面です。

※詳しくはこちらの記事(奇皇后のワンユの死!2つの愛の1つが終わる!)で解説しています。

 

宮廷内に戻ると、連れてこられたばかりの高麗からの貢女(コンニョ)たちの姿が。
パク・ブルファより

「(皇宮で禁じたられたにも関わらず)朝廷の高官たちの間に、高麗人の貢女(コンニョ)を側室にすることが流行っている」

現状を知らされます。
トクマンに

あの者らを休ませてから、高麗に戻せ。」

と命じる奇皇后(スンニャン)。

 

その後、高官らを前に

「いまだ高官の間では貢女(コンニョ)を側室にする例が後を絶ちません。今後は許しません。」
「発覚次第、地位を問わず貢女(コンニョ)の出である皇后の名で厳罰に処します。」

と申し付けます。

「また、高官や行省長の中に高麗の服属を目論んでいる者がいるとか。」
「二度と口にせぬよう望みます。」
「たとえそれが皇族であってもこの私が絶対に許しません。」

強い口調で宣言する奇皇后(スンニャン)。

 

史実でも

  • 『80年以上続いていた高麗からの貢女徴用の廃止』
  • 『宦官徴用の規模縮小』
  • 『高麗を元の一行省にという「立省論」の廃止』

を奇皇后が行なったと伝えられています。

 

~最終回は多くの人が敵味方で入り乱れるので、一度整理しますね~

奇皇后の最終回時点での敵味方のグループ分け
奇皇后の最終回時点での敵味方のグループ分け

 

パン・シヌに伴われ、江陵(カンヌン)大君のちの恭愍(コンミン)王が帰国の挨拶に来ます。

奇皇后は

「ひとつだけ約束すれば、そなたを玉座につけてやろう。」
「私を困らせるな。・・・この意味がわかるか?」

と言い、江陵(カンヌン)大君の即位を認めて帰国させます。

この場面の詳細は、奇皇后の最終回とその後~兄と史実編~にて詳しく解説しています。

 

時は過ぎ・・・

1368年(元97年)
史実と照らし合わせると、

  • タファンのモデルであるトゴン・テムル即位が1333年
  • 皇太后同様、トゴン・テムルの叔母に相当するブダシリ逝去が1340年

これでは約30年後の話になってしまうので「数年して」くらいの間隔だと思われます。

 

早馬が宮殿に到着。
パク・ブルファより奇皇后(スンニャン)に『タルタル丞相戦死』の知らせが入ります。

奇皇后(スンニャン)は、その知らせに涙を流します。
タルタル丞相は単に国の高官・軍師というだけでなく、側室となることを決意してからの学問の師であり、また元という国での生き方の師でもあったのです。

 

タルタル丞相が戦地に赴く前に交わした会話を回想する奇皇后(スンニャン)。

タルタル丞相「紅巾(こうきん)賊が黄河を越えました。食い止めねば大都が危うくなります。」
奇皇后(スンニャン)「賊の軍勢はとても強いとか。」

タルタル丞相「もし・・・私が戻らず、国が・・・大都が危うくなれば、北へお逃げに。」
      「広大なモンゴルの草原です。そこならば再起を期すことができます。」

自分の死を覚悟し、その先を考えていたような丞相の言葉を思い出す奇皇后(スンニャン)。
最後まで冷静沈着なタルタル丞相ですね。

ふたつの愛 タファン編 2

タファンの寝所に戻った奇皇后(スンニャン)。
病に苦しみながらもタファンは戦況を尋ねます。

タファン「反乱の賊はどうなった?」
奇皇后(スンニャン)「ご安心を。丞相から勝利の知らせが(届いています)。」

タファンの病状を気遣い、こう答える奇皇后(スンニャン)。
それが自分を思うゆえのウソだと知りつつ

「よかった。」

と返すタファン。

奇皇后(スンニャン)「陛下、私と一緒に北方の草原を駆けませんか?」
          「元の故郷でしょう。陛下と一緒に行ってみたいのです。」

タファン「分かった。皇后が行きたいのならどこへでも行こう。」
奇皇后(スンニャン)「外に(必要なものすべて)準備させました。」

タファン「ヤン・・・耳がかゆい。」
奇皇后(スンニャン)「私のひざに。」

優しく耳かきをする奇皇后(スンニャン)。
目を閉じるタファン。

奇皇后(スンニャン)「私が雑用係として、初めてここに来たときも陛下は“耳がかゆい”と言われました。」

タファンが下から手をのばし、奇皇后(スンニャン)の手を握ります。

「愛してる。」
「愛してる ヤン。」

静かに涙を流しながら奇皇后(スンニャン)に気持ちを伝え続けます。

「私も陛下を・・・愛しています。」

その言葉を聞いて2、3度うなずくタファン。

 

奇皇后(スンニャン)の頬をつたう涙がタファンの顔に・・・

「心から陛下のことを・・・」

その言葉を聞き届けないうちに、タファンの手が落ちていきます。
タファンの旅立ちに涙が止まらない奇皇后(スンニャン)。

 

タファンの肩を抱き

「愛しています。陛下・・・」
「心から愛しています。」

この時のBGMはタファンことチ・チャンウクさんが歌うこの曲。
「나비에게 To The Butterfly (邦題 蝶へ)」

大青(テチョン)島の浜辺を駆けるタファンとスンニャン(奇皇后)の映像を背景に、母奇皇后と息子アユシリダラの会話が流れます。

『母上は高麗の人ですか。元の人ですか。』
『なぜ聞く。』
『高麗の人は母上を元の人だと言い、元の人は高麗の人だと言います。』

背景が皇后としての即位式の場面に変わり

『元か 高麗かは 重要ではない
私はただ 民を守るために戦い 勝っただけだ』

奇皇后(スンニャン)の言葉で51話に及ぶドラマ「奇皇后」は終わります。

この後は最終回を含めた、「奇皇后」の豆知識を紹介します。

 

エンドロールで流れる字幕

  • 本作品は奇皇后を描いたフィクションです
  • 1368年 朱元璋(しゅげんしょう)が大都を征服
    奇皇后は北方で“北元”を建国し、アユが皇帝となった

字幕で触れられた北元建国などの歴史については、こちらの記事(奇皇后の最終回のその後!兄がいた?650年後の現代版と史実の両方を紹介!)でお伝えしています。

 

ここで、ドラマ内のセリフや字幕に関して少し説明したいと思います。

 

補足情報①スンニャンは「ヤン」?「ヤンイ」?

ご覧になる動画によって字幕は「ヤンイ」というものがあると思います。

私も初めてドラマ「奇皇后」を見たとき「あれ?名前はヤンじゃなくてヤンイだった?」と混乱しました。

その後
「ン」で終わる名前の「ヤン」に呼ぶときの「イ」がついた
ということを知りました。

 

ニュアンスとしては「ヤンイはヤンちゃん」の感じに近いとか。
「イ」がちゃんという意味ではありません
正確を期するのであれば、字幕は「ヤン」になるそうです。
英語字幕では「Nyang」と表記されていました。

 

補足情報②雑用係 ムスリ

奇皇后(スンニャン)のセリフに

「私が雑用係として、初めてここに来たときも陛下は“耳がかゆい”と言われました。」

とあります。

このとき“雑用係”のことを“ムスリ” と言っているようです。

トンイは実話で実在の人物?史実との違いに驚愕!で少し触れたように、トンイのモデルといわれる淑嬪(スクビン)崔(チェ)氏には『幼い頃からムスリという仕事についていた』という説があります。

 

この“ムスリ”という言葉、モンゴル語の“娘”が語源なのだそうです。
もしかしたら奇皇后の生きた時代、高麗から連れてこられた貢女の少女たちが雑用係として働いていたのかもしれませんね。

 

最終回(51話)はドラマのまとめ要素が入るので、1話の中に様々なことが描かれますよね。
特に「奇皇后」、ギュギュギュっと凝縮された「重要な出来事」がたくさんあり、いくつか選んであらすじをお伝えするのが難しく感じます。

 

そんな「密度濃い『奇皇后』の最終回を見て感じたこと」を、ちょっとお話しします。

奇皇后の記事一覧!もあわせてご覧ください♪

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奇皇后の最終回結末(51話)のあらすじをネタバレ!~感想編~


そして誰もいなくなった・・・

50話でワンユが亡くなったのに続き、最終回ではタファンまで旅立ってしまいます。
成敗される側の皇太后、コルタ、ヨム・ビョンスたちはまだしも、タルタルやタファンまで最期を迎え涙、涙の回でした。

 

個人的には、タルタルの出番がもっとあって欲しかったです。
これにはタルタルを演じたチン・イハンさん
「善徳(そんどく)女王のピダムのような最期」
を思い描いた、という話もあります。

 

「監督はさらに数話延長(元々50話を1話延長)して、終わりを丁寧に描きたかったが、様々な事情により実現しなかったらしい」という話も伝わっています。

その分、駆け足にも感じられますが、『凝縮された奇皇后』を楽しむことができました。

最後に、「内容盛りだくさんの最終回(51話)」「ギュッと」まとめたいと思います!

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奇皇后の最終回結末(51話)のあらすじをネタバレ!~まとめ~

最終回では、いくつかの謎が解け、主要人物が最後(最期)を迎えます。
これまで視聴者しか知らなかった『メバク商団頭首の正体』
タファンが悩まされ続けていた『頭痛とその原因』。

 

皇太后、コルタ、ヨム・ビョンスそして・・・タルタル丞相の最期。
何よりも『ふたつの愛 タファン編』のエンディングに感情移入してしまった方も多いのではないでしょうか。
(韓国での調査では、タファン派がワンユ派を抑え多数を占めたと言われています)

 

その一方で、見る側にとって唐突にも感じる人物の登場やセリフがあり、新たな謎が生まれた面もあります。

この記事が、そんな盛りだくさんの最終回を見るとき、より面白さを増すヒントになったり、分かりづらい場面の理解に役立てば幸いです。

 

ここで韓国ドラマ「奇皇后」ファンの方に向けて、2種類の動画をご紹介します。

■『最終回には登場しませんが・・・私たちもお忘れなく』

 

韓国ドラマ「奇皇后」に登場するこちらのみなさん。
何の役で出演されていたでしょう?

 

 ■『衣装を脱いでも分かります?』

 

正解はこちらの動画でご確認いただけます

 

いかがでしょう。
最終回まで51話もあるドラマでしたので、主要キャストだけでも多岐にわたります。
初期のシーンなど “懐かしく” 感じるかもしれません。
また、衣装を脱ぐとみなさん、ドラマとは全く雰囲気が異なりますね。

 

長くなりましたが・・・
最後までお楽しみいただければ、嬉しく思います。

 

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この記事を書いている人 - WRITER -
まりこ
アラフォーのフリーランス。 
冬ソナブームの頃には興味がなかった韓ドラにハマって数年。

時代劇が好き。
そして復讐ドロドロ系にツッコミを入れたり、ラブロマンスにときめいたりの毎日です。

読み書きは今ひとつの耳だけハングルなので、最初に覚えた韓国語は、
「~씨(~ッシ)」「아이고(アイゴー)」「어머(オモ)」の3つ。

連絡先:whitelife112226@gmail.com
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