トンイの王妃復活が本当にスカッとする!見事なまでの3倍返し!
冬ソナブームの頃には興味がなかった韓ドラにハマって数年。
時代劇が好き。
そして復讐ドロドロ系にツッコミを入れたり、ラブロマンスにときめいたりの毎日です。
読み書きは今ひとつの耳だけハングルなので、最初に覚えた韓国語は、
「~씨(~ッシ)」「아이고(アイゴー)」「어머(オモ)」の3つ。
連絡先:whitelife112226@gmail.com
出典:https://blog.naver.com/mbcdong2
身分制度の厳しい朝鮮王朝の中で女性が最も高い地位につくとすれば、それは『王妃』です。
位(くらい)を超えた存在として 大妃(テビ)・王妃・世子嬪(セジャビン)がありますが、“世子嬪になったから王妃になれる” というわけではありません。
というのは、“夫である世子(セジャ)が王になれなければ王妃になることはない” からです。
では、“『王妃』になればずっと『王妃』のままでいられるか?”というと、決してそうではありません。
今回はドラマ「トンイ」の中で、王妃だったのにその身分を剥奪される『王妃降格』と『復活』についてお伝えします。
もくじ
トンイの王妃降格と復活~イニョン王妃降格編(あらすじ)
トンイのイニョン王妃好きすぎる……
なんて優しいの。。
私もこんな綺麗な顔と心を持ちたかった
「私がなんとしてもそなたを守る」だってもう泣く😭 pic.twitter.com/f7Nk3JA5z8— はる@韓国垢 (@harukaty536) 2016年12月15日
20、21話でその身分を奪われることになるのは、粛宗(スクチョン)にとって2番目の王妃である“イニョン王妃” です。
その理由は、『明聖(ミョンソン)大妃を毒殺しようとした』というものでした。
これは、粛宗(スクチョン)待望の子ども、しかも男の子を産んだ側室チャン・ヒビンの兄チャン・ヒジェによって仕掛けられた罠だったのです。
チャン・ヒジェは人を使って、大妃が日ごろ飲む薬に “一緒に飲むと毒になる薬” を混ぜるよう細工をしていました。
しかも、その細工はイニョン王妃が行ったかのように仕組まれたものでした。
孝行心の厚いイニョン王妃には、王様の母君であり、自分を可愛がってくれる大妃の命を狙う理由などありません。
王妃自身『明聖(ミョンソン)大妃を毒殺しようとした』事件の黒幕は、チャン・ヒビン側だと気づいていました。
しかし、見つかる証拠は全て “イニョン王妃首謀説” を裏付けるものばかりです。
そのうえ、自分の無実を証明してくれるはずの医官ですら、
「指図したのは中殿(王妃のこと)です。」
と王様の前で証言してしまいます。
その頃、王妃の無実を知るトンイは文字通り東奔西走。
冤罪を晴らそうと証拠探しを続けます。
それに気づいて、トンイを亡き者にしようとするチャン・ヒジェ。
また宮殿では、チャン・ヒビン側の〝南人(ナミン)派〟がイニョン王妃の廃位を主張し、王妃側の〝西人(ソイン)派〟が何とかそれを食い止めようとしていました。
明聖(ミョンソン)大妃が亡くなり、王妃の無実を証明する証拠もない状況のなか、粛宗(スクチョン)は苦渋の選択を強いられていました。
トンイ vs チャン・ヒジェ
西人(ソイン)派 vs 南人(ナミン)派
イニョン王妃を守ろうとする者と排除しようとする者の攻防が続きます。
ピンチを切り抜け、証拠を手にしたトンイが宮殿に戻ったとき目にしたのは・・・すでに廃位が決まり、異様な雰囲気に包まれた宮殿の様子でした。
あと少し早く宮殿にたどり着けていたら・・・
自身の状況を受け入れ、最後まで凛とした姿のイニョン “元” 王妃から、ひとつ、またひとつと王妃の証が外されていきます。涙を見せない“元” 王妃とは対照的に、周りにいる侍女や女官は涙が止まりません。
こうして罪人の姿になったイニョン “元” 王妃は、多くの人々に見送られながら静かに宮殿を後にします。
この後、王妃の無実を知っていても、ただハラハラしながら見るしかできない・・・そんな状況で感じたことをお伝えします。
トンイの王妃降格と復活~イニョン王妃降格編(感想)~
出典:https://blog.naver.com/mbcdong2
あと一歩なのに・・・
証人を探せば、チャン・ヒジェに先を越され
証拠を手に入れれば、すでに廃位の決定がなされ
20話では、とにかくトンイ側が「あと一歩及ばない」のです。
本当に、残念。
証拠を手に入れても王妃の無実を証明できず、王様に直接話そうと焦るトンイに
「私のためにも耐えてほしい。」
宮殿を去る前にイニョン王妃が伝えた言葉です。
わずかなお供の者と宮殿を離れる王妃を見送りながら
「長くはかかりません。王妃様の前で誓った言葉を1日たりとも忘れることはありません。」
と呟くトンイ。
トンイのセリフに思わず「そうそう!」とうなずき、「やられた分、早くやり返して」と思ったのは私だけでしょうか。
次は、その待ちに待った「やり返す」場面についてお伝えします。
トンイの王妃降格と復活~チャンヒビン降格編(あらすじ)~
この時は自分が罠にはめたと思ってるオクチョン!
トンイ pic.twitter.com/xAaJVeXKLN— イ・チャングン (@ponsangun) 2014年7月11日
イニョン王妃を宮殿から追い出したあと、とうとう王妃の座に就いたチャン・ヒビン。
朝鮮王朝の歴史の中で、両班(ヤンバン)でない身分から王妃になった、ただひとりの女性。
37、38話で王妃の地位を手放すのが、そのチャン・ヒビンです。
彼女は、自分の地位を固めたのに次いで、息子ユンの地位を確固たるものにしようとします。
すでにユンは粛宗(スクチョン)によって、元子(ウォンジャ)− 世子に指名される前の王位継承予定者 – として認められていました。しかし、正式に世子(セジャ)と認められるためには、清国の承認を取り付ける必要があったのです。
清の世子承認を急がせる代わりに『謄録類抄(トゥンノンユチョ)』という朝鮮王朝側の軍事機密が書かれたものを清国の高官に渡すという取引をしたチャン・ヒビン。
最初は偽の『謄録類抄(トゥンノンユチョ)』を取引に使おうとしますが、上手くいかなかったため、トンイの部屋に隠してあった『謄録類抄(トゥンノンユチョ)』を盗み出します。
実はこれ、チャン・ヒビンの行動を察していたトンイが、証拠をつかむために “わざと盗ませた” ものだったのです。
自分の部屋と『謄録類抄(トゥンノンユチョ)』にあらかじめショウガ汁を塗っておいたトンイ。
ショウガ汁と酢が反応して色が変わることを利用して、留守のあいだに部屋に入った女官の足袋と『謄録類抄(トゥンノンユチョ)』に触ったチャン・ヒビンの手に盗みの証拠が残っていることを証明したのです。
これは、以前罠にはめられたチャン・ヒビンを助けた方法です。
このときと同じ方法を使って、今度はチャン・ヒビンを罠にはめ、その罪を立証するという探偵顔負けの活躍をしたトンイ。
見事にやり返しました!
チャン・ヒビンの関与を知った粛宗(スクチョン)は、彼女の弁明を許さず、王妃の身分を剥奪します。
こうして、再び “嬪” の身分へ降格された失意のチャン・ヒビンに、さらに屈辱的な出来事が起こります。
それは自分が王妃の座から蹴落としたイニョン“元” 王妃が、再び『王妃』になるという復位(復活)の決定でした。
結局、王様の愛情と信頼を失い、自分自身の降格だけでなく、ライバルの復活を許す、という “3倍返し” をくらうことになったチャン・ヒビンに残ったのは
粛宗(スクチョン)の跡継ぎを産んだ『将来の国王の母』
という立場だけ。
その立場すら、この後トンイによって危ういものになっていきます。
この場面で “スカッとした” 方も多いのではありませんか?
次いで、復活の2話を見て感じたことをお伝えします。
トンイの王妃降格と復活~チャンヒビン降格編(感想)~
「トンイ」(36~37)ユ尚宮達は寶慶堂で謄録類抄を見つけオクチョンは安堵する…ヒジェは謄録類抄を使節団に渡すが結局ソヨンギに捕まる…トンイは真相を話すべくオクチョンに会う(-_-;)
逆の罠に嵌まったオクチョンでしたね(*_*) pic.twitter.com/AMHa7pBu5U— バルサ~精霊の守り人 (@bunbun8004) 2015年3月21日
これまでの経験を活かし、見事チャン・ヒビンの悪事を暴いたトンイに思わず拍手したくなりました。
やられっぱなしで苦労続きのイニョン王妃とトンイたちでしたので、ようやく報われるときがやって来てホッとしました。
「天に唾すると、自分に返ってくる」というのは、こういうことなのでしょうね。
ここまで、『王妃』の座を追われた2人の女性について見てきました。
次に『王妃降格』に関して、ドラマと史実との違いを見ていきたいと思います。
トンイの王妃降格と復活~ドラマと史実の違い~
@hyoju02220
どうぞwww
王様、トンイが心配すぎて自分が出した王命に背いちゃったもんね😚
それね!あと38話でヒビンが王妃から降格して王妃様が戻ってきてくれてほんとよかったよね(*´ω`*) pic.twitter.com/U0tru60K21— 유우키 (@changmin_IMH) January 7, 2016
朝鮮王朝518年間の歴史のなかで、存命中に王妃の身分を奪われ廃妃(ペピ)となったのは7回だけです。
そのうち、「1人の王の在位期間に2人の王妃がその身分を奪われる」というのは、粛宗(スクチョン)の時代しかありません。
それほど数少ない出来事がドラマ「トンイ」では対照的に描かれています。
イニョン王妃は、側室チャン・ヒビンの罠にはまって『王妃降格』
チャン・ヒビンは、自身の欲望から起こした行動によって『王妃降格』
史実では、イニョン王妃は、特に落ち度はなかったのに、チャン・ヒビンへ気持ちが向いていた粛宗(スクチョン)が無理に理由をつけて降格を決めたと言われています。.
降格の理由としたのは
「中宮(イニョン王妃のこと)は妬みが強すぎる」
ということ。
これは粛宗(スクチョン)のこじつけでしかなかったので、のちにこの時のことを後悔していた粛宗が復位の命令を出すことになります。
チャン・ヒビンは、「兄のチャン・ヒジェがトンイを毒殺しようとした」という事件に絡んで王妃の座を剥奪されます。
同時に、イニョン王妃が復活(復位)します。
実は、この王妃降格と復活の裏には、政治的な力関係やそれを利用した粛宗(スクチョン)の思惑があったとも言われています。
このようなドラマと史実の違いも面白いものですね!
トンイの王妃降格と復活~まとめ~
チャンヒビンへの仕返しは本当にスカッとしましたね!
「やられたらやり返す!倍返しだ!」ならぬ「3倍返し!」
そして、この後はイニョン王妃が復活するという感動のシーンも待っています!
36~38話はトンイファンには本当にたまりません!
当サイトではトンイファンの方へ向けて、主人公トンイの史実、キャスト、最終回、王妃の最期についても詳しく紹介していますので、良ければご覧ください(オクニョの情報も用意しています)↓↓
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冬ソナブームの頃には興味がなかった韓ドラにハマって数年。
時代劇が好き。
そして復讐ドロドロ系にツッコミを入れたり、ラブロマンスにときめいたりの毎日です。
読み書きは今ひとつの耳だけハングルなので、最初に覚えた韓国語は、
「~씨(~ッシ)」「아이고(アイゴー)」「어머(オモ)」の3つ。
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