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トンイの王妃の最期!イニョン王妃とチャン・ヒビンの最期に涙!

まりこ
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トンイ
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まりこ
アラフォーのフリーランス。 
冬ソナブームの頃には興味がなかった韓ドラにハマって数年。

時代劇が好き。
そして復讐ドロドロ系にツッコミを入れたり、ラブロマンスにときめいたりの毎日です。

読み書きは今ひとつの耳だけハングルなので、最初に覚えた韓国語は、
「~씨(~ッシ)」「아이고(アイゴー)」「어머(オモ)」の3つ。

連絡先:whitelife112226@gmail.com
詳しいプロフィールはこちら

出典:https://www.tv-tokyo.co.jp/toni/chart/

歴史に「もし」はないと言われますが、

もし、あなたが女性に生まれたら、優しく、思いやりがあり、周りの人から慕われる生き方をしたいですか?

それとも、人目を引く美貌を持ち、自分の力で欲しいものを手に入れて行く生き方をしたいですか?

 

今回は、韓国ドラマ「トンイ」の中で、あまりにも対照的な生き方をした二人の王妃 仁顕(イニョン)王后ミン氏 と 張禧嬪 (チャン・ヒビン) の “最期の時” に焦点を当ててみたいと思います。

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トンイの王妃 (イニョン王妃) の最期(あらすじ)

一度は廃妃(王妃の身分を奪われること)となり、宮殿から追い出されながらも、ふたたび王妃の座に返りつくという珍しい経歴をもつ仁顕(イニョン)王后ミン氏。

今度こそ王妃として、ライバル張禧嬪 (チャン・ヒビン)を牽制し、淑儀・崔氏(トンイ)とその息子ヨニングン(のちの第20代国王 英祖 ヨンジョ) を守るはずでしたが・・・

 

元々体が弱かったイニョン王妃。

宮殿を追放されて貧しい生活を続けたことも、健康を損なう一因となりました。

 

それでも自分の体のことより、王様である粛宗(スクチョン)と国のことを第一に考え、トンイとクムを気遣っていた矢先にある恐ろしい秘密を知ってしまいます。

 

もし、それが本当なら…」

王様はどれだけ落胆なさることか…」

それだけでなく、この先、国はどうなってしまうのか…」

 

事実を確かめるまで誰にも相談できず、イニョン王妃はひとりで悩みます。

その悩みがますます王妃の体を蝕んでいきます。

 

そのただならぬ様子にトンイも心を痛め、王妃の元を訪れますが『世子に関わる大事なこと』としかわかりません。

 

一方、王妃に秘密を知られたチャン・ヒビン側は慌てます。

こうなったら、王妃に死んでもらわなくては。」

 

ある日、トンイが挨拶のために王妃のいる交泰殿(ギョテジョン)を訪れますが、中から返事がありません。

急いで部屋に入ったトンイが見たのは、意識をなくし倒れている王妃の姿でした。

 

慌てて駆けつける粛宗(スクチョン)。

「何としてでも王妃を助けろ!」

 

意識のないイニョン王妃の手を取り、

そなたが私のそばにいるのが “あたりまえ” だと思っていた…」

と、これまでのことを振り返り、悔やみます。

 

そのころ、チャン・ヒビンは兄のチャン・ヒジェに

天が私たちを助けてくれた。」

と話し、王妃の容体が良くないことに、ほっと胸をなでおろしていました。

 

粛宗(スクチョン)の願いが届いたのか、奇跡的に意識を取り戻したイニョン王妃。

これは、自分の思いを王様に伝えるため、最後の命の火が灯る瞬間でもありました。

 

ヨニングンを守ってほしい。」

世子の秘密を知る王妃にとって、『ヨニングンが生きること = 国の将来にとって必要不可欠なこと』だったのです。

 

「淑儀(スギ)を…淑儀(スギ)を…」

痛みのためか言葉が続かないイニョン王妃。

スクチョンの必死の呼びかけに何とか目を開ける王妃。

 

「中殿=王妃の座は、淑儀(スギ)にお与えください
そうすれば、世子もヨニングンも守ることができます。」

王妃の願いは、トンイに国母(クンモ)の座を引き継いでもらい、今の世子もヨニングンも守ること。
それが、国のためであり、ふたりの父であるスクチョンのためだと考えたのです。

ただ、トンイファンには残念なことに、王様は新たな王妃を迎えることになるのですが。

 

話を戻して、王妃が最後の力をふり絞って王様に思いを伝える間、粛宗(スクチョン)はイニョン王妃の手を握り続けています。

元気になってほしいとの願いが届かず、王妃が旅立つときには、ポロポロと大粒の涙をこぼします。

 

粛宗(スクチョン)、トンイだけでなく、王妃の元に集まった多くの女官たちのすすり泣く姿が “いかにイニョン王妃が慕われていたのか” を表しています。

 

多くの人々の涙で見送られるイニョン王妃の最期の姿。

生前、さまざまな苦労をした分、王妃に贈られたのは『追慕の情に包まれた死』でした。

次に「イニョン王妃の最期」の感想を述べてみたいと思います。

トンイの王妃(イニョン王妃)の最期(感想)


慎み深く、思いやりのあるイニョン王妃。

彼女の行動の基準は、一人の女性としての幸せより『国の母』として王様を支えること、国にとってためになることだったように思います。

 

女性目線だと “ちょっと人が良すぎるんじゃない” とツッコミを入れつつも、 “もっと幸せな時間を過ごしてほしい” と思わせるキャラクターでもありました。

 

もし、イニョン王妃が子どもを授かっていたら・・・

もっと大切に扱われていたかも

廃妃になることはなかったかも

もう少し長生きできたかも

そんな風にも感じます。

 

国王からすれば、自分の多少のわがままも許してくれる存在で「いてくれて当たり前」だからこそ、王妃を失うことに気づいたとき、やっと「大切な存在」になりました。

悲しい場面ですが、ようやく王妃の善行が報われたときでもありました。

続いて、イニョン王妃と正反対の生き方を選んだチャン・ヒビンについて見ていきます。

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トンイの王妃 (チャン・ヒビン) の最期(あらすじ)

あなたが “息子を守ってほしい” と言える、最後の、ただ一人の人なの。」

これは、張禧嬪 (チャン・ヒビン) が死を覚悟したときに、淑儀・崔氏(トンイ)に向かって言った言葉です。

 

そこには、王様の寵愛を一身に受け、次の王となる息子も、国の母という女性最高の地位も、あり余る財宝も・・・『望むものはすべて手に入れた』かつての面影はありませんでした。

 

チャン・ヒビンの罪状は『イニョン王妃の死を願って怪しげな呪術を行った』こと。

これはチャン・ヒビンの母親が行ったことなのですが…

 

チャン・ヒビンとその周囲で利を得た人々が

『一度手に入れたものを手放したくない』

『他の者に奪われたくない』

焦れば焦るほど、その行動がチャン・ヒビンの首を締めていったのです。

 

すべてを失おうとしている今、最後の願いは

ひとめ我が子に会いたい。」

息子に会わせてほしい。」

ということでした。

 

母上〜」「母上〜」

周りの者に止められながらも息子ユン(のちの第19代国王 景宗 キョンジョン)が、母チャン・ヒビンの元へ行こうとします。

その声を聞いて、チャン・ヒビンもユンのいる方へ進もうとしますが、兵士に行く手を阻まれ先に進むことが出来ません。

 

通りかかったトンイが兵士に「(チャン・ヒビンを)行かせるように。」と命じるのですが、「行かせてはならない、との命を受けております。」と『最後の親子の対面』すら、叶わない状況です。

 

そこで前述の

あなたが “息子を守ってほしい” と言える、最後の、ただ一人の人なの。」

という張禧嬪 (チャン・ヒビン) のセリフが出てくる、というわけです。

 

かつてトンイの憧れの存在だったチャン・ヒビンが、人目もはばからず、トンイのチマ(巻きスカート)の裾にすがりついて泣き崩れる・・・立場の逆転が1枚の絵に収まった瞬間でした。

 

その後、華やかなチマチョゴリを脱ぎ、身につけていた装飾品を外し、罪人の姿で王命を受ける張禧嬪 (チャン・ヒビン)。

死ぬ前に一度だけ王様に会いたい』という願いも叶わず、空を見上げます。

実はこのとき粛宗(スクチョン)は、離れた場所から張禧嬪 (チャン・ヒビン) の姿を見ていました。

 

それに気づいているかのように張禧嬪 (チャン・ヒビン) の回想シーンが続きます。

出会った頃、結婚の儀式、我が子の誕生に大喜びする粛宗(スクチョン)…二人の幸せな日々が走馬灯のように流れていきます。

 

これまでの自分の非を心の中で詫びながら

「私のことを覚えていてほしい。」

と潔く毒薬を飲み干します。

 

最期を迎えた張禧嬪 (チャン・ヒビン) の周りにいるのは刑の立会い人だけ。

粛宗(スクチョン)は遠くからその姿を眺め、むせび泣くのです。

次に「チャン・ヒビンの最期」の感想をまとめてみました。

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トンイの王妃 (チャン・ヒビン) の最期(感想)

「上り詰めた地位が高ければ、高いほど、手に入れたものが多ければ、多いほど、それらを失うときの落差が大きい」ということをまざまざと見せつけてくれます。

ある時期までは、すべての面でイニョン王妃より優位に立っていたチャン・ヒビン。

 

女性として愛され、スクチョンの愛を独占する。

世継ぎとなる子どもを授かり、その子を元子(ウォンジャ)、そして世子(セジャ)にする。

目の上のたんこぶだったイニョン王妃を宮殿から追い出す。

 

さらにスクチョンに “お願い” をすれば、ほぼ望み通りになる。

兄は高い地位を得て、自分の手足となって動いてくれる。

 

“できないことはないのでは?”というくらい『この世の春』を謳歌したチャン・ヒビン。

でも…そうやって手に入れたものが “あっという間に” 崩れてしまうと、残ったのは『ひとりで迎える死』だけでした。

 

粛宗(スクチョン)に会うことも、息子ユンに会うことも叶わず、粗末な罪人の衣服で、むしろの上で迎える人生の終焉。

その姿を見て、スッキリするよりも、どこか寂しさを感じるのは… なぜか同情を感じるのは…私だけでしょうか?

 

ドラマではこのように描かれたチャン・ヒビンの最期ですが、史実では、スクチョンはチャン・ヒビンが息子ユンに会うことを許しています。

また、スクチョン自身、チャン・ヒビンを丁寧に弔い、王妃に準ずる形で喪に服しています。

 

「王様は本当に私のこと愛していたのよ。」

そんなチャン・ヒビンの声が聞こえてくるようです。

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トンイの王妃の最期!~まとめ~

苦しんだ分最期に皆に涙されながら亡くなったイニョン王妃。

全てを手に入れた分、処刑という最期を迎えたチャン・ヒビン。

そんな対照的すぎる2人の最期ですが、涙なしには見られません。

トンイ屈指の名シーンですね!

 

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