太陽を抱く月のウンはヨヌが好き?ウンの恋心を徹底考察!小説で描かれた切なすぎる叶わぬ恋!思いを表す大胆な行動とセリフの内容とは!?
冬ソナブームの頃には興味がなかった韓ドラにハマって数年。
時代劇が好き。
そして復讐ドロドロ系にツッコミを入れたり、ラブロマンスにときめいたりの毎日です。
読み書きは今ひとつの耳だけハングルなので、最初に覚えた韓国語は、
「~씨(~ッシ)」「아이고(アイゴー)」「어머(オモ)」の3つ。
連絡先:whitelife112226@gmail.com
出典:https://program.imbc.com/sunNmoon
ドラマでは、寡黙で感情を表すことなく、フォンを常に護衛する武芸の達人ウン。
公式サイトの人物設定には、
「본명 김제운, 23세의 젊은 무사」
- 本名キム・ジェウン
- 23歳の若き武士(剣士)
「육척이 넘는 훤칠한 키와 긴 팔다리로」
- 180cmを超える長身
- 長い手足
「운을 남자로 만들어준 한 명의 여인, 연우… 아니, 무녀 월(月)… 그는 주군에 대한 충심(忠心), 사내의 연심(心) 사이에서 갈등한다.」
- 彼の中に喜びと切なさをもたらした1人の女性・煙雨(ヨヌ)いや、巫女の月(ウォル)
- 雲(ウン)は、ウォルへの愛と主君への忠義心のあいだで大きく揺れている
と掲載されています。
キャッチコピーは、「비를 품은 구름 ‘운(雲)’:雨を抱いたウン’雲’」
このような恋心は、どこで見られたのでしょう?
今回は、原作小説とも比較しながら、ウンの恋心を徹底解剖します。
注:ドラマと小説で設定やストーリーが異なるため、ドラマに関することは「ウン」、原作小説での描かれ方では「雲(ウン)」と区別して表記します
もくじ
太陽を抱く月のウンはヨヌが好き?ウンの恋心を徹底考察!~生い立ち編~
出典:https://program.imbc.com/sunNmoon
ウンの恋心を理解する大きな鍵となるのが、彼の生い立ち。
ドラマでは、彼の生い立ちがほとんど描かれていませんので、原作小説をもとに説明します。
原作での雲(ウン)の生い立ち
※ドラマ公式サイト(韓国版)キャラクター説明には、生い立ちについて描写あり
- 本名:金題雲(キム・ジェウン)
雲(ウン)の父親は、五衛都摠府(オウィドチョンブ)都摠管(トチョンガン)をつとめた武官キム・ユニョン。
実母=生みの親は、都でも名高い美貌の妓生(キーセン)
幼いころから両親の愛情を知らずに育ち、実母が亡くなったことで、数え年8歳のときに本家=父の妻・朴(パク)氏が住む家に引き取られる。
朴家は、代々武官を輩出する名門で、雲(ウン)の父・ユニョンもそのおかげで軍の最高責任者の地位を得た。
雲(ウン)は、育ての母・朴(パク)氏と、その弟パク・ヒョウンから大きな愛情と彼の才能を伸ばす環境・教育を授かる。
しかし!
どんなに名門の家で育てられたとしても、雲(ウン)は「庶子*」。
当時の決まりでは、官職につけるのは「嫡子*」のみ**
**ドラマ「イ・サン」でも、第22代国王・正祖(チョンジョ)=イ・サンが、やっとの思いで才能ある庶子たちが官職につけるようにする話あり
*<用語解説>
- 庶子:妾腹の子(嫡子以外の実子)
- 嫡子:嫡妻(本妻)の子で家督を相続するもの
(広辞苑より)
幼いころ、実父母から邪険にされ、自分が庶子であることを身にしみてわかっていた雲(ウン)にとって、身分違いの恋など望めなかったのです。
ウンの幼少期
男性の多い朴(パク)氏一族。
女性も、養母のように女丈夫(立派な体格)揃い。
そのなかにいて、雲(ウン)は、“白皙(はくせき)の美貌”と表現されています。
現代なら“色白のイケメン”というところでしょうか。
出典:https://program.imbc.com/sunNmoon
この描写から考えると、ウンの子役を演じたイウォングンさんはイメージにぴったりですね♪
※イウォングンさんについて詳しくはこちらもどうぞ↓↓
太陽を抱く月の子役!イウォングンさん(ウン役)の詳細と現在の状況(最新作)は?乙女心を持ち合わせる努力家イケメンの素顔に迫る!
ドラマでは、子ども(フォンの世子時代)のときから、フォン・ヤンミョン君・ヨム・ウンは顔見知りです。
一方、原作小説では、雲(ウン)がホ・ミンギュ(=ヨムとヨヌの父)のもとで学問を学ぶことになり、陽明(ヤンミョン)君・炎(ヨム)と友情を育むのです。
※雲(ウン)が叔父にあたるパク・ヒョウンから剣術を習うのにつきあって、陽明(ヤンミョン)君と炎(ヨム)も剣を習うくらい“仲の良い3人”
少年時代に、王族でもあり好奇心の強い陽明(ヤンミョン)君は、友人・炎(ヨム)の妹である煙雨(ヨヌ)の顔をみて一目惚れ!
“煙雨(ヨヌ)嬢”への思いなど、恋バナをする陽明(ヤンミョン)君に対して、雲(ウン)は自分が庶子であることから、
“身分の違う煙雨(ヨヌ)の名前を覚えることすら避けた”
とされています。
つまり、煙雨(ヨヌ)の顔を見たことがないのです。
架空の物語とはいえ、李氏・朝鮮王朝を舞台にしている「太陽を抱く月」
この時代、少女となった煙雨(ヨヌ)は、家族以外の男性の前に姿を現したり、顔を見せることはありません。
ドラマでは、ミナ公主に誘われてヨヌとボギョンは、フォンたちの蹴鞠の試合を観にいきます。
出典:https://program.imbc.com/sunNmoon
いくら王女(公主)とそのご学友であっても、ドラマのように“年ごろの少女たち”が男性の前に姿を現すことはなかったでしょう。
原作小説では、世子である暄(フォン)と面識があるのは、異母兄・陽明(ヤンミョン)君。
その後、許炎(ホ・ヨム)が暄(フォン)の師となります。
が・・・
雲(ウン)が暄(フォン)と出会うのは、しばらく先の話なのです!!
ここからは、ウンがウォルと出会い、その恋心がわかる仕草や行動、セリフについて、詳しく見ていきます。
太陽を抱く月のウンはヨヌが好き?ウンの恋心を徹底考察!~ウォル・ヨヌへの思い編~
ただいま太陽を抱く月16&17話視聴中🥰
ヨヌや~😭明らかになる悲しい真実に朝から涙が止まらない。
平日の雑多な出来事に疲れて汚れてしまった心を洗い清めています。
そして私の活力を注入中😍
ウンゴム~💕#ソン・ジェリム pic.twitter.com/DZfF7SHbox— ぴろこ♡♡♡自称六龍&ミセン宣教師 (@PWCG39iR3RrIzI1) August 21, 2021
雲(ウン)の恋心① 月(ウォル)との出会い
原作小説でのストーリー。
炎(ヨム)とは身分を超えて、友情を築いた雲(ウン)
※「士大夫(ソンビ)」と呼ばれる学識に優れ、礼節を重んじる人物・炎(ヨム)は、剣術を見下すことなく雲(ウン)と対等に付き合った
しかし、雲(ウン)が煙雨(ヨヌ)嬢の顔を見ることのないまま、彼女の葬儀から8年経過。
霧雨の日のこと。
国王・暄(フォン)の護衛=雲剣(ウンゴム)・雲(ウン)は、お忍びで市井(しせい)の様子を見回った暄(フォン)とともに、巫堂(ムーダン)の家へ。
出典:https://program.imbc.com/sunNmoon
そこで、暄(フォン)に対して物おじせずに話す、しかも学識のある巫女に出会います。
主君・暄(フォン)を護る立場から、彼女の横顔をみた雲(ウン)
悲しみをたたえた横顔を避けるように目を閉じた雲(ウン)の心に、忘れられない女性として刻まれます。
ドラマではこの場面↓↓
■EP07, #07
■EP07, #08
ウンを演じたソンジェリムさん。
事前に原作小説も読み、ウンの人となりを理解して演技に臨んだといわれています。
最初の動画(#7)では、フォンが国王であると知っている巫女に対して緊張が走るウン。
次の動画(#8)で、フォンと話している巫女(このときは、まだ名前がない)を見つめるウンの瞳が、一瞬“女性をみる男の目”にみえる気がするのは私だけでしょうか?
いきなりのネタバレです。
ドラマでは、ウォル(ヨヌ)をはさんだフォンとヤンミョン君の三角関係がメインで、ウンの恋心は大っぴらには描かれていません!!
(ウンの恋心なのに・・・)
ただその後も、ソンジェリムさん演じるウンの目が、時おり、恋慕の情を示しているように感じます。
勝手な推測ですが、原作での雲(ウン)の秘めた恋心を目だけで表現したのでは?と思っています。
※ソンジェリムさんについて詳しくはこちらもどうぞ↓↓
太陽を抱く月のウン役(ソンジェリムさん)の魅力を徹底紹介!たゆまぬ努力と謙虚な姿勢に驚嘆!実はギャップ萌えも満載の○○の大家!?
雲(ウン)の恋心② 月(ウォル)への眼差し
ドラマで、ウンが厄受巫女の正体を確かめる場面
出典:https://program.imbc.com/sunNmoon
主君・フォンの寝所へ怪しいものが近づかないように「確認」するウン。
原作小説では、
『環刀(ファンド)の鞘で被衣(スゲチマ)をはね上げた。
被衣(スゲチマ)がふわりと舞い上がり、巫女(ムニョ)の顔が現れた。
ジェウンの身体が冷たく硬直した。』
引用:小説「太陽を抱く月」上 チョン・ウォングォル
巫堂(ムーダン)の家で出会ってから、暄(フォン)の命で月(ウォル)の行方を探し続けていた雲(ウン)。
半ば諦めていたところ、突然、彼女が目の前に現れたので、日ごろ冷静な雲(ウン)は動揺します。
『ジェウンは息を呑んだ。』
『月光のようなまぶしい輝きは、あの時のウォルそのままだ。』
『ジェウンの心臓が大きく一度跳ねた。』
引用:小説「太陽を抱く月」上 チョン・ウォングォル
そして、眠る暄(フォン)の傍にいる月(ウォル)を暗闇で雲(ウン)は見つめ続けます。
夜が明けるころ、星宿庁(ソンスチョン)へと戻る月(ウォル)を見つめることができない雲(ウン)
『すぐそばを歩いて行くウォルを見られない。』
『ほのかな蘭香だけが感じられる。』
引用:小説「太陽を抱く月」上 チョン・ウォングォル
出典:https://program.imbc.com/sunNmoon
ドラマでは、フォンからウォルが星宿庁(ソンスチョン)へ無事に戻れるよう命じられるウン。
彼は直接、送り届けるわけではありませんが、陰からそっと見守ります。
このときのウンの視線…気になりませんか?
(動画では4分20秒過ぎ)
雲(ウン)の恋心③ 切ない想い
原作小説では、
いち早く、月(ウォル)が炎(ヨム)の妹・煙雨(ヨヌ)だと気づいた雲(ウン)
『ジェウンは井戸端に立った。つるべで水を汲み上げた。そして氷より冷たい水を頭の上からざっとかぶった。』
『熱湯を運んでいた内官が驚いて駆け寄った。彼はつるべを取り上げると、お湯の温度を適当にしてジェウンの身体にかけてやった。』
『顔を伝ってお湯が流れる。まるで涙のようだ。ウォルが消えた。ジェウンが愛した女人は最初からこの世に存在していなかった。』
引用:小説「太陽を抱く月」下 チョン・ウォングォル
初めて想いを寄せた相手が、主君の想い人であり、「本来王妃となるべき人」だと気づいた雲(ウン)の傷ついた心が伝わる場面です。
<ミニ解説>
当時の身分制度で、「巫女は最下層」に位置付けられています。
国王である暄(フォン)は、(宮中にいる女官であれば側室にすることも可能ですが)巫女とは一緒になることはできません。
一方、「庶子」である雲(ウン)にとって、月(ウォル)であれば思い続けることは可能。
よりによって、彼女が煙雨(ヨヌ)=国王と一緒になる人だったので、秘かに想うことすら罪だったのです。
それでも、彼女への想いを断ち切ることは難しく、ある場面では巫女・月(ウォル)を守るため、雲(ウン)が彼女を抱きかかえて星宿庁(ソンスチョン)の居所へと連れて帰ります。
『初めて主君を裏切ったジェウンは、そうしてウォルを抱いてフォンの視界から消えた。』
引用:小説「太陽を抱く月」下 チョン・ウォングォル
黒装束の雲(ウン)が、白装束の月(ウォル)を抱き抱えてやって来た姿をみた雪(ソル)は
『雲は月をさえぎるのみ、抱くものじゃない。』
引用:小説「太陽を抱く月」下 チョン・ウォングォル
と非難。
その言葉に対して、
『雲は月をさえぎるのみ、だが雲も雨は抱ける。』
引用:小説「太陽を抱く月」下 チョン・ウォングォル
と、月(ウォル)が煙雨(ヨヌ)だと知っていることを告げます。
雲(ウン)の恋心④ 三角関係
恋心③のように、原作小説では冷静な雲(ウン)が「秘めた想い」と「主君・暄(フォン)への忠誠心」のあいだで苦悩する場面が多々みられます。
ドラマでウンが苦悩するのは、「フォンへの忠誠心」と「ヤンミョン君への友情」のはざま。
最初は、ヨヌの面影を重ねていたウォルを、ひとりの女性として愛しはじめたヤンミョン君。
何かとヨヌを思い出させるウォルに苛立ちながらも、惹かれていくフォン。
2人はふたたび恋のライバルとなるのです。
とうとう、フォンがウォルはヨヌであると気づいた場面。
ウォル(ヨヌ)を抱きしめるフォンの姿を見てしまうヤンミョン君。
ドラマでの「恋の三角関係」は、ヨヌ(ウォル)を挟んでフォンとヤンミョン君。
これが原作小説では、
厄受巫女・月(ウォル)が煙雨(ヨヌ)だとわかり、命を狙われた彼女を雲(ウン)が助けたあとの場面↓↓
『ヨヌとふたりで歩く道は、ジェウンにとって短く感じられた。
(中略)
この道が終わらないことを願った。』
『フォンは、康寧殿(カンニョンジョン)に入ってくる二人を見た瞬間、胸に熱い炎が吹き上がるのを感じた。
今まで見たことのないジェウンの表情を見てしまったのだ。』
『そばに来て挨拶するヨヌをこれ見よがしに抱き寄せたのは、ジェウンへの嫉妬だった。』
『ジェウンは顔をそむけた。
(中略)
心に懐く女人がほかの男の胸に抱かれるのをとても見ていられなかったのだ。』
引用:小説「太陽を抱く月」下 チョン・ウォングォル
月(ウォル)への想いを断ち切れず、彼女と並んで歩くことに幸せを感じる雲(ウン)
愛しさの表情で月(ウォル)=煙雨(ヨヌ)を見つめる雲(ウン)に、嫉妬する暄(フォン)
月(ウォル)=煙雨(ヨヌ)をはさんで、暄(フォン)と雲(ウン)が「恋のライバル」に!
といっても、幼いころから煙雨(ヨヌ)は暄(フォン)だけを思っているので、勝負にはならないのですが。
そして…雲(ウン)の失恋の痛手を癒してくれたのも、主君・暄(フォン)でした。
『王の護衛武人をなぜ雲剣(ウンゴム)というか、知っているか?』
引用:小説「太陽を抱く月」 チョン・ウォングォル
雲(ウン)へ、建国神話を語り始める暄(フォン)
『最後まで恒雄(ファヌン)*を護衛したのは雲師だった。だから王を支えるのは雲なのだ。』
『おれの雲はおまえだけだ。』
引用:小説「太陽を抱く月」 チョン・ウォングォル
*恒雄(ファヌン):朝鮮の地を治めるために降臨した建国の祖
月(ウォル)に想いを寄せる雲(ウン)の心を知ってなお、「自分にとってただ1人信頼できる武人」だという主君のことばに、慰められる場面です。
雲(ウン)の恋心⑤ 想いを断ち切る
これは、原作小説だけにある描写です。
煙雨(ヨヌ)が兄・炎(ヨム)と涙の再会を果たした帰りのこと。
妹の謎の死に、妻である旼花(ミナ)公主が関わっていたことを知って、自分を責める*炎(ヨム)
<ミニ解説>
- 先王は、炎(ヨム)を暄(フォン)の右腕とするため、旼花(ミナ)公主が炎(ヨム)と一緒になりたいという願いを退けた
- その理由は、王女(公主・翁主)と結婚すると官職につけないため、優秀な人材=炎(ヨム)の活躍する場を残そうとした
- 炎(ヨム)を思う旼花(ミナ)公主の気持ちを利用して、尹(ユン)一族は煙雨(ヨヌ)を呪う儀式を行う
- 娘を失った悲しみで、父ホ・ミンギュも後を追う
- 炎(ヨム)にとって、自分がいたために起きた悲劇と、恩人だと思っていた妻・旼花(ミナ)公主が妹や父を死に追いやった1人だと知り苦悩する
雲(ウン)は、辛い再会となった煙雨(ヨヌ)のために、庭の梅の枝を手折って帰ります。
『ジェウンは、背中に挿していた梅の枝をヨヌに差し出した。ささやかではあるが、危うげに揺れる月光を慰めてやりたかった。』
引用:小説「太陽を抱く月」 チョン・ウォングォル
※月光:月(ウォル)でもあった煙雨(ヨヌ)の心
『梅の枝を受け取ったヨヌの手がジェウンの手に触れた。
ジェウンは手が触れた面積が身体全部になったような気がして、その心を隠すために拳をぎゅっと握りしめた。』
引用:小説「太陽を抱く月」 チョン・ウォングォル
雲(ウン)のことばに慰められた煙雨(ヨヌ)は、彼に背中を向けて静かに涙を流すのです。
そんな彼女に触れたくても触れることもできず、結局手を引っ込める雲(ウン)
煙雨(ヨヌ)は、月光が描く雲(ウン)の影で初めて彼の気持ちを知ることに。
自分の恋慕を煙雨(ヨヌ)に知られたとわかった雲(ウン)はこう言って、最後に想いを断ち切ります。
『雲の中に流れ込むのは月でした。
もう月はいなくなってしまったので、雲の中にいることもありません。
もともと雲の中にいるのは雨ですが、この雲は雨を持ったことがないので…』
引用:小説「太陽を抱く月」 チョン・ウォングォル
<ミニ解説>
- 雲:雲(ウン)のこと
- 月:月(ウォル)のこと
- 雨:煙雨(ヨヌ)のこと
私=雲(ウン)が想いを寄せていたのは、「巫女の月(ウォル)」でした。
しかし、「月(ウォル)は煙雨(ヨヌ)の仮の姿=この世に存在しない人」なので、心の中にいた女性は消えてしまいました。
雲は雨を含むが、「庶子である私=雲(ウン)」は身分違いのお嬢さま、煙雨(ヨヌ)を心に想うことすら許されないとわかっています。
だから、煙雨(ヨヌ)お嬢さんを心に秘めたことすらありません。
こう告げて、煙雨(ヨヌ)にも負担をかけることなく、自分の想いを終わらせるのです。
なんて悲しい……
最後まで、身分の差に辛い思いをする場面でもあります。
ここからは、ドラマと小説の違い、ウンの恋心について簡単に要約しつつ、「太陽を抱く月」関連情報を紹介していきますね。
太陽を抱く月のウンはヨヌが好き?ウンの恋心を徹底考察!~まとめ~
今回、ドラマと原作小説を比べるかたちで、ウンの恋心をお伝えしました。
ドラマ「太陽を抱く月」を最初に見たときから、
“ウンは、ウォルを1人の女性として見ているように感じるのだけど…気のせいかな?”
と思うことがありました。
とはいえ、ドラマでは、
- 宮廷の権力争い(国王VSユン氏一族)
- 王位争いになりかねない、異母兄弟のフォンとヤンミョン君の立場と恋模様
- 幼い頃から続く思い(フォンとヨヌ、ミナ公主とヨム)
をメインに描かれていたので、ウンのロマンスは匂わす程度。
原作小説を読んで、あらためて「太陽を抱く月」を見ると”ウンの眼差し”が気になります。
幼少期(イウォングンさん)のときには感じられない恋心。
大人のウン(ソンジェリムさん)のちょっとした表情や視線を見ていると、原作小説の雲(ウン)がところどころに顔を出しているのではないかと思われます。
きっと、ソンジェリムさんの登場人物になりきる細やかな役柄づくりの賜物だったのではないでしょうか。
あまりウォルを見つめることのないウンが視線を上げたとき、どこを見ているのか?
どうぞ注目してご覧ください。
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