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赤い袖先の最終回結末(17話)をネタバレ!涙なしでは見られない!感動のラストシーンとは!?

まりこ
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赤い袖先の最終回結末(17話)をネタバレ!
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まりこ
アラフォーのフリーランス。 
冬ソナブームの頃には興味がなかった韓ドラにハマって数年。

時代劇が好き。
そして復讐ドロドロ系にツッコミを入れたり、ラブロマンスにときめいたりの毎日です。

読み書きは今ひとつの耳だけハングルなので、最初に覚えた韓国語は、
「~씨(~ッシ)」「아이고(アイゴー)」「어머(オモ)」の3つ。

連絡先:whitelife112226@gmail.com
詳しいプロフィールはこちら

出典:http://program.imbc.com/redsleeve

 

史実に残る正祖(チョンジョ)=イ・サンと宜嬪(ウィビン)・成(ソン)氏の物語

「赤い袖先」でイセヨンさん演じるドギムこと宜嬪(ウィビン)・成(ソン)氏は、30代前半という若さでこの世を去ります。

 

つまり、「오래 오래(オレオレ) =ずっと幸せに暮らしました」というハッピーエンドにはならないわけです。

この(韓国では)誰もが知っていることを「どのようにして幸せな結末として描くか?」が大きな課題だったと言われています。

 

今回はその最終回(17話)をネタバレつきで紹介します。

どうぞお楽しみください♪

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赤い袖先の最終回結末(17話)をネタバレ!~我が子の行く末と友情編~


最終回は世子の危機から始まります!

我が子

  • 1786年 正祖(チョンジョ)10年

誰一人言葉を発することなく、重熙堂(중희당/ジュンヒダン)*の前に居並ぶ。

*重熙堂:1782年にのちに世子に冊封される王子=文孝(ムニョ)世子の誕生を機に建てられた

 

宜嬪(ウィビン)成(ソン)氏ですら中に入ることができないでいる。

*以後、特別の場合を除いて宜嬪(ウィビン)と表記します。

 

それは、我が子である”文孝世子”が、麻疹(はしか)のため命の危機に瀕していたためであった。

 

父として我が子を膝に乗せ「スン…」と声をかける正祖(チョンジョ)

「父が来たぞ」

「目を開けるのだ」

 

「続けて薬を使っても効き目がございません。申し訳ありません、전하(チョナ/殿下)」

救うことができずお詫びの言葉を述べる御医(オイ)

 

その様子を無言で見つめるしかない貞純(チョンスン)大妃(テビ)と恵慶宮(へギョングン)

何度も我が子を撫で、その名を呼ぶ正祖(チョンジョ)その頬を涙が伝う。

 

==

「クォン尚宮、陛下にお伝えしておくれ。少しでもいいから王子に合わせて欲しいと」

 

「申し訳ありません、媽媽。

世子さまは麻疹を患っておられます。

자가(チャガ/慈駕)*=宜嬪(ウィビン)さまは麻疹を患われたことがございません*」

*자가(チャガ/慈駕):嫁いだ公主/翁主または後宮=側室で正一品の嬪の呼称

*抗体をもっていないため、感染の恐れがある

 

「しかし…」

 

「자가=宜嬪(ウィビン)さまはお腹にお子さまがおられます。どうかお腹のお子様のことをお考えください」

 

ソ尚宮に促されるように、後ろ髪を引かれる思いで重熙堂を離れる宜嬪(ウィビン)

 

==

その頃、正祖(チョンジョ)は我が子の死を受け入れられずにいた。

「ダメだ…スン…スン…」

膝の上で眠るように旅立つ我が子の名前を何度も呼ぶ。

 

堪えきれなくなった恵慶宮(へギョングン)も、声を立てて涙を流す。

貞純(チョンスン)王后は静かな涙で、幼子の死を悼むのであった。

 

==

身重の宜嬪(ウィビン)を迎えるボギョンとギョンヒ。

 

ギョンヒが声をかける

「자가=宜嬪(ウィビン)さま、若水*を汲んで参りました」

若水:日本では立春や元日の早朝に最初に組む水。神聖な水と考えられ、若返り、命の再生などを願う

 

「世子さまのためにお祈りしましょう。」

 

ボギョンが言葉を添える。

「早朝に仁王山*に登って汲んできた水です。」

仁王山(イナンサン、인왕산)標高338.2mの岩山

 

「きっと効果があるはずです」

友2人に支えられ、我が子のために祈りを捧げようと膝を折った瞬間

 

「東宮 薨逝*」

薨逝(こうせい):身分の高い高貴な人物が亡くなること

 

わずかな希望を打ち砕く声が宜嬪(ウィビン)の耳にも届く。

「東宮 薨逝」

銅鑼(どら)を鳴らし、世子の死を告げて宮中をまわる内官。

あまりにも非情な声に、ソ尚宮がその場に崩れ落ちる。

 

「変な音が聞こえる。幻聴かしら…」

現実を受け入れることができないウィビン。

 

やがて、その声が幻でもないと悟り、重熙堂の方を振り返り崩れ落ちる。

我が子の死に目にあうことも叶わず、遠くでその死を知る。

声をあげて泣くことしかできないウィビン。

 

===

世子の死を受け、喪に服す正祖(チョンジョ)と家臣たち。

 

「父として、子を先立たせた…悲しみは言葉にできぬほどだが、私の子は世子だけではない。

朝鮮の民、全てが私の子だ。

今回の疫病で、都だけでも100人以上の子どもたちが死んだ。

其方たちに命ずる。これ以上、悲しみに時間を費やすな。

今すぐにでも民を1人でも多く救う方法を探すのだ。」

 

胸に痛みと悲しみを抱きながらも、政務をこなす正祖(チョンジョ)

我が子を亡くしたからこそ、同じように自分の子を亡くす人々の気持ちが痛いほどわかるのだった。

 

===

文孝(ムニョ)世子を亡くしてからというもの、床につく宜嬪(ウィビン)。

生きる気力も失い、食事を摂ろうともしない。

 

恵慶宮(へギョングン)自ら重湯だけでもと介添えするが、「申し訳ありません」と拒むウィビン

 

 

正祖(チョンジョ)が宜嬪(ウィビン)の居室にやってくる。

「いつまで悲しみに浸っているつもりだ。食事までせずに。いつまで寝ているつもりだ。」

声を荒げる正祖(チョンジョ)に、ただ涙を流すだけの宜嬪(ウィビン)。

 

恵慶宮(へギョングン)が思わず意見する。

「주상(チュサン/主上)、懐妊している人に対してどなってはなりません。」

「席を外してください、母上」

恵慶宮(へギョングン)とソ尚宮に退室するように促す正祖(チョンジョ)

 

2人きりになり、宜嬪(ウィビン)に語りかける。

「子を失ったものは、お前だけではない。

都だけでも100人以上の子どもたちが死んだ。

全国では何人の子どもたちが亡くなったのか把握することもできない。」

 

「私も存じております」

 

「これが、そのことを知っているものの行動か。

お前が着るもの、食べるもの、住んでいる場所…すべて民が捧げた税から出ているのだ。

彼らが流した血と汗で私たちは生きているのだ。」

 

「仰りたいことは、よく分かっております」

 

「お前は世子の産みの母であり、王族を懐妊した正一品の嬪*だぞ。

いくら悲しくても、民の前では毅然としていなければならないのだ。それがお前に課せられた義務なのだ」

*嬪:側室として最も高い身分

 

「私は…(この身分を)望んだことはございません。

正一品の嬪になることを望んだことはございません。

望みもしないものを得たからといって、絶対に耐えなければならないのでしょうか。

自分のお腹を痛めて産んだ我が子が死んだというのに、思いのままに悲しむこともできないのですか」

 

「世子だけが、私たちの子どもではない。私たちには他の子どももいるではないか。

お腹の中にいる子は、お前だけが頼りなのだ。

父親である私ですら、お腹の子を助けることはできないのだ。

その子にはお前しかいないのだ」

 

「私は、幼い世子を守ることができなかった。

私を好きなだけ憎んでもいい。

それでも母としてなすべきことをしてくれないか」

 

思いの丈を宜嬪(ウィビン)に告げ、立ち去る正祖(チョンジョ)

 

===

重熙堂を訪れる正祖(チョンジョ)

「しばらく一人にしてくれ」

 

我が子のいなくなった部屋を眺めながら、文孝(ムニョ)王子が生まれた幸せな日々を思い出す。

 

幼い王子をあやしながら、傍らで微笑む宜嬪(ウィビン)に告げる。

 

「私たちは本当に家族になったのだな」

「何があろうとも、私がお前と王子だけは絶対に守る」

「王の約束だから安心しろ」

出典:http://program.imbc.com/redsleeve

 

幸せそうな笑みを浮かべる宜嬪(ウィビン)

 

「王子はお前によく似ているな」

「私は王子が陛下に似ていてとても嬉しいです」

 

ありし日の守れなかった約束。

かつて親子3人で過ごしたその場を見つめ、柱にもたれかかるように座り込む正祖(チョンジョ)。

悲しみを分かち合うことも、その姿を臣下に見せることもできない彼は一人声をあげて涙を流すのであった。

 

 

友との別れ

その夜から、気力を取り戻し、食事を摂り始めた宜嬪(ウィビン)の姿が。

「食欲が戻って幸いです。자가=宜嬪(ウィビン)さま」

「お腹の子どもを守らないと。この子には私しかいないのだから」

 

気になっていたことをソ尚宮に尋ねる宜嬪(ウィビン)

「ヨンヒは、まだ実家から帰っていないのか」

目を合わせようともしないソ尚宮を見つめる宜嬪(ウィビン)

 

「ソ尚宮、私に何か隠しているのか」

「聞いているであろう」

「申し訳ございません。私は何も存じません」

 

幼い頃から家族のような存在のソ尚宮も、そして友人たちも何かを隠している、そう気づいた宜嬪(ウィビン)。

 

「王命だな」

「今すぐ3人を呼ぶのだ」

 

ボギョンとギョンヒが現れる。

 

「何もないのよね?」

「はい、자가=宜嬪(ウィビン)さま」

 

「ヨンヒは?ヨンヒはどこにいるの?」

姿を見せないヨンヒを心配する宜嬪(ウィビン)。

 

「何かあったの?」

目を伏せ、何も言わない彼女らにしびれを切らした

「あなたたち!本当に何も言わないつもり?」

 

耐えきれず泣き出すボギョン。

彼女を諌めるギョンヒ。

 

ボギョンの言葉は俄かには信じがたいものだった。

「ヨンヒはもうすぐ死にます。」

 

意を決したギョンヒが口を開く

「ヨンヒが…流産しました*」

*女官は「王の女」王様からの寵愛を受ける以外で、他の男性と情を交わすことは死罪に当たる重罪

 

「ヨンヒは密かに妊娠していたのです。監察尚宮が発見し、彼女は今、獄に繋がれております」

「ご懐妊中の宜嬪(ウィビン)さまを驚かせてしまうので、絶対に秘密にしろと王命が下されました」

 

「早く、獄に行くのよ。ヨンヒがいる場所に」

居ても立っても居られない宜嬪(ウィビン)を落ち着かせようとするギョンヒ。

 

獄舎の前で止めようとするクォン尚宮を

「正一品の嬪が命じているのだ」

「私は世子の産みの母である。世子さまが昇華されたからといって、私を見下しているのか」

望んだことはない、という身分の話まで持ち出し有無をいわせないようにする宜嬪(ウィビン)

尚宮は「一度だけ・限られた時間で」と目をつぶることにして、宜嬪(ウィビン)をヨンヒのもとへ。

 

獄中のヨンヒのもとへ近づく宜嬪(ウィビン)

その姿に驚くヨンヒ

 

「자가=宜嬪(ウィビン)さま、ご懐妊中にこのような場所に来られてはお身体に障ります。どうぞお居所へお戻りください」

 

ヨンヒの手を取り涙を流すウィビン。

 

「ごめん、ごめんなさいヨンヒ。」

「なぜ자가=宜嬪(ウィビン)さまが謝られるのですか」

 

「私は自分のことしか考えていなかった。私と自分の子どものことだけで、あなたのことを忘れていた…ごめんね」

 

宜嬪(ウィビン)の手を包み込むヨンヒ。

 

「誰があなたにこんなことを。一体(相手は)誰なの?」

「자가=宜嬪(ウィビン)さま。私は何も知らない宮女見習い(생각시/センガクシ)ではありません。

誰も強要していません。すべて自分で選択したことです。」

 

「どうして?」

「愛する方の女人になりたかったのです」

 

「こうなるとわかっていたの?」

「申し訳ございません、자가=宜嬪(ウィビン)さま。

ギョンヒとボギョンにも申し訳ないです。

でも、みんなが悲しむと分かっていても、私は自分が望む通りに生きたかったのです。

宮女として夢見ることもできない幸せを味わいました。その代償が死だとしても、私は構わないのです。」

 

「ヨンヒ、ダメよ…こんなふうにあなたを失うなんてできない…ダメよ…」

 

「どうぞお戻りください。帰って、ドギム」

 

思いを断ち切るかのように、宜嬪(ウィビン)=徳任(ドギム)の手をほどき、獄舎奥へと離れ顔を背けるヨンヒ。

ドギムがいた場所をそっと見つめるのだった。

 

ギョンヒとボギョンに支えられ居所へ戻り始めた宜嬪(ウィビン)は、意識を失ってしまう。

目を覚ますと…枕元には正祖(チョンジョ)が。

 

「目が覚めたのか」

「子どもは?」

「大丈夫だ。医女が安静にしていれば(お腹の子どもは)大丈夫だと言っていた」

 

「私の友の死を、私に隠そうとなさったのですか。永遠に隠すことはできないことなのに。」

「それ(一時的にせよ、真実を知らせないこと)が最善だと思った。お前が友を大切にしていることを知っていたから」

 

「お前の友は、別監(ピョルガン)と私通し、子どもを流産した。

全ての宮女がその事実を知っている。国には守るべき法がある。

その法は、誰にでも公平に適応するべきなのだ。

お前の友だからといって目をつぶることはできないのだ。

それが、王のするべきことだから。」

 

「存じております。陛下は例外をお認めにはならないでしょう。

だから助けてくれと頼むこともしませんでした。哀願もしませんでした。

私が望むのはただ……一人になりたいです。」

 

何かを言いかけて言葉を飲み込む正祖(チョンジョ)

宜嬪(ウィビン)の望み通り、彼女が一人になれるよう部屋を出ていく。

 

幼い女官見習いの頃からの友、ヨンヒの名前を呼びながら涙する宜嬪(ウィビン)。

庭では正祖(チョンジョ)が王としての責務と判断、愛する女性の心中を思う情の中に無言で立っていた。

 

友との約束

ギョンヒとボギョンを前に口をひらく宜嬪(ウィビン)。

「ヨンヒは私を恨むかしら」

王に助命を願い出ることもしなかったことを思う。

 

ギョンヒが答える。

「ヨンヒは誰かを恨むような子ではないと、자가=宜嬪(ウィビン)さまがよくご存知ではないですか」

 

ボギョンが口をひらく

「자가=宜嬪(ウィビン)さま、実はヨンヒはどこかで生きているのではないでしょうか。

ほら、そういう話があるではないですか。

薬を飲んで死を偽って、後で生き返って愛する人と遠くへ去るお話。

昔…자가=宜嬪(ウィビン)さまがしてくださったお話です。覚えておられませんか?」

 

普段は現実的なギョンヒも

「ボギョンのいう通りです。ヨンヒは先にいって私たちを待っているのです。」

 

ギョンヒが話を続ける

「子供の頃、みんなで約束したでしょう。

いつか…よぼよぼのお婆さんになって出宮したら、本屋の近くに家を建てようと。

夜通し栗を焼いて、小説をたくさん読もうと…」

 

懐かしい思い出話に、話すギョンヒも耳を傾ける宜嬪(ウィビン)も涙を流す。

「ヨンヒは今、その家で私たちを待っているのです。」

 

「それなら、またヨンヒと会えるわね」

宜嬪(ウィビン)の顔と声が明るくなる。

 

「もちろんです…ヨンヒには恋人がいるのね。

そんな別監(ピョルガン)の方がいいって、私たちと暮らさなかったらどうしましょう。」

ボギョンも答える。

 

「裏切りはなしよ。髪を引っ張ってでも連れてくるわ」

ギョンヒが即答する。

 

「ヨンヒが先にいって、残るのは私たち3人です。」

 

ボギョンは、ギョンヒの手を取り卓の上に。

友2人の手に自分の手を重ねる宜嬪(ウィビン)。

 

「誰も先にいってはいけませんよ」

「約束を破ったらどうなるの?」

「知りません、とにかく(先にいくのは)いけません。絶対にいけません」

 

変わらない友情に頷く宜嬪(ウィビン)。

 

いったいこの先幸せは訪れるのでしょうか?

このまま最終回の続きを見ていきましょう。

赤い袖先の最終回結末(17話)をネタバレ!~束の間の幸せと別れのとき編~


正祖(チョンジョ)のもとへ。

束の間の幸せ

「診脈は?毎日受けているだろう」

「はい」

 

「湯薬はしっかり飲んでいるか?」

「はい。」

 

「私は本当に大丈夫です。だから、こうしてご挨拶に伺えるのです。

陛下、これまで申し訳ございませんでした。」

「何が?」

 

「子どもを失ったのは私だけではないでしょう。

実は、陛下もお辛いことを存じておりました。

誰よりもよく分かっておりました。

それでも陛下に辛く当たりました。王だから大丈夫だと思いました。」

 

正祖(チョンジョ)の手を取る宜嬪(ウィビン)。

 

「王であってもお辛かったでしょう。王であるからこそ、なおのことお辛かったことでしょう。」

「私は…大丈夫だ。耐えられる。耐えなければならない。」

 

正祖(チョンジョ)が宜嬪(ウィビン)の手を取る。

 

「お前は本当に大丈夫か?

幼い世子を失ってすぐ、一番親しかった友まで失った。

私を恨んでいないか。お前の友を救う力があるのに、救わなかった。

そんな私を恨んではいないか。」

 

「最初から、陛下がそのような方だと存じていました。

ご自分でもどうしようもないということを。

陛下、春になったらまた花が咲きますね。」

 

「別堂の木のことか。あの木は…」

「きっとまた咲きます。いつか。必ず。その時になれば、全てが良くなるでしょう。

陛下と一緒に、花を見たいです。

陛下がまだ世孫で、私が宮女だった頃のように。

全てが良かったあの夏の日のように。」

 

宜嬪(ウィビン)の話を聞きながら、微笑む正祖(チョンジョ)

互いに手を取る2人をあたたかな光が包む。

 

 

金亀柱(キム・ギジュ)の死

 

徐命善(ソ・ミョンソン)が切り出す。

「전하(チョナ/殿下)、恵民署*で4日間夜を徹せられたと聞きました。」

恵民署(へミンソ)貧しい民を無料で治療する官庁・施設

 

「自分ですべきことが多かったのだ。」

「お風邪を引かれたと聞いて心配しております。

전하(殿下)のご健康がこの国のためになることをどうかお忘れなく。」

 

やり取りの最中報告が入る。

「羅州に流刑されていた(貞純王后の兄)金亀柱(キム・ギジュ)が世を去りました。」

 

「大妃(テビ)さまはご存知か」

「使者が到着したばかりですので、まだご存じないかと」

「私から大妃(テビ)さまへ直接伝えよう」

 

二、三歩歩んだところで眩暈を起こし倒れる正祖(チョンジョ)

 

貞純(チョンスン)王后は、正祖(チョンジョ)の代わりにお悔やみに来た恵慶宮(へギョングン)を迎える。

 

「媽媽=大妃(テビ)さま、知らせを聞きました。どれだけお辛いでしょうか」

「주상(チュサン/主上)=陛下は?」

 

「陛下は風邪をこじらせ御医(オイ)の診察を受けております。」

「ならば、(ここにいる必要はない)陛下のところへ行きなさい」

 

「私に何かできることはございますか」

「恵慶宮(へギョングン)に何ができるというのですか?実の妹である私ですら、兄上のためにできることが何もないのに」

 

答えることができず俯く恵慶宮(へギョングン)

 

「兄が死んだのに、喪服すら着られません。弔問すら行けません。

この王宮に閉じ込められ、一歩も外に出ることができません。

誰が私たちをここに閉じ込めたのでしょうか。

9枚の塀で囲み、一歩も出られないように…王宮は本当に華やかな地獄です。」

 

 

別れのとき その1

床に伏せる正祖(チョンジョ)。

傍らで宜嬪(ウィビン)が看病を続ける。

 

意識がないと思われた正祖(チョンジョ)が彼女の腕を掴む。

 

「いつ来たのだ」

「少し前に参りました。大事でなくて何よりです。」

 

「普通の風邪だから心配するでない。」

 

「もっとお休みください。」

「もう帰るのか」

 

「お休みになられてください。」

「もう少しだけそばにいてくれ。」

 

咳き込む正祖(チョンジョ)

「いや、お前はお腹に子どもがいるから、軽い風邪でもうつしたら大変だ。早く行け(戻れ)」

 

咳き込む正祖(チョンジョ)の様子に

「もう少しおります。」

「お前は行くなと言えば行くし、行けといえば行かないのだな。」

 

「前世は天邪鬼だったようです。」

「ぴったりだ。」

 

「お休みになるまで(お眠りになるまで)ここにいます。」

「眠ったら帰ってしまうのか。」

 

頷く宜嬪(ウィビン)。

 

彼女を立ち去らせたくない正祖(チョンジョ)。

枕元から「詩経」*を取り出す。

*かつて罰を受け、部屋から出られない世子のためにドギムが読み聞かせした2人にとって思い出の書

 

「眠るまでもう少しだけ読んでくれ。そなたの声が聞きたい。」

 

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「北風は冷たく 雪はこんこん降る

愛し合っている人と 手を繋ぎ共に去ろう

焦ることはない

すでに急いでいるから…」

 

二人の心は当時の思い出へ

出典:http://program.imbc.com/redsleeve

 

ドギム

「北風は冷たく

雪雨はざあざあ吹き荒れる」

 

サン

「愛し合っている人と

手を繋ぎ共に去ろう」

 

ドギム

「赤くない狐もいるし

黒くなるカラスもいる」

 

サン

「愛し合っている人と

手を繋ぎぶらんこに乗ろう」

出典:http://program.imbc.com/redsleeve

 

正祖(チョンジョ)の心境を察した宜嬪(ウィビン)は本を閉じる。

 

「大切な者たちが、続けざまに私たちの元を去っていく。

それでも私たちは、お互いがいるから耐えられる。そうだろう?」

 

正祖(チョンジョ)の頬に手を伸ばす宜嬪(ウィビン)

「熱い」

彼女が熱を出していることに気づいた正祖(チョンジョ)

 

「私ではなく、お前が熱い。いつから熱があったのだ。一体いつから…」

少しぼんやりした表情の宜嬪(ウィビン)を心配する。

 

「大丈夫でございます。전하(チョナ/殿下)はお強い方です。ですからきっと大丈夫です。」

そこまで言うと意識を失う宜嬪(ウィビン)

 

「ドギム」「ドギム」「御医(オイ)を呼べ!」

 

別れのとき その2

薬を煎じる様子を見守るソ尚宮。

カンテホが駆け寄ってくる。

「宜嬪(ウィビン)さまが倒れたというのは本当ですか?ご出産目前なのに。突然病だなんて、大変なことです。」

医女に変わって、自分が薬を煎じると申し出るソ尚宮。

 

宜嬪(ウィビン)の傍らで看病を続ける正祖(チョンジョ)

史実としても、彼女の薬を調合したのは正祖(チョンジョ)だと伝えられています

 

政務より愛する人の平癒を優先しているかのように見える正祖(チョンジョ)に対して、領相大監がカンテホを使いに出す。

「これ以上延期できないことがあるので、必ず전하(殿下)をお連れしろと」

 

万が一、正祖(チョンジョ)のいない間に宜嬪(ウィビン)の容態が急変することを危ぶむソ尚宮。

取次前に正祖(チョンジョ)自ら出てくる。

ソ尚宮に、宜嬪(ウィビン)が目を覚ましたらすぐに知らせるよう命じる。

 

 

「자가=宜嬪(ウィビン)さま、やっとお目覚めですか。

4日間意識を失っておられました。お待ちください。医女に薬を持って来させます。」

 

病床からソ尚宮へと手を伸ばす宜嬪(ウィビン)。

「尚宮さま」

幼い宮女見習いの頃のように、ソ尚宮に呼びかける宜嬪(ウィビン)

 

「자가=宜嬪(ウィビン)さま、どうしてそんなふうに呼ぶのですか?」

「なんとなく、です。昔のように一度呼んでみたかったのです。

尚宮さまは心の強いお方です。私は昔からそこが一番好きでした。」

 

まるでお別れの言葉のような宜嬪(ウィビン)

 

「私を産んだ母は、優しい方でしたが心が弱い人でした。

尚宮さまのようにお強い方だったらよかったのに。ですから尚宮さまは大丈夫です。」

 

それ以上、言葉を続けさせないためにも

「자가=宜嬪(ウィビン)さま、少しだけお待ちください。すぐに전하(殿下)をお連れします。」

 

「いいえ、(私が呼んで欲しいのは)전하(殿下)ではありません。ギョンヒとボギョンを呼んでください。」

 

かけだしたソ尚宮。

一旦は宜嬪(ウィビン)の願い通り、ギョンヒとボギョンのもとへ行こうとするが、思い直して真っ先に正祖(チョンジョ)へ報告する。

 

駆けつける正祖(チョンジョ)。

宜嬪(ウィビン)の手を取り「目が覚めたのか」と安堵する。

 

「ソ尚宮。ギョンヒとボギョンを連れてこいと命じただろう」

「申し訳ございません、宜嬪(ウィビン)さま。しかし…」

「早く2人を連れてくるのだ。時間がないから早く」

 

死期が迫り、残された時間がないなか、友との時間を優先する宜嬪(ウィビン)

 

「2人の顔を見てから逝きたい…」

「お前は、私には会いたくなかったのか。」

自分より友情を大切にする宜嬪(ウィビン)に落胆する正祖(チョンジョ)

 

「전하(殿下)は大丈夫です。

守るべきものがとても多いので、전하(殿下)が守るべきものが逆に전하(殿下)をお守りするでしょう。

私の友には私しかいません。

置いていくのが申し訳ないのです。」

 

最期の言葉のようなことを口にする宜嬪(ウィビン)

 

「やめろ。私が悪かった。お前が宮女のままだったのなら、後宮=側室になれと強要しなかったなら、こんなことにはならなかっただろうか。」

 

「전하(殿下)本当に私が大事でございますか。」

「ああ、もちろんだ。そうだ」

 

涙がこぼれ落ちる

 

「だからお願いします。来世では私を見ても、見なかったフリを、ただ通り過ぎてください。

전하(殿下)を憎んでいるのではありません。

恨んでいるのでもありません。

ただ来世では私が望むように生きたいのです。」

 

「お前は、私を…少しも愛していなかったのか。ほんの少しの気持ちも私にはなかったのか。」

声を震わす正祖(チョンジョ)

 

「まだお分かりになりませんか。

本当に嫌だったのなら、どんな手を使ってでも遠くへ逃げたでしょう。

結局、전하(殿下)のおそばに残ることにしたのは私の選択だったことが、お分かりになりませんか。」

 

正祖(チョンジョ)の頬に伸ばそうとした宜嬪(ウィビン)の手は届くことなく、途中で力尽きる。ひとすじの涙の後を残しながら。

出典:http://program.imbc.com/redsleeve

 

目の前の出来事が信じられない正祖(チョンジョ)

 

「ドギム」

「ドギム」

 

何度も彼女の名前を呼び、その手を握るが、2度と握り返してくることはなかった。

 

「ドギム」

「ドギム」

 

「目を開けるのだ」

 

「ドギム」

「ドギム」

 

「私が悪かった。すまなかったドギム。」

「お願いだから…逝かないでおくれ。私を置いて逝かないでくれ。」

 

宜嬪(ウィビン)の死を告げられた貞純(チョンスン)王后

 

「宜嬪(ウィビン)が死んだ?」

華やかな地獄である王宮の中で、ただ一人友としてそばにいてほしかった彼女の死を静かに悼む。

 

 

宜嬪(ウィビン)の身の回りの品を整理するギョンヒとボギョン。

幼い頃、読み聞かせしてもらった「洪桂月伝」を見つけ、声をあげて泣くボギョンを慰め、一緒に涙するギョンヒ。

 

ついに来てしまった最期の時。。。

国王は”ウィビン亡き日々”をどのように過ごしていくのでしょうか?

このまま最終回の続きを見ていきましょう。

赤い袖先の最終回結末(17話)をネタバレ!~宜嬪(ウィビン)のいない日々編~

月日は流れ・・・

揀択(カンテク)

後宮(フグン)揀択(カンテク)場から戻る、ソ尚宮に声をかけるカンテホ。

宜嬪(ウィビン)が世を去り、次の側室を迎える事実に胸を痛めるソ尚宮。

 

「揀択(カンテク)は無事に終わりましたか?」

「전하(殿下)は宜嬪(ウィビン)さまを本当に大切にしておられたでしょう。

唯一、ご自身の意思で選ばれた方が宜嬪(ウィビン)さまでした。」

 

世孫の頃からの正祖(チョンジョ)の思いを知る2人。

 

「残酷なことに、世界中がそのことを知ってしまいました。

전하(殿下)がどなたのことを一番愛されたのか。」

 

最初の揀択(カンテク)で、側室候補に残った3人は、いずれもどこか宜嬪(ウィビン)の面影がある女性たち。

*貞純(チョンスン)大妃(テビ)をはじめとする内命婦の計らいでもあった

 

聡明な目もと

明るい笑顔

気さくな性格

 

皆、少しずつ亡くなった宜嬪(ウィビン)に似ていた。

 

「それで、전하(殿下)はその中のお一人を選ばれたのですか?

宜嬪(ウィビン)さまに最も似ている方を?」

 

「いいえ。あんなにお怒りになった주상전하(主上殿下)を初めて見ました。」

 

3人を見るや怒りを露わにして、その場を立ち去る正祖(チョンジョ)

 

「結局、再揀択(カンテク)を実施しました。

そして、やっと新たな後宮が決まりました。

新しく来られた綏嬪(スビン)さまは、宜嬪(ウィビン)さまに全く似ていませんでした。

私はなぜだかそのことが嬉しかったのです。」

 

感慨深く伝えたソ尚宮は、カンテホに向かって

 

「영감(ヨンガム/令監)=内禁衛(ネグミ)将、どうか전하(殿下)をお守りください。

心寂しくならぬように。お一人にならないように。

영감(令監)がおそばで守って差し上げてください。」

 

宜嬪(ウィビン)の思い出との惜別

ろくに食事もしようとしない正祖(チョンジョ)を気遣い、綏嬪(スビン)が差し入れをする。

美しく盛り付けられた饅頭入りの汁物(만두국マンドゥググ)

 

「전하(殿下)、綏嬪(スビン)さまが直接準備したお食事です。少しでもお召し上がりください。」

 

スッカラ=匙に手を伸ばす正祖(チョンジョ)。

その脳裏には、かつて宜嬪(ウィビン)が準備した饅頭入りの汁物(만두국マンドゥググ)を食した日の思い出が。

 

「전하(殿下)、私が心を込めて作りました。召し上がってください。」

楽しみに開けると、これまで見たことのない饅頭入りの汁物(만두국マンドゥググ)

 

「料理は見た目より味が大切です。」

笑うしかない出来栄え。それでも愛する宜嬪(ウィビン)が作った饅頭入りの汁物(만두국マンドゥググ)に手を伸ばす。

 

「料理は味より誠意です。」

美味しいとは言い難い味に思わず咳き込む。

 

「作れないのなら、水刺間(수라간/スラッカン)の宮女*に頼めば…」

イセヨンさん「宮廷女官チャングムの誓い」で、水刺間にいたチャングムのライバル・クミョンの少女時代を演じている

 

「전하(殿下)のお誕生日ではありませんか。私が作って差し上げたかったのです。」

「やれやれ」

 

「お口に合わないのですか?無理に召し上がらなくても構いません。」

「いや違う。その…見た目はこうでも、味は悪くない。

私が全部食べる。初めて見る饅頭入りの汁物(만두국マンドゥググ)だ。」

 

意を決して、最後のスープまで飲み干す正祖(チョンジョ)。

やっと終わり!とホッとする正祖(チョンジョ)の前に、山盛りの饅頭入りの汁物(만두국マンドゥググ)をもう1杯差し出す宜嬪(ウィビン)

 

「もう一杯どうぞ。美味しいとおっしゃったでしょう。」

 

にこやかな表情で、スープを吸って膨らんだ饅頭(만두/マンドゥ)を持ち上げ

「どうやって食べれば良いのだ」

「一口でお召し上がりください」

 

「まったく…お前が食べてみるか」

「いいえ、私は見ているだけで満たされます。(お腹いっぱいです)」

 

「いや、心を込めて作ってくれたのに私だけ食べるわけにはいかぬ」

そういって宜嬪(ウィビン)にも食べさせようとする正祖(チョンジョ)

 

「あ〜ん 笑」

遠慮がちに口にする宜嬪(ウィビン)

 

「そうだ。いい食べっぷりだ。お前がつくった料理はどうだ?美味しいだろう?」

「とても美味しいです」

 

「전하(殿下)、今度は私が…」

残りを正祖(チョンジョ)に食べさせようとする宜嬪(ウィビン)

 

お腹いっぱいと言いつつ、宜嬪(ウィビン)が食べさせてくれることも嬉しく、ついもう一口と食べてしまう。

 

ありし日の思い出が楽しい時間だったからこそ、目の前にある美しい盛り付けの饅頭入りの汁物(만두국マンドゥググ)に手をつけることができない正祖(チョンジョ)

 

手にしていたスッカラを戻す。

「綏嬪(スビン)にすまないと伝えろ」

 

===

高台から王宮、そして街中を見下ろす正祖(チョンジョ)

 

「ドギム、私はもうお前のことを考えない。

ただ忘れたフリに過ぎぬとしてもかまわぬ。

お前を忘れる。私はこの国の王だ。すべきことがある。王としての義務を果たす。

一生、そうして生きてきたし、これからもそうして生きていく。私は、お前を忘れる。」

 

 

晩年の正祖(チョンジョ)

さらに月日が流れ・・・

 

「ちょっと士人(선비/ソンビ)さん*、少し休んでいきなさい」

*学識を有して礼節を重んじ、儒教理念を実現させようとした身分階級の人

ある老人に声をかけられる晩年の正祖(チョンジョ)

 

「士人(선비/ソンビ)さんはまだ50を超えていないと言ったかな」

「そうです」

 

「このおいぼれはもう90だ。

今まで4人の王*が治める世を生きてきた。

そんな私が断言する。この太平の御代は初めてだ。」

*粛宗(スクチョン)・景宗(キョンジョン)・英祖(ヨンジョ)・正祖(チョンジョ)

 

 

老人の言葉に耳を傾ける正祖(チョンジョ)

出典:http://program.imbc.com/redsleeve

 

「老いて病んで目までよく見えぬが、こうして人らしく生きている。

国が面倒を見てくれるから。昔では、想像すらできなかったことだ」

 

「ご老人、下り道は険しいから今回も手伝います」

「大丈夫だ。毎日通っている道だから」

「では、お気をつけて」

 

イ・サン」で英祖(ヨンジョ)を演じたイ・スンジェさんの登場!短い場面ですが、やはり印象に残りますね

 

宜嬪(ウィビン)の面影

 

武官の訓練の様子を見学する正祖(チョンジョ)

 

カンテホ自ら選抜したという選りすぐりの逸材たち。

その中でも飛び抜けた弓の腕前を持つ若者に、正祖(チョンジョ)が目を留める。

 

近くに呼び寄せたソン・グンミンと名乗る兵士の挨拶を受ける。

顔を見て、どこか見覚えがあるように感じる正祖(チョンジョ)。

父親の名を問う。

 

「父はソン・シクと申します。」

「お前…宜嬪(ウィビン)の甥なのか」

 

懐かしい面立ち、過去の記憶に埋もれていた名前…すべてがつながる。

その後正祖(チョンジョ)は、カンテホにソン・シクを禁衛(クミ)領の従事官に任命するよう命じる。

 

 

「5日後は、宜嬪(ウィビン)の命日だ」

 

これまで、愛する女性の記憶を忘れたかのように政務に打ち込んできた正祖(チョンジョ)。

誰もがその名前を口にすることすら遠慮してきた。

 

「本当にお久しぶりでございます。전하(殿下)が宜嬪(ウィビン)さまのことを口にされるのは」

「ずっと長い間、彼女を忘れていた」

 

===

久しぶりに別堂を訪れた正祖(チョンジョ)

 

宜嬪(ウィビン)と過ごした頃のままを見て感慨深い様子をみせる。

「少しも変わっていない」

正祖(チョンジョ)付きの内官が答える。

「以前、전하(殿下)がお命じになった通り、何一つ変えずにそのままにいたしました」

 

「少し一人になりたい」

 

父=思悼(サド)世子の直筆「義狗堂」の札を拾い上げる。

かつて、宮女だったドギムを連れてきた時のこと…彼女が札を拾い、犬小屋にかけたことを思い出す。

 

身分を偽って書庫で何度か会ったのち、水面に映ったことでドギムに世孫だとバレた日のこと…懐かしい思い出が数々蘇る。

 

カンテホが声をかける。

 

「전하(殿下)、宜嬪(ウィビン)さまを覚えているものをお探しだと聞きました。

その者が전하(殿下)に会いに参ります。少しでもお心の慰めとなれば幸いです」

 

ここからはいよいよ、ラストシーンに向かいます。

このまま最終回の結末まで見ていきましょう。

赤い袖先の最終回結末(17話)をネタバレ!~聖君・正祖と感動のラスト編~


執務にあたる正祖(チョンジョ)を訪ねてきたのは、提調尚宮(チェジョサングン)*

*宮女最高位の特別尚宮

宜嬪(ウィビン)の遺品

呼んだ覚えはない、と訝しむ正祖(チョンジョ)に

「宜嬪(ウィビン)さまの遺品をお探しだとうかがいました」

と答える。

 

今は、提調尚宮となったギョンヒ。

「そうだ、そなたは宜嬪(ウィビン)の友だったな。ずっと長い間その事実すら忘れていた」

 

ぺ尚宮=ギョンヒに、死罪となったヨンヒの他にもう一人いた友のことを尋ねる。

「尚宮キム・ボギョンは一昨年、病を患い世を去りました」

 

幼い頃から仲良し(ドギム・ギョンヒ・ボギョン・ヨンヒ)だった4人組も、今はギョンヒのみ。

「そなたも一人なのか」

そう声をかける正祖(チョンジョ)に、毅然として答えるギョンヒ。

 

「私は一人ではございません。

昔、友と約束しました。必ずまた会おうと。

だから私の友は私を待っているはずです。

宜嬪(ウィビン)さまもまた同じようになさるでしょう。」

 

亡くなる直前の宜嬪(ウィビン)を思い出す正祖(チョンジョ)

「宜嬪(ウィビン)がどうしてお前を待つのだ。彼女は私の嬪だ。私の人だ。

どんなに月日が経ったとしても、私のもので絶対に他の誰にも渡すことはできぬ。」

 

その言葉に

「(王様は)宜嬪(ウィビン)さまをお忘れになられた*、と思いました」

と答えるギョンヒ。

 

*側からみて、あんなに愛した宜嬪(ウィビン)のことを忘れてしまったのだろうかというくらい政務に励んでいた

 

「しかし違ったのですね。」

 

正祖(チョンジョ)の気持ちを知ったギョンヒは、こう申し出る。

「宜嬪(ウィビン)さまの遺品は(亡くなった)世子さまがおられた東宮にございます。

命じられれば、すぐにお持ちいたします。」

 

===

東宮にて

 

箱に詰めた宜嬪(ウィビン)の遺品を差し出すギョンヒ。

 

「ここに宜嬪(ウィビン)さまの遺品を保管しておりました」

「よくやった。褒美をやろう」

 

「褒美は望んでおりません。私が望むことをしただけでございます」

「ウィビンと口調が似ているな。

友だからか…最期の時に彼女は(私ではなく)そなたたちを呼んだ。

そなたたちでなく、私が来てがっかりしていた。

私に、来世ではいて見ぬふりをしてくれと、ただすれ違ってくれと…」

 

「전하(殿下)、宜嬪(ウィビン)さまはただ小さな強がりを申し上げたのでございます」

「強がり?」

 

「そのくらい強がらないと耐えられない、生前そのように申しておりました。

ご存じでしたか、전하(殿下)。

きっと宜嬪(ウィビン)さまも心から전하(殿下)のことを…」

「黙れ。なぜお前の口から彼女の本心を聞かねばならぬのだ。

他の者の口から聞く必要はない。出しゃばるな」

 

「申し訳ありません」

「一人になりたいから下がれ」

 

こうして、ひとり心置きなく宜嬪(ウィビン)の遺品と向き合える正祖(チョンジョ)。

 

思いを込めてつくったものの、遂に渡せなかった香袋*

*ドギムが、清衍(チョンヨン)公主のもとに身を寄せていた時期に作ったもの

 

 

彼女が筆写した「大學義補」

 

書庫での会話を思い出す。

「宮女が非番のとき、副業で(筆写)をよくするんです。」

 

「『大學衍義補』を?本当にお前が筆写したのか?

宮女見習い(センガクシ/생각시)ごときがこんな字を書けるのか?」

 

「さっきから宮女見習い(センガクシ/생각시)ってバカにしていますが、そういうあなたはそんなに偉いんですか?」

 

世孫の身分を明かさず、彼女と過ごす時間が楽しみだったこと…

 

ドギム=のちの宜嬪(ウィビン)は字が綺麗で、実際に筆写などもしていた

 

 

彼女が読み聞かせしていた「洪桂月伝/홍계월전:ホンゲウォル伝」*

「洪桂月伝/홍계월전:ホンゲウォル伝」韓国の小説

儒教社会の朝鮮で、舞台を中国としながらも女性が活躍する当時としては前衛的な小説

 

 

罰として与えた「反省文」の数々

出典:http://program.imbc.com/redsleeve

 

世孫だった自分が、赤点をつけ何度も書き直しを命じたもの。

どれも大事に折りたたまれて、保管されていた。

 

その中で、ひときわ大切にされていたものを見つける。

四隅に押し花をあしらった少女らしい知恵を働かせたものを手に懐かしく思う。

出典:http://program.imbc.com/redsleeve

 

 

宮女時代の服

手に取ると、それはあまりにも小さい。

 

「小さすぎる…」

「こんなに小さかったのか」

 

彼女と出会ってからの年月をあらためて知る。

 

「そんなお前を私は愛していた…」

「ドギム…」

 

遺品となった宮女の服を握りしめ、涙を流す正祖(チョンジョ)

 

聖君・正祖(チョンジョ)

政務に励む正祖(チョンジョ)

メガネなしでは文字を読むのも辛くなってきた。

 

いつものように正祖(チョンジョ)の意見に反対する左議政。

 

「なりませぬ。早すぎます。」

「まったく、左議政は疲れないのか。

王がしようとすることを毎回妨げるのも簡単ではないだろう」

 

「官奴婢を解放することを反対しているのではございません。

ただ、時期が早すぎると申し上げているのです。

官奴婢を解放する前に身役を代わる人に渡す、給料を儲け、身貢を得ていた官庁は他の場所に財源を設け…」

「わかった。そなたのいう通りにしろ。」

 

「はい?」

「そなたのいう通りだ。できるだけ早く解決する方法を見つけるのだ。もう下がってよい」

 

下がるように命じられた左議政は前に進み出る。

 

「昔は…私がこのようなことを申し上げるとは思いもしませんでした。

日になり、ようやく申し上げます。

전하(殿下)のように民を思う聖君はこの世に2人といないでしょう。

私、シム・フィウォン、전하(殿下)にお仕えでき、嬉しいです。」

 

毎回、御前会議で反対意見を述べるシム・フィウォン*が自分を称える言葉を述べたことに苦笑する。

 

「あの年寄りが…珍しいことを言うな」

 

*近年、正祖(チョンジョ)が沈輝元(シム・フィウォン)=沈煥之(シム・ファンジ)に宛てた多数の手紙が発見され、正祖は御前会議で、どのような言葉でやり取りするのかについて、沈煥之と事前に口裏を合わせていたと言われている

 

**その一方で、貞純(チョンスン)王后と組んで正祖(チョンジョ)毒殺(?)に関わった疑惑も持たれる人物

 

 

夢か現か

深夜までに及ぶ政務を終え、居所に戻る正祖(チョンジョ)

途中で意識を失う。

 

傍らで見守るのは、お付きの内官。

正祖(チョンジョ)が目を覚ました様子に、ホッとして声をかける。

 

御医(オイ)らによる治療が効いたという。

もう一度治療を始めるという言葉を遮り、しばらく一人でいたいという正祖(チョンジョ)

 

医官らだけでなく、内官、カンテホも退室する。

 

 

夢なのか現なのか…

かつて宜嬪(ウィビン)と過ごした夜を思い出す。

 

「なぜ、よりによって私なのですか?」

「どういうことだ?」

 

「この世には女子(おなご)はたくさんいます。

家門、学識、人格…すべてを兼ね備えた女子も多いのに、なぜ、よりによって私なのですか?」

 

「他の者は誰もお前になることができないからだ。

ドギム、私は天性*に逆らってまでお前を愛した。だから他の者は必要ないのだ。

お前でなければならない。」

*天性=天から授かった性質

 

 

夢の世界へ誘われる正祖(チョンジョ)

ハッと目を覚ますと、そこは既視感(デジャヴ)の世界…

 

「悪い夢でも見られましたか?」

ありし日の宜嬪(ウィビン)が声をかける。

 

起き上がって、彼女を見つめる正祖(チョンジョ)

彼女の手を取り

 

「お前、ここにいたのか」

 

「先ほどからここにおりました。ずっと私の膝の上でお眠りになられたでしょう。」

出典:http://program.imbc.com/redsleeve

 

あの日に戻ったのだろうか…まだ、ぼんやりしている正祖(チョンジョ)にこう告げる宜嬪(ウィビン)

 

「もう、お行きになってください。遅れます」

「ああ…そうだな」

 

別堂の出口の前で、宜嬪(ウィビン)に気持ちを伝える正祖(チョンジョ)

 

「私は絶対にお祖父様のような愛し方はしない。私は最後まで、私が愛する者を守る。」

「突然、何をおっしゃっているのか…分かりましたから、お行きください。本当に遅れてしまいます。」

 

彼女の声に急かされるように、戸口に手をかけた正祖(チョンジョ)

その瞬間、脳裏に宜嬪(ウィビン)が自分のもとを去った場面がまざまざと浮かぶ。

 

彼女の手を取り、ふたたび咲いた花へと駆け寄っていく。

「突然、お花見でございますか?」

「花がまた咲いた。もう二度と見られないと思ったのに。」

「お花見は後にしましょう。早くお行きください。皆が待っております。」

 

彼女を見つめる正祖(チョンジョ)

 

「ドギム…長い時間が流れ、時々、私にもよく分からないことがあった。

お前が本当に恋しいのか、それとも過去が切なくて美化されたのか…だが、今は分かる。

私はお前が恋しくて、お前と共にいた時を懐かしんでいた。

二度とこの手を離さない。」

 

「いけません。今なら戻れます。

전하(殿下)がおられるべき場所へお帰りください。

聖君にならなければ…一生そうされたように…」

 

「私がいるべき場所はここだ。気付けば、時間があまり残っていない。

待つ余裕もなかった。だから…私を愛してくれ」

 

「頼む。私を愛してくれ…」

 

生前、ドギム=ウィビンの口から聞くことのできなかった「愛しています」の言葉を、彼女の愛を求める正祖(チョンジョ)

 

ドギム=ウィビンは、答える代わりに正祖(チョンジョ)を抱きしめ口づけする。

出典:http://program.imbc.com/redsleeve

 

「これが過去だとしても、夢だとしても、死だとしても構わない。

ただお前と共にいる、この瞬間を私は選ぶだろう。そして願うだろう。

この瞬間のまま止まることを。この瞬間が永遠に続くことを」

 

「そして瞬間は永遠となった…」

 

正祖(チョンジョ)に、現世へ戻るように促す宜嬪(ウィビン)

夢か現か…のなかで、彼女の手を離さないと決めた正祖(チョンジョ)は、永遠の時を手に入れます。

THE END

 

ここからは、「赤い袖先」の最終回の裏話について紹介します。

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赤い袖先の最終回結末を徹底考察!

先日、「赤い袖先」の番組プロデューサー(韓国MBC)のお話を伺う機会がありました。

 

その時におっしゃっていたのが

「(史実として)悲しいエンディングを、どのようにして幸せな終わらせ方に描くかが大きな課題だった」

ということ。

 

世子に冊封した王子を亡くし、同じ年に愛する宜嬪(ウィビン)成氏も原因不明の病で旅立ってしまう…家族」「愛」という面からみても悲しい物語です。

そして、正祖(チョンジョ)=イサン自身の最期も毒殺説が出るくらい、さまざまな憶測を呼ぶもの。

 

最終回は、史実あるいは伝聞としての話をベースに、回想シーンを織り交ぜ、悲しみの中に視聴者の心に光が差し込むような描かれ方だったのではないでしょうか。

 

現世では、正祖(チョンジョ)=イサンと宜嬪(ウィビン)=ソン・ドギムの幸せな時間はあまりにも短く”数年”という年月。

 

だからこそ、夢であれ、死後の世界であれ、ふたりの愛が永遠の時を刻む…流した涙が微笑みに変わるエンディングに多くの方が拍手を送ったのだと思います。

 

 

また、最終回で興味深いのが、女性たちの台詞です。

 

内命婦最高位の貞純(チョンスン)王后、ヒロインのドギム=宜嬪(ウィビン)、その友人ヨンヒ・ギョンヒ・ボギョンそれぞれが「自分の望み」「自分らしく生きる」ということを口にします。

 

その言葉どおりに生き抜くことはできなかったとしても、自分の意思を持ち、自分らしさを大切にしようとする姿に、ある人は自分を重ね、またある人は共感を覚えたのではないかと感じます。

 

ちなみに、正祖(チョンジョ)は1752年生まれ王妃の孝懿(ヒョイ)王后とのちに宜嬪(ウィビンとなる成時任(ソン・ドギム)正祖(チョンジョ)より1歳下の1753年生まれ。

 

幼い頃に出会ったサンこと正祖(チョンジョ)と、ドギムこと宜嬪(ウィビン)成氏。

この2人が家族として仲睦まじく暮らしたのは、わずか数年。

 

結ばれるまでの年月の方がはるかに長かったのですが、女性をそばに置かなかったと言われる正祖(チョンジョ)が生涯でただ一人愛した女性が成時任(ソン・ドギム)こと宜嬪(ウィビン)成氏です。

 

彼女の死後、14年もの年月を生きた正祖(チョンジョ)の気持ちはどのようなものだったのでしょう。

 

 

登場人物の心情の変化が、相手の呼び名に現れる場面が多々あります。

出来るだけ、文字に起こしていますのでご興味のある方は、その部分もお楽しみいただければと思っています。

 

次に、「赤い袖先」の最終回の私なりの感想を述べてみたいと思います。

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赤い袖先の最終回結末(17話)の感想

心揺さぶられます。

ジュノさん演じる正祖(チョンジョ)の唇ふるわすシーン、言葉ではなく表情で語る場面。

 

胸の奥が締め付けられるようです。

イセヨンさん演じるドギム=宜嬪(ウィビン)悲しみ、痛み、人生の中で手放したものと手に入れたもののはざまでの苦悩。

 

心温かくなります。

ソ尚宮の包み込むような優しさと愛情。

幼い頃からの変わらないドギム・ギョンヒ・ボギョン・ヨンヒたちの友情。

 

そして、ホッとします。

ドラマのための創作が入るとはいえ、回想シーンに登場する数々の正祖(チョンジョ)=イサンと宜嬪(ウィビン)=ソン・ドギムの逸話。

 

特に、饅頭入りの汁物(만두국マンドゥググ)を前に繰り広げられる、お笑い要素のある場面は微笑ましくもあり、涙続きのなかでホッとするひとときです。

 

ベースとなる史実を細やかにストーリー、台詞、人物像に織り交ぜているので、歴史が好きな人にも入り込みやすく、また、ファンとして楽しむ作品としてもジュノさんイセヨンさんの魅力をたっぷり堪能できます。

 

最後に、「赤い袖先」の最終回の時代劇としての魅力についてまとめつつ、この記事を終わりたいと思います。

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赤い袖先の最終回結末(17話)をネタバレ!~まとめ~

正祖(チョンジョ)=イサンと宜嬪(ウィビン)=ソン・ドギムのあいだに生まれた王子が亡くなる場面から始まる最終回。

同じ年に亡くなる宜嬪(ウィビン)

 

別離という人生の痛みを乗り越えるためのように、政務に励む正祖(チョンジョ)

 

ストーリーの中心が「サンとドギムの愛」にあるので、晩年の政策については多くは描かれないものの「父・思悼(サド)世子直筆の犬小屋の札」「武官たちの訓練の様子」が、水原華城(スウォンファソン)を連想させるというのは考えすぎでしょうか。

 

イ・サン」では激しく対立する貞純(チョンスン)王后との間も、冷たい風が吹く程度の描かれ方であると同時に、正祖(チョンジョ)の死後の変化のタネがあちらこちらに蒔かれたようにも感じます。

 

史実という面からは、正祖(チョンジョ)と沈輝元(シム・フィウォン)=沈煥之(シム・ファンジ)とのやり取りもまた興味深い場面です。

毒殺疑惑が残るように面従腹背だったのか、それとも数多くの残された手紙(史料)が語る親しい間がらだったのか。

 

それでも、イ・スンジェさん演じる“ご老人”が語る「天下泰平の世」が、正祖(チョンジョ)によってもたらされたであろうことは、あの場面だけでも十分伝わる気がします。

 

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この記事を書いている人 - WRITER -
まりこ
アラフォーのフリーランス。 
冬ソナブームの頃には興味がなかった韓ドラにハマって数年。

時代劇が好き。
そして復讐ドロドロ系にツッコミを入れたり、ラブロマンスにときめいたりの毎日です。

読み書きは今ひとつの耳だけハングルなので、最初に覚えた韓国語は、
「~씨(~ッシ)」「아이고(アイゴー)」「어머(オモ)」の3つ。

連絡先:whitelife112226@gmail.com
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