オクニョの最終回結末(51話)をネタバレ!王様の悩みをあなたはどう感じますか?

冬ソナブームの頃には興味がなかった韓ドラにハマって数年。
時代劇が好き。
そして復讐ドロドロ系にツッコミを入れたり、ラブロマンスにときめいたりの毎日です。
読み書きは今ひとつの耳だけハングルなので、最初に覚えた韓国語は、
「~씨(~ッシ)」「아이고(アイゴー)」「어머(オモ)」の3つ。
連絡先:whitelife112226@gmail.com
出典:http://www.imbc.com/broad/tv/drama/fip/photo/index.html
これまで時代劇で一度も扱われたことがない「典獄署-チョノクソ-」(現代でいう刑務所)を舞台にした、韓国ドラマ「オクニョ」。
最終回では、『悪の枢軸ユン・ウォニョン&チョン・ナンジョン』VS『民衆の苦しみを知るオクニョ&ユン・テウォン』の決戦が描かれます。
今回はそんな「オクニョ」の最終回(51話)のネタバレを、詳しくお伝えします。
もくじ
オクニョの最終回結末(51話)をネタバレ!
そうだった!
オクニョは先週が最終回で終わったんだった!😂 pic.twitter.com/7l08mzBxdV— ログアウトしました (@mafuwaJYpen62) 2018年4月8日
- オクニョの最終回①小尹(ソユン)派の支配の終わり
最終回(51話)では今まで対立していたユン・ウォニョン&チョン・ナンジョン夫婦の屋敷に、ついに踏み込むオクニョ&ユン・テウォンたち!
あと一歩のところで二人を取り逃がしてしまいます。
それでも、明宗(ミョンジョン)の命を受け、動いていたハン・ジェソらの働きにより、無実の罪で捕らわれていたソン・ジホンやカン・ソノ、そして大尹(テユン)派の人々は解放されます。
一時は王の首をすげ替える勢いだった小尹(ソユン)派の作戦は失敗に終わりました。
その最大の要因は、ユン・ウォニョンたちにとって後ろ盾でもあった文定(ムンジョン)大妃が亡くなったこと。
それまでの小尹(ソユン)による「専横政治(好き勝手な振る舞い)」に苦しめられてきた時代が、終わりを告げたのです!
“王女”オクニョの言葉に人々は歓声をあげます。
カン・ソノは逃亡を続ける小尹(ソユン)の柱ユン・ウォニョン&チョン・ナンジョンの巻き返しを心配しますが、それに対して、ユン・テウォンは「二人の世はすでに終わった」 と言い切ります。
その言葉通り、かつての仲間に裏切られる二人。
隠れ家を密告され、とうとう捕まってしまいます。
この前に、ユン・ウォニョンとチョン・ナンジョンが互いに失敗の責任を相手になすりつけ、罵る場面が出てきます。
『悪は永遠に栄えることなく、最後はぶざまな姿を見せる』
そんな反面教師のような様子が描かれます。
- オクニョの最終回②王様との再会
それとは対照的に、王様は王女オクニョと再会し、互いの無事を喜びます!
まさに最終回らしい展開!
オクニョの母が亡くなる事件の黒幕が”自分の母親、文定(ムンジョン)大妃である”という事実に心を痛める王様。
また、母親の行動が自分を王位につけ、その地位を安定させるためのものであったことに苦悩する王様。
そうした王様の気持ちをしっかりと汲み取り、母親を亡くした王様を慰めるオクニョ。
『善き人は互いを思いやり慈しむ』
そんな教訓を表すようにも思われます。
「末永く王様のお力になりたい」
というオクニョに
「兄として手を握ってもよいか」
とたずね、万感の思いを込めて手を握る王様。
「王様には長生きをしてほしい」
と涙ぐむオクニョに
「必ず長生きする」
と約束する明宗(ミョンジョン)。
この場面が、悲しげなBGM以上に悲しく感じられるのは、それが叶わない約束だからでしょうか・・・
※「王様の解説」を飛ばして最終回の続きへジャンプ!
<明宗(ミョンジョン)の史実の解説>
史実では、明宗(ミョンジョン)が王として即位したのが11歳。
彼のように未成年で即位した場合、王族最長老の女性が代理で政治を仕切ることになっていました。
これを「垂簾聴政(すいれんちょうせい)」と言います。
ドラマ内でも、まだ幼い明宗(ミョンジョン)がポンソン君に死罪を求める臣下たちの声に怯えながら、御簾(みす)の後ろに控える自分の母親、文定(ムンジョン)大妃の方を見る場面が描かれています。
明宗(ミョンジョン)が成人してもなお、母の政治介入は続き、さまざまな悪影響を及ぼします。
文定(ムンジョン)大妃の死によって、ようやく自分の理想とする政治を行えるようになるのですが、史実では母の死後2年でこの世を去っています。
つまり、「必ず長生きする」という明宗(ミョンジョン)の約束は叶わないのです。
オクニョではドラマの中に
「母、文定(ムンジョン)大妃の悪事を知りながら、何もできない(力のない)自分が悪い」
と自分を責める明宗(ミョンジョン)の場面があります。
実際、こころ優しい王様だったそうで、「長い間母の行いに心を痛めてきた気苦労が、彼の寿命を縮めたのではないか」と言われています。
話が少し戻りますが、隠れ家に潜む二人を捕らえる場面で、
「私は文定(ムンジョン)大妃の弟ユン・ウォニョンである」
といつまでも亡き姉の威を借りようとするユン・ウォニョンに対して
「父上!」
とユン・チェウォンが初めて息子として声をかけます。
そして
「父上は、罪を償うべきです」
と自分に言い聞かせるように、罪人ユン・ウォニョンを捕らえます。
その後、明宗(ミョンジョン)を中心にソン・ジホン、カン・ソノ、ユン・チェウォンで罪人たちの刑を決める場面では、ユン・ウォニョンに厳罰を求める上奏文の山に、明宗(ミョンジョン)は困った表情を見せます。
多くの罪を犯したとはいえ、ユン・ウォニョンは明宗(ミョンジョン)にとって”叔父”であり、”ユン・チェウォンの実の父”です。
加えて、チョン・ナンジョンは官職につかない女性であり、直接その罪を問える証拠がないため対応に苦慮します。
そこで、チョン・ナンジョンがユン・チェウォンにとって母代わりであったキム氏夫人(ユン・ウォニョンの正妻)を、毒殺した罪を問うことにします。
証人も現れ、言い逃れができなくなったチョン・ナンジョン、そしてユン・ウォニョンは人里離れた地に幽閉されます。
- オクニョの最終回④オクニョが宮殿に・・?
こうして大きな問題を片付けたのち、明宗(ミョンジョン)によって、オクニョは「王女(正確には翁主<オンジュ>)」として宮殿に迎え入れられます。
出典:http://www.imbc.com/broad/tv/drama/fip/index.html
兄としては、これまで苦労してきた妹オクニョに住まいを用意し、何不自由ない暮らしをしてほしいのです。
しかし、オクニョは「宮殿の外ですることがある」と今まで通り暮らすことを望みます。
オクニョが宮殿の外でしたいと考えていたこと、それは
『自分が生まれ育った典獄署(チョノクソ)の支援と囚人たちの待遇・環境改善』
でした。
典獄署(チョノクソ)を訪れたオクニョは、幼少の頃を思い出します。
- ユン・テウォンと出会った頃
- 師であるパク・テスと過ごした時間
ひとり思い出の場所で過ごしたオクニョは、何かを決意したかのようにも見えました。
- オクニョの最終回⑤チョン・ナンジョンの最期
一方、チョン・ナンジョンは徐々に精神的におかしくなり、最後はオクニョの幻影に怯え、持っていた毒薬を飲み自害します。
外に出ていたユン・ウォニョンは、冷たくなったチョン・ナンジョンを発見!
残りの毒薬で自害します。
明宗(ミョンジョン)の恩情による賜毒(サヤク)*を届けにきたソン・ジホンは、二人が死亡した後に到着。
*恩情による賜毒(サヤク):斬首刑などと違い、身体に傷をつけないことから恩情の刑に相当
二人の最期に、家族、そして祖父パク・テスのことで恨みを抱いていたソン・ジホンだけでなく、オクニョもまた、「虚しさ」と「言いようのない悲しさ」を感じます。
オクニョは、子どもの頃チョン・ナンジョンを占ったことがあります。
「(ナンジョンが)ユン・ウォニョンと一緒になることで繁栄する」
という言葉に気を良くしたチョン・ナンジョンでしたが、実はこの時に伝えなかったことがありました。
それは
「(繁栄するが)ともに滅びる」
という二人の最期を表すものでした。
その時のことを思い出したオクニョは、複雑な心境だったのです。
悲しい思いは、ユン・チェウォンも同じでした。
チョン・ナンジョンのために自分と母を捨てたとはいえ、危機に陥った自分をたびたび救ってくれたのは”父ユン・ウォニョンであったこと”を思い出すからです。
- オクニョの最終回⑥一年後
それから1年後。
※普通のドラマに比べて、「その後」が1年しか経過していないのには理由があります。
それは、明宗(ミョンジョン)が文定(ムンジョン)大妃が亡くなった2年後にこの世を去るため、遠い未来のことを描きづらいためです
明宗(ミョンジョン)は、のちの「宣祖(ソンジョ)」となる「河城(ハソン)君」に国王としての心得を教えています。
「“民を慈しむ心”を大切にするように」と諭し、「民のためなら虫も飲み込む覚悟を」と教えます。
そして、みんなが気を揉む王女オクニョとユン・テウォンの関係は・・・
ソン・ジホンが罪人を取り調べているところに、被害者の外知部(ウェジブ)、今の弁護士のような役割としてユン・テウォンとともにオクニョが登場。
無事、「再審請求」を勝ち取ったところでドラマは終わります。
全51話からなる「オクニョ」を見ていると、これまで聞いたことのない言葉がたくさんあったのではないでしょうか?
「外知部(ウェジブ)」は「トンイ」で目や耳にした、という方もおられると思います。
宮殿を出て暮らすトンイが貧しい人々のために事件を調べるときに「後宮(フグン)としてではなく、外知部(ウェジブ)として来たのだ」と述べる場面です。
では、「典獄署(チョノクソ)」はいかがでしょう?
この「オクニョ」では、最終回(51話)だけでも「多くの罪人と取り調べの様子」が出てきました。
次に、イ・ビョンフン監督が描く罪や罪人を通して感じたことを中心に、「オクニョ」の最終回の感想をお話しします。
「オクニョ」を全話無料で見る方法
「『オクニョ』で見逃した回があるので全話見てみたい!」「今すぐ最終回まで一気見したい!」という方も多いと思います。
ただ、何でもネットで見れる今の時代、「お金をかけずに無料で見たい」と思うのが現代人の普通の心情ですよね。
ではどのサイト・サービスならゆったりと無料で見ることができるのでしょうか?
そこで大の「オクニョ」ファンの私が、PandoraなどのサイトからNetflix、U-NEXTなどの正式なサービスまで徹底調査して詳しくまとめてみました!
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オクニョの最終回結末(51話)をネタバレ!~感想編~
オクニョ、最終回でした。
途中くらいから、捕らえられては、殴られてばかりのトンチャンが、何だか可哀想で。。最後までならず者の役回りでしたが、最終話では少しだけ救われて良かったと感じました^^;
時代劇にしては単純なストーリーで、気楽に観れたドラマでした。
次のドラマも楽しみです。 pic.twitter.com/DnboPUIKFr— るな (@luna8109) 2018年4月2日
「オクニョ」の最終回では、見ているこちらまで胸が痛くなる場面があります。
それは・・・
- ユン・テウォンが “悪人ユン・ウォニョン” を捕まえるときに、絞り出すような声で「『父上』と呼んでみたかった」「父上は罪を償うべきです」というところ。
そして
- 同じくユン・テウォンが “父ユン・ウォニョン”が自害したあと、命を狙われている自分に向かって「都を離れるように」と再三勧めた場面を思い出しているところです。
イ・ビョンフン監督は、あるインタビューで「ドラマには教訓性と面白さが重要だと思っています」と語っています。
「面白さ」はドラマの随所に散りばめられていますので、「教訓性」という面を考えると
“悪はいつか滅びる” “高い地位や財力で周りを従わせているだけでは、本当に信頼できる人を得ることはできない” という場面であり、
そのうえで “悪人といえども情けをかける余地がある” と語っているようにも感じられます。
言いかえると『勧善懲悪でスッキリ!』というだけでなく、『あなたの悪に心痛める人がいるのですよ』と柔らかく諭す面と、『100%断罪するのは難しい』と今の世の中で、簡単に特定の人を断罪する傾向を心配する面が含まれるように思えます。
これは「明宗(ミョンジョン)の言動」でも描かれているように感じたのですが、あなたはどう思いますか?
それでは最後に、ヒロイン「オクニョ」と悪役の歴史について紹介しつつ、最終回(51話)のまとめをしていきたいと思います!
オクニョの最終回結末(51話)をネタバレ!~まとめ~
獄中で生まれたから「獄女(オクニョ)」と名付けられた彼女は、子どもの頃から聡明で、周りへの思いやりを持つ、ひたむきなヒロインです。
そんな彼女には常に、支えてくれる人、信頼できる仲間がいます。
- 学問・武術の師:パク・テス
- いつもそばで見守ってくれる:ユン・テウォン
- 優しくあたたかなお父さん:チ・チョンドゥク
- 変わり者だけど頼りになる:イ・ジハム
- 一見詐欺師のような行動派:チョン・ウチ
- 情報収集に長けているスリ:チョンドゥン
- いつしか同志となった:ソン・ジホン
- そして兄でもある明宗(ミョンジョン)
この中で、実在した人物は、
- イ・ジハム
- チョン・ウチ
- 明宗(ミョンジョン)
の3人だけ!
オクニョもドラマのために生み出された架空のヒロインです。
一方、敵対することになる、
- 文定(ムンジョン)大妃
- ユン・ウォニョン
- チョン・ナンジョン
はいずれも実在の人物です!
このドラマは、実在した悪人3人衆が実際に引き起こした事件や出来事に、ヒロインチームが挑んでいき、ひとつひとつ解決していくことで明るく希望を見出せる世界へと変化していきます。
明宗(ミョンジョン)が次に「国王」となる河城(ハソン)君に『民を慈しむ心』を教える場面。
オクニョとユン・チェウォン二人の「外知部(ウェジブ)」によって「再審」が決まり喜ぶ人々。
普通に暮らす、普通の人々が笑顔になる社会。
それは実現可能だと希望を持てること。
それがドラマ「オクニョ」で描かれる世界です!
このドラマを最終回まで見て、ぜひ笑顔と希望と元気をもらってください。
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