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太陽の末裔の最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!ソンソン・グウォンカップルはハッピーエンド!?ラストはまさかの○○!

まりこ
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太陽の末裔の最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!
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まりこ
アラフォーのフリーランス。 
冬ソナブームの頃には興味がなかった韓ドラにハマって数年。

時代劇が好き。
そして復讐ドロドロ系にツッコミを入れたり、ラブロマンスにときめいたりの毎日です。

読み書きは今ひとつの耳だけハングルなので、最初に覚えた韓国語は、
「~씨(~ッシ)」「아이고(アイゴー)」「어머(オモ)」の3つ。

連絡先:whitelife112226@gmail.com
詳しいプロフィールはこちら

出典:https://www.imdb.com/title/tt4925000/mediaviewer/rm2206880768/

軍人と医師のカップルという異色のロマンス。

多くの女性ファンが、未だ心をときめかす「太陽の末裔」の最終回

 

今回は、セリフの解説もところどころに挟みながら、ネタバレしちゃいます。

 

最終回は、「これまで描かれなかった人物の背景」や、「さまざまなカップルのエンディング」に加え、「脚本家が伝えたかったことが、主人公たちのセリフとして登場すること」が多くあります。

 

できるだけ、丁寧にご紹介しますね♪

※なお、韓国オリジナル話数(全16話)の内容ですので、日本版に編集されたものと異なる部分があるかもしれません。ご了承ください。

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太陽の末裔の最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~再会編~

  • 太陽の末裔の最終回①:涙の再会 その1

 

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=== 15話のエンディングおさらい ===

突如、無線から聞こえてきた声。

「こちらBig Boss(=ユ・シジン)」

「Beauty(=カン・モヨン)、応答せよ」

幻聴かと思ったモヨンの目の前で、これまで送ったメールが次々に既読に変わっていく。

 

あたりを見回すモヨン。

かすかに見える人影。

===

「ありえない・・・」

砂丘の向こうから近づいてきたのは、紛れもなくユ・シジン。

彼の方へ走っていくモヨン。

 

砂に足を取られて転んだモヨンに駆け寄るシジン。

その顔や身体には、痛々しい傷跡が残っていました。

 

「お久しぶりです(오랜만이다:オレマニダ)」

 

軍から死亡通知と遺書を受け取っていたモヨンは、未だ信じられないという面持ちで

「生きていたの?」

と問いかけます。

「僕は、難しいことをやり遂げるんです。」

必ず戻ってくる…そう言い残して、任務地へ向かったシジン

 絶望的な状況のなかでも、約束を果たした、という場面

 

そう言って、モヨンを抱きしめます。

「生きていたのね。」

自分に言い聞かせるように、同じ言葉を繰り返すモヨン。

これまでの深い悲しみの時間を思い出したかのように、涙が次々にこぼれ落ちます。

 

「ごめん」を繰り返すしかないシジン。

※最初は「미안해요(ミアネヨ)」そして「미안하다(ミヤナミダ)」

 

彼女の気持ちが痛いほどわかる彼は、強く、そして優しく、モヨンを抱きしめます。

「ひどい人!生きていたからって、それでいいと思ってるの!」

亡くなった(とばかり思っていた)シジンを偲び、命日にウルクを訪れたモヨン。

会えた喜び半分、驚き半分で、つい彼の前で拗ねて泣き出してしまうのでした。

「会いたかったの。忘れたことなんてなかった。」

「一人で生きていくんだから!出家して尼さんになる。」

シジンに可愛く八つ当たりしながら、思いの丈を伝えるモヨン。

 

「愛してる(사랑해요:サランヘヨ)」

「愛してるって言ったの(사랑한다구요:サラハンダグヨ)」

 

そう言って泣きじゃくるモヨンを、ただただ抱きしめるシジン。

 

つい、もらい泣きしたという方もいらっしゃるのでは?

じーんときますよね・・・

 

続いて、こちらのふたり!

 

  • 太陽の末裔の最終回②:涙の再会 その2

「めずらしいな。ウルクでは雪が降らないのに…」

ユン・ミョンジュと食事をとるギボム(キム・ミンソクさん)が、窓の外を見てひとりごとのようにつぶやきます。

その声に、振り返り外を見るミョンジュ。

 

“100年ぶりに降る雪”だというギボム。

注:韓国では“初雪の降った日に、好きな人と一緒に過ごすと、ふたりはうまくいく”というような、恋の言い伝えがある「冬のソナタ」「トッケビなどでも、初雪が登場しますね)

 

外に出て、空から降ってくる雪を手で受けとめるミョンジュ。

 

『その日、ユン中尉は“100年ぶりに雪が降ったの”と言った』

モヨンのナレーションが入る。

(のちにミョンジュから、その日のことを聞いたという流れです)

 

手に落ちる雪を見つめるミョンジュ。

『そして….“その中を彼が歩いてきた”と』

 

片腕を吊った状態で、ミョンジュに向かって歩いてくる彼…それは、紛れもなくソ・デヨンでした。

 

互いに無言で見つめ合うふたり。

信じられない、という表情のミョンジュ。

そして、その彼女を見つめながら、涙を流すデヨン。

「返事が…遅くなった…別れない。」

「死んでも、お前とは別れない。」

 

これまで、愛するがゆえに別れを繰り返してきたふたり。

ミョンジュは、突然現れて“別れない”というデヨンを叩くことしかできません。

(彼の死亡通知を受けて、彼への思いを秘めていたミョンジュ。

 彼女には、あふれ出る気持ちを言葉にできない。)

 

そんな彼女を抱き寄せ、キスをするデヨン。

初雪をイメージするウルクの雪の中で、再会したデヨンとミョンジュのふたり

 

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グウォンカップルは、本当に波乱万丈。

生きて帰ってきて、良かった…心からそう思います。

 

感動の再会は、恋愛中のカップルだけではありません

 

  • 太陽の末裔の最終回③:涙の再会 その3

今では、後輩兵士たちを指導するギボム。

 

大切なことは“ケガをしないこと”と、後輩たちに再確認させます。

そして“除雪作業を行うため、5分後に集合”と命令。

 

慌てて持ち場へ向かう兵士たち。

その姿を後ろ手を組み、監督するギボム。

 

そこへ、ソ・デヨンが入ってきます…

 

笑顔を見せるデヨン。

対して、みるみる泣き顔になっていくギボム。

ギボムに歩み寄り、泣き出した彼を抱きとめるデヨン。

 

これまで、自分と同じような境遇…元不良で、学歴も高くないというギボムを支援し続けてきたデヨン。

 ギボムにとって、彼は単なる上官ではなかったのです。)

 

「おい、副小隊長が隊員の前で泣くな。」

そう言いながらデヨンは、ギボムの顔を覗きこみ

「(高卒)検定試験はどうだった?」

と尋ねます。

 

無事に受かり、高卒資格をとったことを報告するギボム。

泣きじゃくる彼をデヨンは、ふたたび抱きとめます。

(まるで弟を思う兄のようなデヨン…実際、キム・ミンソクさんは、チン・グさんのことを“応援してくれるタイプ” “(久しぶりに)会えて涙が出た”と語っています)

 

ここからはふたりで過ごす幸せなシーンが続きます。

そんなラブラブなシーンを詳しく見ていきましょう。

太陽の末裔の最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~ふたりの時間編~

  • 太陽の末裔の最終回④:ふたりの時間 その2

片手が使えないデヨンを椅子に座らせ、ミョンジュは首から下げていたデヨンの身分証(IDタグ)を彼の首にかけます。

 

デヨンの髭を剃るミョンジュ。

韓ドラあるある…「男性が片手を使えない間、彼女または好きな女性に髭を剃ってもらう…」という場面、よくありますね

「二度と死なない。」

「本当にもう一度、死んでも死なない。」

ミョンジュを真っ直ぐに見つめ、デヨンらしい愛情表現をします。

「信じない。」

「でも、必ずそうして。」

彼の髭を剃りながら、彼の思いに応えるミョンジュ。

不器用な軍人同士の恋愛、っていう感じがよく表れていると思いませんか?)

「100年ぶりに雪が降って、あなたが帰ってきて…私、全ての運を使い果たしたから。残っているのは、あなた以外にないから。」

ミョンジュの手に、傷だらけの手を重ねるデヨン。

 

「わかった(알아요:アラヨ)」

 

どうやって、ここウルクまで帰ってきたのか?と、デヨンに尋ねるミョンジュ。

デヨンは、経緯(いきさつ)を語ります。

 

「司令部に生存報告に行ったとき、お前のことを聞いた。」

「連合軍キャンプから真っ直ぐここ(ウルク)にきた。」

そして、

「ユ・シジンはモヨンに会うため“アルバニアに向かった”

と言っています。

墓標のある砂丘は、アルバニアという設定のようです)

 

さらにミョンジュは、死亡とされた2人に何があったのか?と尋ねます。

「あなたも、シジン先輩も遺体も見つからないほどの爆撃だった。」

デヨンは、そこで何があったのかを話し始めます。

 

  1. 爆撃を受ける寸前に、民兵が2人を防空壕に引きずっていったこと
  2. 地下に閉じ込められていたこと
  3. 50日か155日くらい経ったある日、民兵が2人を殺害しようとしたこと

“こいつらを処理して、すぐに撤収”と言いながら、銃を2人に向ける)

 

そして・・・

  1. 「あわや!」というところで、民兵の1人が銃を持つ2人を倒したこと
  2. シジンとデヨンを救ったのは、北朝鮮のアン上尉(チ・スンヒョンさん)だったこと
  • 解説

第13-14話で、ユ・シジンが文字どおり命を賭してアン上尉を助けます

その時に、作戦の道具として送ったのが、お菓子入りの袋でした

 

「菓子の礼は、あの世に行っても必ず返す」

そう言っていた「アン上尉の恩返しの場面」です

 

 

  • 太陽の末裔の最終回⑤:ふたりの時間 その2

デヨンが話すのと同じころ…アン上尉の恩返しについて、モヨンに語っていたシジン。

 

モヨンは、シジンの手当てを行い、骨折していた腕を固定します。

「どうして、また腕を骨折したの?私が折ろうと思っていたのに。」

「彼女が医者だから…彼女がベッドに休ませるから…」

(シジンは、モヨンのことを、「彼女:ヨジャチング 여자 친구 」の略、“ヨチン여친”と言っています)

「恋しかった。あなたの冗談が。」

モウルでの大変な日々…

彼女を励まし、その心を慰めたのは、シジンの存在であり、彼の冗談だったのです。

「大変だったわね…」

そう言って、シジンに抱きつくモヨン。

骨折の固定に当たり、彼に謝ります。

「どうして、カン先生が謝るの。謝らなければいけないのは、私なのに。」

シジンには、これまでのことが走馬灯のように思い出されます。

死を間近に感じた瞬間を思い出したシジン。

「もうしません。」

「わぁ…また、その約束を信じているわ…」

ケガをしない、生きて帰る、と約束して任務地へ向かったシジン。

これまで何度となく、死の淵をさまよう彼の姿を見てきたモヨン。

 

それでも、彼を理解して責務を全うできるようにするモヨンの言葉です。

 

モヨンの言葉に笑みを見せながら、“あるもの”について尋ねるシジン。

「気になっていたんですが…あれは、何ですか?」

「そうやって遠くの友人が助けてくれた。」

テントの隅に置かれた、たくさんの食べ物(りんごや梨など)やワインは、その日が命日(だった)シジンへのお供物だったのです。

「彼氏の祭祀膳を用意するなんて…」

と言いかけたモヨンは、ハッとします。

 

もしかしたら…目の前にいるのは、命日にモヨンの前に現れた幽霊では…

 

「違うわよね?(아니죠?:アニジョ?)」

「何が?(뭐가?:ムォガ?)」

 

シジンには何のことやら?

モヨンは、(果物を切るナイフを持って)テントにやってきた職員に、シジンが見えるかどうか尋ねます(笑)

「彼氏かい?ハンサムだね。」

「あぁ、良かった。ありがとう。私にだけ(シジンが)見えているのかと…」

モヨンの言葉を聞いて、シジンは「僕を2回も殺すのか」とボヤきます。

 

「医者なのに、幽霊を信じているの?」

とからかうシジン。

「誰が命日に現れろって?」

応戦するモヨン。

 

そして、彼に食べ物を勧めます。

「幽霊にしろ、人間にしろ、召し上がれ」

「ワインもどうぞ。焼酎は持ってこれなかったから。」

リンゴに手を伸ばすシジン。

「準備がいいね、遠い外国で。」

そのとき、モヨンの電話が鳴ります。

 

  • 太陽の末裔の最終回⑥:幽霊だ!

電話をかけてきたのは、親友であり、医師のピョ・ジス(ヒョン・ジュニさん)らヘソン病院の仲間たち

シジンの命日に、遠いウルクを訪問しているモヨンを気遣っての電話です。

「電話もよこさず、何してるの?心配したわ。」

ジスがモヨンに話しかけます。

 

「カン先生〜」

次々に、モヨンに声をかけるソン先生(イ・スンジュンさん)チフン(オンユ/オニュさん

ハ・ジャエ看護師長(ソ・ジョンヨンさん)ミンジ(パク・ファニさん)

 

声だけでなく、テレビ電話でかけてきて、顔を見せるようにせがむジスたち。

 

「ここ?」

明るく映るようにモヨンが向きを変えると…その後ろには、りんごをかじるシジンの姿が!

「僕だけ…見えてる?」

チフンの顔が青ざめます。

(命日に現れた、シジンの幽霊だと思っている)

「私も…見える」

落ち着いたモヨンの様子に、みんなは心配になってきます。

 

「何が?」

シジンの方を振り向くモヨン。

「今日は、ユ大尉の命日よね…」

命日に、祭祀膳を食べに現れたユ・シジンの幽霊に違いない!

画面の向こうに映るシジンの姿に怯えるヘソン病院のメンバー。

「うわぁ〜!!」

 

慌ててスマホを落とすジス。

とうとうソン先生は気を失ってしまいます。

 

笑うしかないモヨン。

「うわぁ、僕を3回も殺すんだ、この人。面白い?」

「こんなイベント、今しかできないわよ。」

シジンの言葉に、幽霊騒動を楽しむのは今しかない、というモヨン。

 

勇気をふりしぼったチフンが、ふたたびモヨンに電話をかけてきます。

 

「先輩、しっかり聞いてください。理由は聞かないで。」

「何?」

「信じないかもしれないけど、ユ大尉がそこにいます。」

真顔でモヨンを心配するチフン。

「ユ大尉、成仏なさってください…」

スマホをシジンの方に向け

「本当に、面白い!あの世に帰れだって。」

と話すモヨン。

 

「わぁ、やっと(困難な捕虜生活から)生還したのに、それは寂しいだろう。」

自分を幽霊(鬼神:キシン=귀신)扱いする面々に半ば呆れるユ・シジンです。

 

「きゃ〜っ!!!」

 

思わず悲鳴をあげるヘソン病院のメンバーたち(笑)

 

 

ここで、シジンが電話の向こうにいるみんなに挨拶をします。

「アンニョン(안녕)♪」

 

続けてモヨンが

「これが、ユ大尉の近況です。今夜はどんなに幸せかわかる?」

と話します。

 

二人きりの時間を過ごしたいモヨンが電話を切ると、ソウルでは

「ユ大尉よね?」

「幽霊じゃないよね?」

「そう思います。」

と大騒ぎ。

(やっと、生きていたことが伝わったみたいです)

次に、シジンとデヨンが軍本部に戻るシーンを見ていきましょう。

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太陽の末裔の最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~軍本部への帰還編~

  • 太陽の末裔の最終回⑦:生還の報告

軍本部に、無事に生還したことを報告に向かうシジンとデヨン。

彼らを、ユン司令官ら一同が拍手で迎えます。

 

「部隊整列。司令官に…」

 

号令をかけるシジンの言葉の途中で、ユン司令官は二人の肩を抱き

「ありがとう。」

「生きて戻ってくれた、本当に感謝している。」

と声をかけます。

 

彼らに歩み寄る上官たち。

そこには、もちろんパク・ビョンス大隊長の姿も。

 

「お前たち…」

 

シジンとデヨンは、大隊長の方に向き直り(相変わらず口は悪いが、心は温かい、でも自慢話が混じる)大隊長の言葉に耳を傾けます。

 

が…

 

出迎えた上官たちは、司令部へ戻り、シジンとデヨンは駆け寄ってきた後輩たちの方へ…

 

気がつけば、パク大隊長はひとり(笑)

 

ムッとした大隊長、すかさず命令を下します。

「ユ・シジンとソ・デヨンは、当面の間、報告書作成を任務とする!」

「報告書は、聖書の厚さまで!」

(大隊長、拗ねてます)

 

  • 太陽の末裔の最終回⑧:爆弾C4より、A4用紙が苦手

危険な任務に対しては、怯むことのないシジンとデヨン。

 

「C4より、A4の方がずっと怖い」

苦手な報告書作成に悩む二人。

C4Composition C-4とも呼ばれるプラスチック爆弾のこと

 

用紙を指でなぞりながら

「ここで切ったら…すごく痛いでしょ。」

というシジン。

(確かに紙で指先を切ると、ホント痛いですよね)

 

そんな様子に半ば呆れながらも、事実を思い出し、シジンに確認するデヨン。

「自分たちを水拷問したメンバーの手首に、スペツナズ(旧ソ連の特殊部隊)の刺青があった。」

と当時のことを話し始めます。

「それは、ナイフを突きつけてきた奴だ。」

「けれど、やられたことだけを書くのですか?」

「週に一度は反撃もして、月に一度は脱出も試みた。」

というシジン。

 

「脱出を試みたのは、月に2回とする。」

「民兵に、事実確認はしないでしょう。」

というデヨン。

 

「今なら、何を書いても信じてもらえるさ。」

「だけど、リアリティとドラマのアンサンブルは必要だ。」

と話を盛ることを提案するシジン(笑)

 

「参考に“ランボー”はどうです?」

冷静なデヨンは

「ランボーは、ベトナム戦争が背景なので、武器やディテールが自分たちの状況と合わない。」

と答えます。

 

そして

「代わりに“ボーンシリーズ”はどうでしょう?」

「ユン中尉(ミョンジュ)が、マット・デイモンが好きなんです。」

と、のろけを挟みながら、シジンに報告書の参考を提案。

 

それを聞いたシジンは

「OK!完璧です。」

「じゃ、これで。」

報告用紙をデヨンに押し付け、出かけようとします。

「どこに行くんですか?」

とデヨンに尋ねられたシジンは

 

「報告書は、一人で書かないと。(そうじゃないと)3回殴ったとか、5回だったとかディテールが合わなくなる。」

報告書を書く“一人”は、デヨンの役目だと説得(?)

 

今、ミョンジュはウルクにいるため、遠距離恋愛中のデヨンとミョンジュ。

 

「祖国に彼女がいない軍人は…ファイティン(頑張って=화이팅)!」

と、モヨンとのデートに向かいます。

 

次は、そんな2人のデートのネタバレです。

太陽の末裔の最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~シジンとモヨンのデート編~

  • 太陽の末裔の最終回⑨:思い出のカフェ

※カフェのロケ地について詳しくはこちら(太陽の末裔のロケ地~ソウル・カフェ・病院編~)

かつてモヨンが別れ話を切り出したカフェで、向かい合うシジンとモヨン。

「覚えていますか?ここで僕を振ったこと。」

「もちろん、今日もそうなるかも。」

「冗談でしょ?トラウマなんです。」

「本気だけど。」

モヨンの言葉に、真顔になるシジン。

「だから、聞きたいんだけど…」

話を切り出すモヨン。

「これからも、百貨店に行く仕事(=危険を伴う任務)やり続けるつもり?」

無言でモヨンを見つめるシジン。

「英雄になりたいのかと思って。」

そう尋ねるモヨンに、シジンは答えます。

「死んだ英雄になりたいと思う軍人はいません。」

「平和を守るべき場所で、平和を守るだけです。」

英雄ではなく、自分に与えられた任務を全うするだけ、と答えます。

「(これからも)続けるのね?私が反対しても。」

「反対するんですか?」

「(反対)しない方がいい?次は、本当に生きて帰ってこないかもしれないのに。

固唾を飲むシジン

(視聴者も…まさかの別れ?

 

「心配しないで。反対しないから。」

モヨンの言葉に、うつむいていたシジンが顔を上げます。

「たとえ心配しても、あなたは悪いと思いながらも、結局は任地へ赴くことをやめないし…私も、文句を言いながら、結局あなたを応援してしまう。」

モヨンは言葉を続けます。

「そうなら、私も平和を守るわよ。私が支えることが、ユ・シジンさんの助けになるというなら。」

モヨンの言葉を噛みしめるように

「ありがとう。そして申し訳ない。 」

「謝ることしかできなくて、申し訳ない。」

モヨンの言葉に感謝する反面、謝ることしかできないシジン。

 

そんなシジンを励ますように、モヨンがある提案をします。

「振らなかったから、明日釣りに行きましょ。」

「一種のメンタル治療よ。」

そして笑顔を見せながら

「私、愛嬌を振りまくから、驚かないでね。ものすご〜く幸せそうにするから、気分悪くしないでね。」

「こんな彼女に出会えたことに感謝してよ。」

そして、翌日…

※カフェのロケ地について詳しくはこちら(太陽の末裔のロケ地~ソウル・カフェ・病院編~)

 

  • 太陽の末裔の最終回⑩:釣りデート 


※釣りデートのロケ地について詳しくはこちら(太陽の末裔のロケ地~ソウル・カフェ・病院編~)

 

釣り糸を垂れながら、静かで平穏なときを過ごすシジンとモヨン。

 

「景色が綺麗で、ホント癒されます。」

モヨンのご機嫌をとるかのように、口を開くシジン。

 

「心の傷が癒えていきます…」

その横で、モヨンは若干おかんむり。

(それもそのはず、2時間収穫なし!)

 

苛立つモヨンは、スマートウォッチで周辺情報を収集。

※この辺り、スポンサー製品がたくさん登場します

ドラマの途中でCMがない韓国ドラマらしい、間接広告のオンパレードです

 

近くに国立公園があることに気づいたモヨン。

「治療計画を変えましょう。」

と、魚釣りをやめて、散歩することを提案します。

 

それに対してシジンは

「僕が、1年でどれくらい行軍すると思ってる?」

と散歩に反対。

 

じゃあ、とモヨンは

「お寺もあるわよ。お寺参りは?」

と次の提案。

 

シジンの答えは

「髪の短い男だらけの場所に、何ヶ月閉じ込められていたと思ってる?」

とこれも拒否。

 

「じゃあ、何がしたいの?」

反対ばかりするシジンに、モヨンが尋ねます。

 

「お決まりのこと。」

「寒いし、魚は釣れないし…ちょっと休もうか?…そんなこと。」

とテントを指差し、いちゃいちゃ過ごすことを提案するシジン。

「偶然!部屋がひとつだけ!そんなこと。」

韓国ドラマあるある主人公の男女が、遠出や出張で帰れなくなり“仕方なく”一晩泊まることに。案の定、空き部屋はひとつしかなく…(笑)

 

嬉しそうに、モヨンへ提案するシジン。

「一線は越えないでね!」

「じゃあ…一緒の部屋で過ごすんだよね。」

「あたりまえでしょ。」

(ちょっと?かなり?嬉しそうなシジンです)

 

その瞬間!

竿に魚がかかった!

 

テントで休む気満々だったシジンをよそに、モヨンは竿の方へ。

「魚と僕、どっちが大事なの?」

しかも、シジンの苦手なあることが発覚。

「これからは死なないようにする。だけど…魚は触れない。」

そんなシジンの様子を笑いながら見るモヨン。

結局、彼女が外科医らしく魚をさばくことになります。

 

その夜、テントでホテルを検索するふたり。

「このホテルいいね。ベッドも大きくて。」

「バカねぇ。ベッドは小さい方がいいの。」

思わずドキッとするセリフを口にするモヨンに

「どんな奴ですか?そんなこと教えたの?」

シジンは、ちょっとヤキモチを焼いてしまいます。

「ユ・シジンって奴よ。」

モヨンの答えに驚くシジン。

「その人(シジン)がいなかった間、私はこうやって耐えたの。」

そして、いつかウルクの湾で拾った白い石を取り出します。

「これを置いてこなきゃ。持っていかなきゃ。」

「これを置いて、(辛かったことは)全部忘れよう。」

「飛行機のチケットを買ってはキャンセルして、ホテルをとっては止めにして、休暇の申請を出しては返上して…」

モヨンの言葉を聞いていたシジン。

あらためて、彼女のこれまでの寂しさや辛さに思いを馳せたようです。

 

「悪い奴だ。」

 

モヨンは、続けます。

「本当に一緒に戻れるかな?そこに。」

その白い石を拾って持っていると「ふたたび訪れることができる」とシジンが語っていましたね(第3話)

 

「誰と一緒に?」

「あなたとよ。」

 

「いつ行きますか?」

「さぁね…待たないと。ユ・シジンさんも、待ち続けないとね。」

いつ帰ってくるのかも分からずに任務からの帰還を待ち、死亡通知を受けてから“命日”に出会うまで待ち…そんなモヨンからの、シジンに対する可愛い意地悪)

 

「あ〜ぁ、そういう罰なら。喜んで。」

「普通に生活しててね。そして、私が“今=지금”って言ったら、パスポートを持ってきて。」

 

※後ほど「今=지금」がモヨンの口から飛び出します

 

いつかは分からないけれど…楽しみな約束をするシジンとモヨンです。

 

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「ところで、ふたりの間の“線”はどこですか?」

「分からないの?」

なんだかんだとモヨンにくっつきたいシジン。

 

「私の視線=시선(シソン)…あなたの最善=최선(チェソン)…」

線=선(ソン)と発音とするので、ここは掛け言葉

(脚本家のキム・ウンスクさん、ことば遊びがお好きなようです。他のドラマでも、随所に見られます。)

 

そう言われて、キスをせがむ(笑)シジンですが、

「今じゃないわ。」

モヨンに軽くいなされてしまいます。

 

キスのお預けをくったシジン。

半ば子どものように残念がる彼の頭を、撫で撫でしながらかわすあたり、モヨンの方が1枚上手です。

※釣りデートのロケ地について詳しくはこちら(太陽の末裔のロケ地~ソウル・カフェ・病院編~)

 

このあと、シジンとデヨンがVIPを警護する場面で問題が起きます!

VIPの正体とあわせて見ていきましょう。

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太陽の末裔の最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~VIPの警護編~

  • 太陽の末裔の最終回⑪:遠距離恋愛中のふたり

シジンがモヨンと二人きりの時間を過ごしている頃…デヨンはパソコンに向かって、報告書を書き上げていました。

 

ウルクにいるミョンジュからの電話を受けるデヨン。
(最初の話数では、ミョンジュの電話を避けていた 〜彼女を愛しているからこそ、避けていた〜デヨンとは大違い

 

「報告書は終わったんですか?」

「行き詰まってます。」

(ここは、上官との会話をするデヨン)

 

「ワードの使い方は知ってるの?」

「俺をなんだと思ってるんだ?」

(恋人同士の会話へ、口調が変わります)

 

「忙しくないのか?声を聞けるのは嬉しいけど。」

「朝起きたら、いつもギボムに聞くの。あなたが戻ってきたのは、夢じゃないよね?って。」

(ミョンジュも素直に気持ちを伝えています)

 

本当に生きて帰ってきたのだ、と頭では理解しても、やはり声を聞いて安心したいミョンジュ。

 

そんな彼女に

「いつでも(電話を)かけろ。」

「たとえ寝ていても、お前の電話には出るから。」

というデヨン。

 

そんなラブラブな、デヨンとミョンジュですが…

 

「あ、でも明日はダメだ。VIPの誘導がある。」

というデヨン。

 

「VIP?誰のこと?」

 

そのVIPとは…

 

  • 太陽の末裔の最終回⑫:VIPの正体

愛するミョンジュの電話を断ってでも、果たさなければならない任務。

 

 

それは…

「ビッグボス(シジン)送信。VIPは到着したか?」

 

「ピッコロ(グァンナム:アン・ボヒョンさん)送信。移動中の車両確認しました。」

 

「スヌーピー(ウグン:パク・フンさん)送信。入り口、問題ありません。」

「通信良好。全員集合せよ。」

「VIPは、私が誘導する。」

誘導を自ら行うというシジン。

「ウルフ(デヨン)送信。ビッグボスは現在位置で待機。」

「VIPの誘導と警護は、スヌーピーと自分が担当します。」

デヨンは、自分が誘導を担当すると申し出ます。

(シジンの「うわぁ、早いな」という声がレシーバーの向こうから届く)

 

VIPが乗った車のドアを開けるスヌーピーこと、チェ・ウグン。

傘を差しかけるウルフこと、ソ・デヨン。

 

 

彼らが、こぞって誘導と警護を担当したがるVIPとは…

 

『Red Velvet』

※韓国のガールズ・グループ

 

軍の慰問公演に訪れた彼女たちの誘導&警護という、待ちにまった任務だったのです(笑 笑)

 

最前列で、警護?にあたるユ・シジンとソ・デヨンらアルファチームのメンバー。

 

『彼女より Red Velvet』

 

というプラカードも掲げ、ノリノリで警護にあたります。

記念ショットも撮って、ご機嫌なシジンとデヨン。

 

リズムに乗りきれていないパク・ビョンス大隊長。

彼も一緒に叫んでいます。

 

『愛してる=사랑해요(サランヘヨ)カン・スルギ』

 

その映像が外部にも流れ…

 

  • 太陽の末裔の最終回⑬:彼女たちの逆襲 

VIP警護任務の実態が、オンラインで配信されてしまいます。

 

その動画を見つけてしまったチフン。

モヨンにバレないように…と思った瞬間に、看護師のミンジが「カン先生、見てください」と映像を見せてしまいます。

 

その日のことを、ユ・シジンは「作戦」とモヨンに話していたのです。

 

ヘソン病院のメンバーは

  1. ミンジ&ジャエ師長は、モヨン派
  2. ソン先生&チフンは、シジン&デヨン派

として、双方の立場を見ているようです。

 

「その人は、ユ大尉ではありません。」

そう言って、手に持つペットボトルを握りつぶすモヨン(怒)

 

一同、固まります。

 

テレビ収録を控えたカン・モヨン。

シジンからプレゼントされたペンダントを身につけてはいるものの…怒りは収まらない様子。

 

そして司会者に、番組内で台本にはない“ある質問”をするようリクエストをします。

 

番組は

『カン・モヨンのボディチェック シーズン2』

テーマは、高コレステロールの予防

 

医療(健康)に関する話の後、司会者は

「視聴者の方々が気になる質問を…」

とモヨンに事前依頼された質問を投げかけます。

「カン先生は独身ですが…恋人はいますか?」

 

「突然の質問に…」

と驚くフリをしつつ

「(健康のために)一緒に運動できる恋人がいればよいのですが…」

「彼はいないんです。」

「忙しくて。」

とカメラ目線で答えます。

(ヘソン病院でユ・シジンがカン・モヨンに初めて会ったとき、お互いに相手に言ったことば

「忙しいから、彼(彼女)はいないのでしょう」と結びつく場面)

 

 

その番組を、放送で見たシジン。

 

モヨンの家で

「番組見ましたよ。」

「彼氏いない?忙しくて?」

 

「じゃあ、俺は(彼氏じゃなくて)何だ?」

「あぁ、親友?軍人の親友、でしょ。」

と拗ねてみせます。

 

モヨンも負けていません。

「あなたが、彼女いないみたいに騒いでいたから。そういう約束(お互い、公には彼・彼女がいないことにする)かと。」

「私も放送で見たの。」

「ガールズグループに夢中になって。」

と、「作戦」当日の行動を知っていると話します。

(固まるシジン)

 

 

そのころ…

 

ミョンジュはウルクで食事をしながら

「わぁ、あんなにダンスが上手いとはね。」

と電話で、デヨンに怒りをぶつけます。

 

「誤解です。」

「どうやら、悪魔の編集がなされたようで。」

言い訳に四苦八苦するデヨン。

 

同じころ

「あ〜“悪魔の編集”?」

同じ言い訳をするシジンとデヨン。

 

2人とも

「大隊長が来たときに盛り上げた場面が、編集であんなふうになった」

とあくまでも、大隊長のためにしたことだと言い繕います。

 

が…

 

彼女たちの怒りは収まらず。

 

ミョンジュに

「Red Velvetがそんなに好き?」

と言われたデヨン。

「何と言おうと、絶対にお前を離さない。」

と言っても

「笑わせるわね。テレビでは(簡単に)手放したくせに。」

「帰国までの157日間、ソ・デヨンをどう殺すか考えて過ごす。」

と言われてしまいます。

 

「大罪を犯したわけでもないのに…」

と言ってしまうと、収拾がつかないと思ったシジン。

「自分の最善=최선(チェソン)と、あなたの視線=시선(シソン)に期待する」

とモヨンのご機嫌をとろうと、釣りデートでのモヨンのセリフを返します。

※前述の釣りデートのときの線(発音:ソン)とのかけ言葉

「じゃ、やってみて。大尉の最善から。」

 

謝ってみたものの

「今日は、私に手にかかって死ぬのよ。」

と言われてしまいます。

防戦一方のシジン。

 

モヨンに「もう大尉ではなくなる。」と告げます。

「軍をクビになったの?」とモヨンは真顔で心配。

 

続けて「少佐に昇進する。」と告げるシジン。

「本当に?」大喜びするモヨン。

 

シジンが昇進して、給料が上がるのも嬉しいようです。

 

(モヨンは、ヘソン病院を辞めると言っていたのに、ローンの借り入れができず諦めていました。この時の、銀行窓口担当者が特別出演のユ・アインさんです。

 

期待のこもった目でシジンを見つめるモヨン。

 

「その目は何?」とシジンに聞かれ、

「あなたの最善=최선(チェソン)と、私の視線=시선(シソン)」と答えます。

 

(ケンカもこの辺で仲直りですね)

 

次は、グウォンカップルがミョンジュの父に交際を許してもらいにいくシーンをメインに紹介します。

太陽の末裔の最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~グウォンカップルの関門編~

  • 太陽の末裔の最終回⑭:昇進と評価


正装で、ユン司令官に報告するユ・シジン。

「大尉ユ・シジン。2016年3月25日をもち、大尉から少佐に昇進の命を受けました。」

シジンの後ろに並ぶ、アルファチームのメンバー。

そして、シジンの父。

 

「団結」

 

少佐の階級バッジをつけてもらうシジン。

祝福を送る仲間たち。

 

モヨンのナレーションが流れます。

『私が惹かれたその男は、世界で唯一の分断国家である大韓民国の軍人』

 

『美人、老人、子供は守られる存在だと信じる名誉ある特戦士の少佐です』

 

『そして私は…TVに出る医者』

 

『もちろん、ヘソン病院の看板医師です』

(有名なので、自己紹介は要りませんよね?と新入局のスタッフらに呼びかける)

 

ユ・シジンとカン・モヨンのカップルが落ち着いた一方で、こちらのふたりは…

 

 

  • 太陽の末裔の最終回⑮:思い出の店で デヨン&ミョンジュ

グラスをドンっとテーブルに置くミョンジュ。

「あの日から157日間、ソデヨンをどう殺すか考えました。」

彼女にそう言われ、ひたすら頭を下げるしかないデヨン。

ミョンジュが続けます。

「派兵中、ソデヨンのことしか頭になかった。」

「だから、会いたくて死にそうでした。」

そのことばに、ほっとしたように、そして嬉しそうにデヨンが顔をあげます。

手を伸ばし、ミョンジュの頭を撫でるデヨン。

ミョンジュの表情も和らぎます。

「生きて帰ってきました。偉いですか?」

「元気に戻ってきて嬉しいです。」

(ミョンジュは、まだ軍人ことばなのですが、少し甘えた感じが出ています)

 

ウルクから無事に戻ってきたミョンジュとの再会を喜ぶ乾杯。

 

グラスを空ける彼女の様子を見ながら

「明日、司令官(=ミョンジュの父)に会いに行きます。お前の手を握りしめて。」

ずっと2人の交際に反対し続けていたカン司令官。

 

以前、条件付きで司令官がデヨンのことを許した場面

その時の条件は「軍人をやめ、ミョンジュの親戚の会社に入ること」

悩みに悩んだデヨンは、ミョンジュと別れない、つまり軍人をやめることを決意した

(そのことで、ラブラブだったデヨンとミョンジュは、また別れることになりました)

 

「大丈夫だ。軍服は脱がない。」

「お前が脱げというまで脱がない。」

驚くミョンジュ。

「本当に?」

 

「司令官にも(自分の考えを)話すつもりだ。お前の手をぎゅっと握って。」

 

大喜びのミョンジュ。

「朝早く行きましょ。日が昇ったらすぐに。」

「私も作戦がある。」

飲もうとするミョンジュを止めるデヨン。

酔っ払った状態で、父である司令官に会うのか?と諌めます。

 

が、「半年ぶりのお酒だから」ということばに「飲んでください」と上官(ミョンジュの方が階級が上)にお酒をすすめるデヨンでした。

 

 

そして、翌日…

 

ミョンジュの手を握り、司令官の前に立つデヨン。

「約束のお茶を2杯、いただきに参りました。」

 

固い表情の司令官。

「そうか、座れ。お前も」

とデヨンとミョンジュに着席するよう促します。

 

電話でお茶を頼む司令官。

「パパ、私妊娠しました。」

思わず固まる父、司令官。そして相手のデヨン。

 

(ミョンジュのいう“作戦”とは、このことだったのですね)

 

司令官の視線に

「ち、違います。絶対に違います。」

できちゃった婚ではない、と否定するデヨン。

 

「戦力が弱いときは、先制攻撃です。」

とデヨンに伝えるミョンジュ。

 

司令官から父の表情となり

「娘を退席させてもいいか?」

とデヨンにきくカン・ジュンシャン(カン・シニルさん)

 

 

お茶を前に、並んで座るデヨンとミョンジュ。

「話してみろ。先制攻撃でも、爆撃でも聞くから。」

カン司令官が促します。

 

口を開こうとするミョンジュには

「(黙って)おとなしくしてなさい。」

 

デヨンが話し始めます。

「結論からいうと、軍服を脱ぐという司令官との約束は守ることはできません。」

「知らぬ場所で監禁され、肉が裂け、骨が折れても、軍人になったことを後悔しませんでした。」

「祖国は、私のような軍人を失うべきじゃないと思いました。」

 

「軍服は、脱ぐべきときに誇らしく脱ぎたいです。」

「司令官に認めてもらう、ほかの方法も探します。」

そのことばを聞いていたカン司令官。

「これは、私が認める、認めないの問題じゃない。」

(ダメか…曇るデヨンの表情。そして“パパ!”と言いたげなミョンジュ。)

 

司令官のことばが続きます。

 

「祖国はすでに、上士(상사:サンサ)ソ・デヨンを認めている。」

「司令官として私も。」

 

「上士(상사:サンサ)ソ・デヨンが、私の娘婿(사위:サウィ)になり光栄だ。」

 

思いがけない父のことばに驚くミョンジュ。

「パパ…」

 

「見送ったときから、すでに(デヨンのことを)認めていたし、自分のやり方を後悔していた。」

 

(ミョンジュとの交際、そして結婚を認めてもらうため民間人になることを決意したソ・デヨン。

しかし、彼の代わりとなる人物がおらず、ユ・シジンとともに戦闘地へ派遣されたのです。

捕虜となり、いったんは死亡が認められたシジンとデヨン。

司令官は一連のことを思い起こしていました。

 

「君のその決断(軍服を脱がないこと)が、心から嬉しい。」

 

上司であり、のちの義父となる司令官のことばを受け止めるソ・デヨン。

「ありがとうございます。」

 

ミョンジュも感激のあまり「パパ」と司令官に抱きつきます。

「うちの娘を、頼んだぞ。」

 

「はい、承知しました。」

満面の笑顔でデヨンを見つめるミョンジュ。

 

これまで、シジン&モヨンカップルに比べて、別れの場面が多かったデヨン&ミョンジュ。

ようやく幸せな時間が訪れましたね。

 

次に、クリスマスのシーンを一気に紹介します。

 

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太陽の末裔の最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~メリークリスマス編~

  • 太陽の末裔の最終回⑯:メリークリスマス その1


クリスマスの飾り付けがされたヘソン病院。

「ソ上士の保護者の方」

ヘソン病院で、ミョンジュに声をかけるモヨン。

 

「モヨン ゴムシン(고무신)?」

ミョンジュも負けずに挨拶します。

 

고무신:もともとはゴム製くつのこと

軍隊に行った彼を待つ女性のことを意味する

 

 

「私たちが会うときは、いつも男がらみだけど。」

そう言って笑顔を見せるモヨン。

ミョンジュも笑顔を返します。

 

(最初の頃、モヨンとミョンジュは犬猿の仲でした

 途中で、ある先輩をめぐって恋のライバルだったことから、仲が悪くなったと分かります

 

「無事に戻ってきたの?」

「ソ上士とは、まだ休戦中?」

4人で仲良くお茶したあと、ふたたび別れを経験したデヨンとミョンジュ。

モヨンも気にかけていたようです。

「休戦ではなく、終戦です。父の許可ももらえました。」

「本当?おめでとう」

お祝いに、一緒に飲もうというモヨン。

いつでもOKというミョンジュ。

 

今回、ミョンジュがヘソン病院までモヨンを訪ねてきたのは、別の用件でした。

 

ミョンジュがモヨンに手渡した1通の手紙。

それは手作りのクリスマス・カード。

ウルクのファティマから、近況を知らせるものでした。

 

手紙の中でモヨンのことを“オンニ”と呼ぶファティマ。

オンニ:언니 実の妹が姉を呼ぶときだけでなく、年下の女性が親しみをこめて年上の女性を呼ぶときに使う(年下男子が呼ぶときは、ヌナ:누나)

 

その手紙にもこんなことが書かれていました。

  1. 韓国語を習っていること
  2. 将来、オンニ(モヨン)を手伝う医者になりたいこと

 

そして

アジョシ(おじさん)たちによろしく!

※シジンもデヨンも、ほかモウル中隊メンバーやメディキューブの男性スタッフ…ファティマからみると“アジョシ”です

 

メリークリスマス!

会いたいです!

愛してます!

心のこもったカードに

「お金を使う価値があるわ。」

モヨンが呟きます。

 

ウルクに行ってから、さまざまな体験をしたモヨン。

今では、いくつかの寄付や援助をしているのです。

 

 

  • 太陽の末裔の最終回⑰:メリークリスマス その2

急いでパソコンに向かうチフン。

 

“勝手に使うな”と書かれたソン先生のパソコン。

パスワードをハ師長に尋ねて使い始めます。

 

パスワード:天才ソンサンヒョン(笑)

 

ミョンジュからもらったウルクからのメッセージ入りUSB。

そこには、ヤギと一緒に映る“ブラッキー”の姿が。

 

大きくなった彼の様子を喜ぶ、チフン、ハ師長、ミンジ。

(帰国前にチフンが贈った靴が合うようになるのは、もう少し先のようです)

 

「It’ me…」

 

“ブラッキー”がチフンらにメッセージを送ります。

そのたびにヤギの鳴き声で、彼の声が聞き取れません。

 

「ブラッキー。彼(=ヤギ)の名前がブラッキーだよ。」

「僕は…(メェ〜)」

 

何度聞き返しても、ヘッドフォンをつけても、聞き取れない少年の名前。

結局、チフンは少年のことを“ブラッキー”と呼び続けることに。

 

がっかりしたチフンがパソコンを閉じようとしたとき、ハ師長が「待って」と声をかけます。

 

 

  • 太陽の末裔の最終回⑱:メリークリスマス その3

ウルクでのソン先生との会話を思い出すハ・ジャエ師長。

「僕に万が一のことがあったら、病院で使っているパソコンの野鳥のフォルダを消してくれ。」

と言われていたのです。

 

慣れないパソコンに向かって、フォルダを探すハ師長。

コンピュータ、Cドライブ…野鳥フォルダを見つけます。

 

「“野鳥”フォルダに何が入っているのか?」と尋ねても「君の想像以上のもの」としか答えなかったソン先生。

 

野鳥フォルダには、さらに10代から30代の年代に分けられた3つのフォルダがありました。

呆れるハ師長。

「10発から30発は殴ってやらないと…」

そう言いながら、開いた10代のフォルダ。

そこには、幼いころのジャエとサンヒョンの姿が納められていました。

川遊び、ブランコ、誕生日…

 

次のフォルダには、少し大人になったジャエとサンヒョンの思い出の場面。

 

そして次のフォルダには…社会人となったふたり、ウルクでの姿が。

 

ソン先生の気持ちをあらためて知ったハ師長。

呆然としながら部屋を後にします。

 

男性とぶつかり、よろめいてしまいます。

 

慌てて駆け寄るソン先生。

介抱しようとする男性に「僕が」と声をかけ、彼女を椅子に座らせます。

 

「保護者ですから。」

そのソン先生のことばに

「保護者?大丈夫だから。疲れているだけ。」

その場を離れようとするハ師長。

「疲れたら休め。ほかの人の手を借りるな。」

「何か見たなら、見たと言え。」

「全部見たな?1030。ごみ箱(PCの)に入ってたけど。」

ソン先生も、ハ師長がPC内のふたりの写真を見たことに気づきます。

「捨てろと言ったから。」

「それは死んでから。」

 

「何のために持ってるの?」

「プロポーズのためだろう。俺のプロポーズだ。」

「10代から30代までお前だけだ、という告白だよ。」

「それは同情だと思わないの?」

(経済的に豊かではなかったハ師長。ソン先生からお金を借りている)

 

「お前に何がわかる?俺の気持ちは、俺がわかる。」

「説明も要らない。愛だよ。」

 

「やめて。私がする。」

ソン先生の愛の告白をやめさせようとするハ師長。

 

「何を?告白?」

「うん。(借りている)お金を返したら。」

その場を立ち去ります。

 

 

「え?」

思わぬハ師長のYESに、慌てて後を追うソン先生。

「どこに行くんだ?」

「お金を稼ぎに。」

 

足早に立ち去ろうとするハ師長。

小走りに追いかけるソン先生。

「早く稼げないか?」

「前借りはできないか?」

「カン・モヨンに借りることは?」

一刻も早く、ジャエからの愛の告白を聞きたいみたいですね

(シジン&モヨン、デヨン&ミョンジュとは別に、サンヒョン&ジャエ カップルも結構人気あったんですよね

 

次に紹介するのは、幸せなデートシーンです。

太陽の末裔の最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~Big Bossデート編~

  • 太陽の末裔の最終回⑲:愛車はBig Boss

 

「どうして僕がこの車の運転を(しなきゃいけない)?」

モヨンの愛車を運転するのは、シジン。

 

助手席でモヨンが

「ずっと直進よ。走れ!Big Boss!」

※Big Bossはユ・シジンの別名

 

「走ってますよ。」というシジンに

「あなたじゃないの。この子(=愛車)がBig Bossなの。」と答えるモヨン。

 

「そんなに僕のことが好きですか?車に僕の名前まで(付けて)…」

冗談めかして尋ねるシジン。

 

「はい(네)!」

素直に答えるモヨン。

 

(前半は、素直に愛情表現をしなかったカン・モヨン。後半では、ぐっと素直にシジンへ気持ちをことばにします

 

「この先で右折。Big Bossを洗ってあげないと。あ、このBig Boss(シジン)ではなく(車のBig Boss)」

モヨンのことばから、目的地は洗車場のようです。

 

「タイミングが変じゃない。どうして僕が運転を?」

シジンはまだボヤきます。

すると

「いいじゃない。私が運転すると、壊しちゃう。私のBig Bossは、絶対に壊さない!」

ウルクで、モヨンがダニエルから借りた車を運転していて断崖絶壁から落ちたこと…覚えていますか?海から引き上げた車を、ダニエルが修理してましたね。)

「タイミングが変じゃない?」

未だ納得のいかないシジン。

 

洗車場で…

 

モヨンは、車内で終始笑顔。

シジンがモヨンの愛車Big Bossを洗ってあげます。

 

助手席からシジンへ指ハートを送るモヨン。


シジンも満面の笑顔です。

(とはいえ、「恋愛やめるべきか?」とぼやくのですが)

 

「寒すぎる。」

とつぶやくシジン。

「何ですって?」

窓から顔を出したモヨンが尋ねます。

「愛してる、って。」

シジンのことばに笑みを見せるモヨン。

 

「窓閉めて。寒いから。」

なんだかんだ言いながら、シジンはモヨンを気遣います

(優しい〜)

「そんなこと言われたら、手伝わなきゃ。」

モヨンが出てきて、洗車を手伝おうとします。

(ん?これがシジンの作戦?)

 

ホースを手渡されたモヨン。

愛車のBig Bossを洗うはずが、恋人のBig Bossに水をかけてしまいます。

「命中しました。」

 

服まで濡れたシジンに、自分の上着をかけるモヨン。

「これを着て。透けちゃう。他の女に見られるのはイヤなの。」

 

嬉しそうなシジン。

「恋愛はすべきだね。いやらしい。」

「カン先生は、笑顔が一番いやらしい。」

「寒い。ハグして。」

(結局イチャつくシジンとモヨンです)

 

もちろん、この2人も負けていません!

次はグウォンカップルの結末を紹介します。

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太陽の末裔の最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~グウォンカップルの結末編~

  • 太陽の末裔の最終回⑳:目を閉じろ

軍の食堂で。

後輩たちから少し離れたテーブルで、向き合って座るデヨンとミョンジュ。

「これは苛酷行為です。」

苛酷:過酷に比べて、極めて厳しいこと、無慈悲なことの意味で使われる

苛酷行為:韓国軍内で行われている(た)後輩や部下たちへの一種のイジメ行為が問題になったこともある

 

イタズラっぽく自分を見つめる上官のミョンジュに対し、上申するデヨン。

「報告しなさい。」

実は、テーブルの下で足を使い、デヨンにちょっかいを出しているミョンジュなのです。

(こんなことされたら、食事どころではありませんよね?)

 

「落ち着いて食べたいです。胃がもたれます。」

「もたれたら医務室に来て。ここから5分のところにいます。」

※ミョンジュは、軍医

 

医務室では、堂々とふたりっきりになれることに気づいたミョンジュ。

「いい考えね。もたれて。」

と自分の食事までデヨンに食べさせようとします。

 

「いや、どこか折るべき?」

※ミョンジュの専門は、整形外科

「ダメだわ。折れたらカナダに行けない。」

そう言って、招待状をデヨンに手渡すミョンジュ。

 

「ダニエルとイェファさんが結婚するって。」

※二人はウルクで医療活動をしていた“ピースメーカー”スタッフ

 

「式場が、カナダのバンクーバーなの。私たち招待されたの。」

 

<ダニエルとイェファ>

「結婚?」

チフンの話に驚くハ師長。

ダニエルとイェファからの招待状は、ヘソン病院のメンバーにも届いたようです。

「飛行機のチケットにホテル1泊です。」

チフンが笑顔で、ソン先生、ハ師長、ミンジに手渡します。

 

「だけど、おかしくない?二人は結婚してると思ってたのに。」

てっきり夫婦だと思っていたチフン。

 

それに対し、女性陣の反応は…

「違うわよ!私には、ただの同僚って言ってた。」

「私には、単なる共同経営者だって。」

ダニエルに憧れていたミンジとハ師長は、がっかり。

 

チフンが、経緯(いきさつ)を話し始めます。

 

イェファの父親は、韓国系ロシア人の医者だったこと

相手が誰でも(ロシア独立運動の反乱軍であっても)治療を行なっていたこと

そのことを快く思わない者たちによって、イェファの父、母、兄が銃殺されたこと

 

この続きは、ミョンジュがデヨンに語ります。
(ダニエルとイェファの経緯を、ミョンジュも語っていたという設定)

 

イェファだけをダニエルが助けて、カナダ大使館に駆け込んだこと

カナダ国籍のダニエルは保護(大使館に入れる)されたが、ロシア国籍のイェファは拒否されたこと

イェファは難民申請も受けられない状況だったこと

 

 

「そして?」と尋ねるデヨン。

 

「ダニエルが“今すぐ結婚する” “私の妻だから、保護しろ”と大使館側と交渉して、イェファを助けたのよ。」

と話すミョンジュ。

 

二人の馴れ初めまで知っていることに驚くデヨン。

ミョンジュは、ウルクでソデヨンの死亡通知を受け、遺書を受け取ったことをイェファに話していたのでした。

(同じように愛する人を失った者として、身の上話をしてくれたのでしょう)

 

<一字一句>

ミョンジュの話を聞き、デヨンが尋ねます。

「遺書は…読んだのか?」

「私が読むと思う?何かの歌詞を写したってわかってる。」

「写してない。」即答するデヨン。

『俺の作戦は、いつも逃亡だった。

誰よりも勇敢なお前が、誰よりもバカな俺を愛してくれて、ありがたいし、申し訳なく思う。

 

もし、この遺書を読んでいるとすれば、バカな俺は最後まで、お前を傷つけている。

俺のことを許すな。

そして、俺がお前のことを考えていた時間と同じくらい、お前には幸せになってほしい。

 

深く愛してるユン・ミョンジュ。

生きていても、死んだとしても、それは変わらない。』

遺書の内容を口にするデヨン。

覚えているはずがない、というミョンジュ。

 

彼女は、肌身離さず持っていたデヨンの遺書を初めて開きます。

そこに書かれていたのは…一字一句違わないデヨンの本心でした…

「100回以上書いた。」

「100回以上、お前の元に行きたかった。」

真顔でストレートに表現します。

そのデヨン上士のことばに、どよめき、盛り上がる周囲の兵士たち。

「一同、気をつけ!」

号令をかけるソ・デヨン。

一斉に食事をやめ、姿勢を正す兵士たち。

 

「俺の部下は目を閉じろ。」

ふたたび命令を下すソ・デヨン。

 

デヨンを見つめるミョンジュのおでこにキスをします。

 

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ふたたび、どよめき、盛り上がる兵士たち。

 

ミョンジュを笑顔で見つめるデヨン。

 

今度は、ミョンジュが立ち上がり

「私の部下も目を閉じなさい。」

命令を下します。

 

「あなたも。」

デヨンにも目を閉じるよう命じるミョンジュ中尉。

 

嬉しそうに目を閉じるデヨン上士。

彼の元に近づき、熱いキスをするミョンジュ。

 

食堂の兵士たちは大盛り上がり。

 

山あり、谷ありのソ・デヨンとユン・ミョンジュのふたり

最後はめでたし、めでたしですね(笑)

 

ここからは、最終回の結末まで一気に紹介していきます。

太陽の末裔の最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~ハッピーエンド?編~

  • 太陽の末裔の最終回の結末①:すべての場所で、太陽の下で

「カン先生は、祝儀をどっちに?」

家で、ダニエルとイェファの結婚式のことを話すシジンとモヨン。

「みんなはダニエルだろうから、私はイェファさんに。」

 

「ダニエルの車を潰したことは?」

「それは毎月寄付で返してる。」

ビールを取りに冷蔵庫に向かうモヨン。

そこでシジンが声をかけます。

「前から気になっていたけど、そこの宣誓写真、どうして代表がカン先生なんですか?」

「首席だったんですか?」

 

「いいえ、美貌が代表なの。」

 

「カナダラ順じゃなく?」

「カンさんなら…一番ですよね…」

※韓国語であいうえおに相当するのが、カナダラ

※カナダラ順:캐나다라 순

「違うけど。」

「あ、歳の順?」

 

シジンのちょっかいに、ちょっとムッとするモヨン。

「言ってなかったけど、明日、後輩たちの宣誓式に行くの。学校を輝かせた先輩として招待されたの。学校(학꾜:ハッキョ)を輝かせた先輩。」

ソン・ヘギョさんのニックネーム、「학꾜:ハッキョ」にかけた箇所かもしれません

 

モヨンのナレーションが入ります。

『ヒポクラテスは言った。たくさんの言葉を。ある言葉は記憶に残り、ある言葉は心に残った。例えば、こんな言葉。』

以下、

  1. M:医師たちの宣誓式(モヨンも出席)
  2. S:兵士たちの宣誓式(シジンも出席)

とします。

M「今、医療に従事する許可を受け、私の良心と威厳をもって医術を施します。」

 

S「私は、大韓民国の特殊士官として、国家と国民のために忠誠を尽くし」

 

M「人種、宗教、国籍、政治、地位など、すべてを超越し、患者に対する義務を守ります。」

 

S「憲法と法律を遵守し、軍人になった職責と任務を誠実に遂行することを」

 

M「たとえ脅威を受けるとも、私の知識を人道に外れては使いません。」

モヨンのナレーションが続きます。

『たとえ脅威を受けても、いかなる災難でも、引き下がらない。いかなる銃口の前でも、この地の平和を守る。

本日、多くのユシジンとカンモヨンが厳粛に宣誓した。

彼らの宣誓が、すべての場所で、この太陽の下で守られることを、私は願った。』

 

眩しい太陽をみあげたモヨン。

電話を取り出し「今=지금(チグム)」

シジンに出発を伝えます。

 

 

  • 太陽の末裔の最終回の結末②:ふたたび思い出の地へ

ここは、シジンとモヨンのロマンチックな場面です

愛あふれるセリフの数々もご紹介します

 

ウルクへ向かうふたり。

思い出の湾をふたたび訪れます。

 

あのとき拾った白い石を戻すモヨン。

「本当に戻ってきたのね、私たち。」

「カン先生が一緒だから嬉しい。今回も。」

 

「おかげで、他の男と来る機会を逃しちゃったけど。」

「他の男?」

 

「一人で来いって?この美貌で?一人で来る予定はないわ。」

平和で愛に満ちた時間をすごすシジンとモヨン。

「ちょっと待って。」

「完璧」

シジンの写真を撮るモヨン。

(これまで、モヨンが持っているユ・シジンの写真は、ヘソン病院で撮ったX線写真のみ)

 

「浜辺では追いかけっこでしょ?」

「私をつかまえてみて(날 잡아봐:ナ チャバブァ)」

 

楽しそうに、幸せそうに、追いかけっこするシジンとモヨン。

「いつ帰る?」

「あの船がこうなったら。」

ふたりが湾まで乗ってきたボートが、難破船のようになったら帰るというシジン。

 

「本当に?無人島で男と二人っきりだわ!」

可愛いことを言うモヨン。そんな彼女を笑顔で追いかけるシジン。

 

夕陽が海の向こうへ沈み、空に満天の星が輝き始めるころ…

 

難破船に並んで腰かけるシジンとモヨン。

 

ワインを飲むモヨンを見つめるシジン

(デジャヴのような光景:第4-5話のワインキス)

「本当に飲まないの?すごく美味しいわよ。」

「飲みたいけど、運転があるから…ボートの。」

 

ワインを飲み続けるモヨン。

 

「美味しいですか?」

「はい。」

「すごく飲みたそうよ。方法がないわけじゃないでしょ?」

(デジャヴのようなセリフ:第4-5話のワインキス)

 

「知ってますよ。」

モヨンのことばに笑みがこぼれるシジン。

「あぁ、あのとき…心臓が震えて死ぬかと思った。」

「僕は今、心臓が死ぬほど震えてる。浜辺にいて、お酒もあって、美しいひとが隣にいて。あんなに星も流れて。」

「すごい、嘘みたい。」

満天の星空を見上げ、思わず息を呑むモヨン。

「流れ星を見るの、私初めて。星に何をしたの?世界中の星がここにあるの?」

シジンが尋ねます。

「願い事はしないの?」

 

「もうしたわ。」

「口を開けたまま?」

そんなシジンの軽口を、ポンっといさめるように

「何してるの?早く星を取ってきてよ。」

「もう取ってきた。隣にいる。」

甘〜いことばを返すシジン。

「もっと言って。」

「すごく輝いてる。」

 

「もう1回言って。」

「僕の人生が、突然明るくなった。」

シジンは真顔で

「どうして、こんな女性が僕のところに?」

 

「前世で国を救ったんじゃない?あらやだ、前世は捕卒(포졸:ポジョル)よ。」

捕卒(포졸:ポジョル):今でいう警察官

韓国では、思いもよらない幸運に恵まれたりすると「前世で国を救ったから」と表現されます(ドラマのセリフにもたびたび登場します)

「現世は、(捕卒から)ずいぶん昇進したな。」

「あら、来世でもまた会いそうね。現世でも国を救ってる。」

 

「あぁ…国を救えば会えるのか。この女性に。」

「誰が会うって?」

 

「来世では会わないつもりですか?」

「嫌って言ったら、会いに来ないの?絶対に会いに来て。来世でも。」

「約束しましたよ。」

 

笑顔でうなずくモヨン。

微笑むシジン。

(はい、ロマンチック&ラブラブです)

「願い事って何だったの?」

「う〜ん…驚くわよ。」

「何ですか?」

 

「この男性が…私にキスしてくれますように。叶うかしら?」

「方法がないわけじゃない。」

(ワインキス…今度は互いに好意を示して)

 

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「愛してる(사랑해요:サランヘヨ)」

「私もよ。」

「質問なんだけど。」

「愛してる(사랑해요:サランヘヨ)これでいい?」

「僕もだよ。」

(ふたたび熱〜いキスシーン)

 

  • 太陽の末裔の最終回の結末③:エンディングは…

空港にて。

ダニエルとイェファの結婚式のため、バンクーバーへ向かうヘソン病院のメンバー。

「でも、外国の結婚祝いなら現金より贈り物なのでは?」

チフンがモヨンに尋ねます。

「冠婚葬祭は、どの国でも現金が一番よ。」

スマホでATMの操作をしながら、モヨンが答えます。

「あげる人は簡単だし、もらう人も嬉しいし。」

ご祝儀を手にしたモヨンが声をかけます。

 

「行きましょ。」

 

カナダ・バンクーバーの夜。

「新郎新婦は、お色直し終わるって。」

モヨンがパーティー会場へやって来ます。

 

「イェファさんのドレス姿きれいでした。ウェディングドレスも変わってて。」

失恋の気持ちをまだ引きずっている(?)ミンジ。

 

「あの光景も変わってる。」

モヨンが指さした先には、ウェディングブーケを手にしたデヨンの姿。

 

見かねたシジンが

「あぁ、もう…それを何とかしてください。どうしてソ上士がキャッチするんですか?」

 

デヨンは

「新婦が全力で投げたのに、捨てるんですか?」

 

その様子を見たミョンジュが声をかけます。

「放っておいていいわよ。彼には、結婚式に深い思い出があるんです。元カノ…」

(デヨンの元カノの結婚式で、今カノのフリをしたのがミョンジュでしたね)

 

チフンが出てきて

「こんなエンディングはいかがでしょう?

人生のあらゆる災難を愛で克服し、末永く幸せに暮らしました。

エンディング。」

…で、終わりと思った瞬間。

 

 

停電発生!

「キスタイム?」

「ショーが始まるの?」

「バンクーバー全体で?」

「スケールが違うね。」

 

ウルクでの困難を経験したメンバーは、落ち着いてます

 

「突然、この展開は何?」とモヨン。

「展開が、ラブコメではなさそうだけど。」と言うのはシジン。

 

慌てて会場に飛び込んでくるスタッフ。

「火山!火山が爆発したんです!」

「Oh, My God!」

「Oh, My God!」

慌てふためくゲストたち。

 

「こんな幸運があるわけないと思ったわ。」ミンジ

 

「軍を辞めておくんだった。」デヨン

 

「もう遅いです。」口紅を指で落とすミョンジュ

 

「立って。」髪をまとめながら、食事中のソン先生を急かすハ師長

 

「また、休暇返上ですか?」ネクタイを緩めるチフン

 

「今回は、あなたが壊される番よ。」ハイヒールを脱ぐモヨン

 

「長い報告書の始まりだな。」ネクタイを緩めたシジン

 

 

「行こう」

 

ふたたび、シジン率いるアルファチームとモヨン率いる医療スタッフの出番が始まる…

 

伝説的大人気ドラマ「太陽の末裔」は、ラブシーンではなく、メンバーそれぞれが使命を全うしようとする場面で結末を迎えます。

こんなひとひねりも、普通に純愛ドラマとは違って魅力的ですよね!

次にそんな「太陽の末裔」の最終回の、私なりの感想を述べてみたいと思います!

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太陽の末裔の最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~感想編~

 

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いつも感じるのは、

「最終回は視聴者への説明と、スポンサーへの配慮の回」

だなぁという面です。

 

日本のドラマより、1話ごとの時間が長く(正味60〜70分、途中にCMなし)、人物像や背景なども丁寧に描かれることが多い韓国ドラマ。

とはいえ、途中で描ききれない部分がたくさんあります。

そのため「?」と、分からないまま見てきた場面も少なくありません。

 

最終回では、そんな視聴者たちの頭の空白を埋めてくれる説明(過去の出来事)と、主な人物のエンディングが描かれます。

 

「太陽の末裔」も例外ではなく

 

  1. 主人公たちの恋愛は?
  2. あの人はどうなったのか?
  3. そもそも過去に何があったのか?

という部分と

 

  • 物語の途中で描かれたこととのつながり
  • 実は…的なネタバレ

 

そして

 

  • 全体のまとめ(締めくくり)

 

が描かれています。

 

加えて、脚本家のキム・ウンスクさんらしいセリフが多く登場します。

 

シジンとモヨンデヨンとミョンジュ、そしてサンヒョン&ジャエ

この3組のカップルによる

「思いやり」「愛情」

 

新人医師たち、新米兵士たちによる宣誓のことばを通して描く

「理想」「夢」「希望」

 

国は違っても共感できるのは、そんな「理想」や「愛」が心に響くからではないでしょうか。

 

個人的には、ソ・デヨンとユン・ミョンジュの階級による言葉遣いが興味ある部分でした。

軍人として上司・部下の会話と、恋愛がうまくいっているときの親しみをこめたことばや、ミョンジュの甘えた口調などのギャップが可愛く感じます。

 

また、デヨンが「100回以上も書いた」と、遺書の内容をミョンジュに語る場面

長いセリフを間違えることなく、覚えて言ったのだなぁと妙に感心したものです。

 

ふたりに比べると、シジンとモヨンは、大人の恋愛会話みたいなところもありましたね。

 

直接ではなく、間接的にドキッとさせたり、逆にストレートに愛情を表現したり…

シジンのキャラクターが、冷静さとユーモアを併せ持った人物でしたので、緩急あるセリフが多かった気がします。

 

まぁ、最終回はPPL(プロダクト・プレイスメント)と呼ばれる間接広告が多いのは、大目にみましょう。

アルハンブラ宮殿の思い出では、PPLのオンパレードで、かなりクレームが出たそうですが)

 

モヨンのスマートウォッチ、飲んでいたミネラルウォーター、TV収録前のメーク室に並ぶ化粧品の数々…これらが、PPLの一例です。

 

ロケ地として登場する、サンドイッチのSUBWAYや、コーヒーショップのdal.komm COFFEE なども番組スポンサーです。

※ロケ地情報について詳しくはこちら(太陽の末裔のロケ地~ソウル・カフェ・病院・居酒屋(韓国国内)編~カップル・ブロマンス別に思い出の場所を厳選して紹介!)

 

日本ドラマも、いつか途中CMなしに挑戦してもらえたらいいなとも思いませんか?

法的にOKなのかどうか分かりませんが、間接広告と組み合わせて、ストーリーの部分を長く(役者さんたちがより長く登場する)丁寧に描く作品があっても良いような気がします。

 

最後に、「太陽の末裔」の最終回について、簡単にまとめ、キャスト情報などの関連記事を紹介します。

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太陽の末裔の最終回結末(16話)のあらすじをネタバレ!~まとめ~

ドラマ全体のまとめと、背景が描かれる最終回。

視聴者が気になるソンソン・グウォンカップルだけでなく、番組内に登場した人物たちの明るい未来が描かれています。

 

ハッピーエンディングばかりではない韓国ドラマの中で、「太陽の末裔」は、多くの人物が幸せに向かいます。

 

なので、途中でハラハラしても「見終えたときに笑顔になる作品」「ロマンチックな気分を味わえる作品」だといえそうです。

 

「太陽の末裔」では、そんなロマンチックムードを盛り上げるOST(サントラ・サウンドトラック)も、美しい曲がそろっていますので、以下の「OSTまとめ記事」もぜひあわせてご覧ください♪

太陽の末裔のOST(歌・曲)を主題歌・挿入歌・オープニング・エンディングまで詳しく紹介!音楽だけでも楽しめる美しい名曲の数々!

 

「太陽の末裔」についてはこちらもどうぞ↓↓

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まりこ
アラフォーのフリーランス。 
冬ソナブームの頃には興味がなかった韓ドラにハマって数年。

時代劇が好き。
そして復讐ドロドロ系にツッコミを入れたり、ラブロマンスにときめいたりの毎日です。

読み書きは今ひとつの耳だけハングルなので、最初に覚えた韓国語は、
「~씨(~ッシ)」「아이고(アイゴー)」「어머(オモ)」の3つ。

連絡先:whitelife112226@gmail.com
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