花郎(ファラン)とは?意味や歴史、実在した新羅の制度を詳しく紹介!なんと日本や他国、他のドラマとも深いつながりが!?
冬ソナブームの頃には興味がなかった韓ドラにハマって数年。
時代劇が好き。
そして復讐ドロドロ系にツッコミを入れたり、ラブロマンスにときめいたりの毎日です。
読み書きは今ひとつの耳だけハングルなので、最初に覚えた韓国語は、
「~씨(~ッシ)」「아이고(アイゴー)」「어머(オモ)」の3つ。
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出典:https://www.imdb.com/title/tt5646594/mediaviewer/rm2193374464/
ドラマ「花郎(ファラン)」がヒットするまで、かつて「新羅に存在した花郎(ファラン)」について知っている人は、歴史が好きな人や韓国ドラマ・映画のファンが中心だったように思います。
今回は、その「花郎(ファラン)」について、
「『花郎』とはいったいどのような意味(制度)なのか?」
「歴史的に見て、いつ頃、何のために創設されたのか?」
「ドラマで描かれたものと史実との共通点と相違点など」について、お伝えします。
また、番外編として、「ほかのドラマとの関連」にも言及しました。
ドラマ「花郎(ファラン)」を別の角度から楽しむネタとなれば幸いです。
もくじ
花郎(ファラン)とは?意味や歴史、実在した新羅の制度を詳しく紹介!
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※こちらの記事は、書籍等の資料・史料をもとに記述しています。
ただし、資料・史料自体の真偽が不十分なため「このような説がある」ということでご了承ください。
まずは、「花郎(ファラン)とはどのような意味(制度)なのか?」、その歴史と役職、仕組みなどについてお話しします
①制度の歴史と成り立ち
以前からあった地域ごとの集団(組織)を国家として認め、取り入れたと考えられている
■花郎(ファラン)の前身:源花(ウォナ)
骨品制において身分の高い女性が「源花(ウォナ)」に選ばれ、若者たちを率いていた
諸説ありますが、歴史上「実在した源花(ウォナ)」を見てみると…
先王第23代・法興(ポップン)王時代の源花(ウォナ)・俊貞(ジュンジョング/チュンジョン)
法興(ポップン)王亡き後、只召(チソ)太后が任命した源花(ウォナ)・南毛(ナムモ)
この2人が嫉妬心から互いの美しさを競いあい、俊貞が南毛を殺めた罪で処刑された、とか
俊貞が只召(チソ)太后の夫と関係をもったため、太后から追放されそうになり、俊貞が南毛を殺めた、とか
いずれかの理由で、只召(チソ)太后は女性リーダーの源花(ウォナ)を廃止。
その後、只召(チソ)太后は、花郎(ファラン)の集団を「風月」と呼び、初代のリーダー(風月主)として「魏花(ウィファ)」を任命する。
しかし、当時すでに高齢だった魏花(ウィファ)は、任命後まもなく、副弟(プジェ)の地位にいた「未珍夫(ミジンブ)」にその座を譲った。
②花郎(ファラン)徒
青少年の教育機関
15〜18歳くらいの3年間共同生活をしながら教育を受ける
(武術、芸術、思想教育など)
儒教、仏教の教えに影響を受けたといわれる「花郎(ファラン)精神」
- 主君に忠誠をもって仕える
- 戦いにおいて退くことをしない
- 殺生をむやみに行わない
- 信頼をもって友と付き合う
- 親に対して孝行する
③組織の構成と役職の意味
■風月主(プンウォルチュ)
花郎(ファラン)の中から選ばれ、花郎(ファラン)徒全体を統括する(1名)
■花郎(ファラン)集団
・花郎(ファラン)*:貴族出身で容姿端麗な少年のグループリーダー(1名)
※祭礼や歌舞のときには、化粧をしたといわれている
・僧侶*:花郎(ファラン)を指導する(数名)
※第23代・法興(ポップン)王時代に「仏教」が公式に認められた
・郎徒(ナンド):リーダーの花郎(ファラン)に従う貴族以下平民までの若者たち(数百〜千人程度)
史料「花郎世紀」*に登場するといわれる歴史上の人物
■風月主
初代:金魏花(キム・ウィファ)
在位540年**のみ
2代目:未珍夫(ミジンブ)
在位540〜548年
※1) 第33代国王・聖徳王の時代に、金大問によって「花郎世紀」が編纂され、その後、散逸したといわれている
※2) 近代になり「花郎世紀」の筆写本が見つかったとされたが、真偽のほどは明らかではない
※3) 「風月主」という名称も、第37代国王・宣徳王以降の“新羅下代”以降に用いられるようになった
※※ 540年は、第24代国王・真興(チヌン)王即位の年
そのほか実在した人物
スンミョン公主をリーダーとして、和平交渉に向かった百済(厳密には南扶余)
そこで、アロと新羅の民を守るため王として名乗り出たソヌが、チャン太子と戦います。
このチャン太子のモデルは、「昌太子(창태자)」
「百済27代国王・威徳王(在位554-598)」です。
当時は、父である聖王の治世でした。
第24代国王・真興(チヌン)王の治世
北漢山新羅真興王巡狩碑@中央博!弱小国だった新羅は、真興王(チヌン王)の時代に領土拡張を行い、大国にのし上がった。征服した地には巡狩碑が建てられ、それらの多くが今も残っている。 #花郎 pic.twitter.com/ydysSye5af
— 夕里_倭城と古代山城 (@umdry) May 26, 2018
在位540~576年
- 先王・法興(ポップン)王の甥
- 父は、法興(ポップン)王の弟・金立宗
- 母は、法興(ポップン)王の娘
・7歳で即位
幼かったため、(先王の后、そして)実母・只召(チソ)が摂政を行う
・百済の聖王の娘と結婚
(昌太子と親戚になる)
→高句麗と百済の戦い(548年)で、真興(チヌン)王は援軍を送る
→高句麗と百済・新羅の戦い(551年)で、真興(チヌン)王の命を受けた軍勢が漢江上流を抑える
→聖王は漢江上流を奪回するため、倭国に協力を求める(欽明天皇の時代)
・異父兄妹の淑明公主と結婚
→のちに第4代風月主・二花と相思相愛になり夫婦となる
(王妃の地位は廃位され、出家する)
・軍の整備に力を入れ、領土を拡大
これらの過程で、①百済の聖王を討ち取る ②伽耶諸国を滅ぼす(ただし一部の王族*の地位は保障)
※この中に、後に新羅(シルラ)の三韓統一に多大な貢献を果たす「金庾信(キム・ユシン)の先祖」もいた
現代の私たちからすると、基準・規範とするものが異なると感じる面がありますね。
身分制度(骨品制)が厳格で、かつ「血筋を絶やさないということ」がかなり重要視された当時の新羅(シルラ)。
婚姻制度も現代の考え方とはかなり違います。
また、近隣諸国との関係、「大国中国(当時は南北朝)」との関係、そして「倭国」との関係もあり、友好と対立が繰り返されています。
さらに、仏教はその当時では「新しい宗教・考え方」であり、その影響も大きかったといえそうです。
続いて、これらの「歴史的な側面や諸説」と、「ドラマで描かれた”花郎(ファラン)”」を比べてみましょう。
花郎(ファラン)の意味や歴史、実在の制度とドラマとの違いは?
①花郎(ファラン)の前身:源花(ウォナ)
花郎と源花の衣装、着たいのですが、どなたかコスプレされてないかしら?
衣装、作れないかなぁ、、、この手の生地を集めるのは大変そうだが、、、😊#パクヒョンシク#花郎#ジディ#박형식#朴炯植#ParkHyungSik#簪中録 pic.twitter.com/iSfuxDTFaH
— ようこ (@RabiYoko) March 24, 2021
<ドラマ「花郎(ファラン)」に登場する源花(ウォナ)>
■ソヌ(ムミョン)の生母チュンジョン
→只召(チソ)太后の兄フィギョン公の子どもを身籠ったため、太后によって殺される
この時点で「只召(チソ)太后により源花(ウォナ)が廃止されたこと」は、史実に近い描き方。
また、ソヌ(ムミョン)の生母が「チュンジョン」という名の美しい女性であった、という設定も源花(ウォナ)「俊貞」にまつわるエピソードをベースにしたのかもしれませんね。
■スンミョン公主とアロが、只召(チソ)太后により源花(ウォナ)に任命される
→このため、ウィファ公は風月主の地位をクビになる
ある資料(史料)によると、
・6代目風月主・世宗公の任命まで只召(チソ)太后が行っていた
・真興(チヌン)王が、自身にとって異父弟にあたる世宗公の后、美室*(ミシル)を寵愛し、彼女を復活させた源花(ウォナ)の地位に任命した
ということです。
※「美室(ミシル)の名」は、この後も出てきます
②「花郎(ファラン)」の精神
前述した5つのうち
“主君に忠誠をもって仕える”
“信頼をもって友と付き合う”
この2つが、描かれていたように感じませんか?
■最終回(20話)で、ソヌ(ムミョン)を先頭に一致団結した花郎たちが「真興陛下、万歳!」と支持を表明する場面。
怖いもの見たさで吹き替え見たらチヌン王万歳!!がなかなかのやばさ😂オリジナルと連続して見たら軽い軽すぎる…
吹き替え⇒オリジナル#花郎 pic.twitter.com/9Urwlm24g0
— ゆん ⋆͛🦖⋆͛ (@yunyun1116_) October 24, 2021
「王あるいは風月主に命じられたから」ではなく、「自分たちの自由意志で選んだ王に対して忠誠を誓う」という若さあふれるエネルギーが伝わってきます。
■家門としては対立することになるスホとパンリュ。
当初は、事あるごとにぶつかり合い、相手を負かそうとしていました。
第9〜10話で、花郎(ファラン)の公演阻止を目論むパク・ヨンシルによって、楽器類が壊されるという事件が発生。
誰もがパンリュを疑うのですが、日頃対立しているスホだけは「あいつはそんな(卑怯な)ことをしない」と無実を信じます。
のちに「ヨンシルに命じられたカンソンの仕業」だと判明。
「スホの真実を見抜く力」は、「パンリュへの信頼」があったからだと思えます。
■唯一の家族であり、友だちであったマンムン(本当のソヌ)が殺された原因が、「顔の見えない王=サムメクチョンを守るためだった」と知るソヌ(ムミョン)
第19〜20話で、サムメクチョンだと分かったジディに対して「お前を殺したかったけれど、殺せなかった」と語るソヌ(ムミョン)
その言葉に苦悩し、責任を負おうとするサムメクチョン(ジディ)
「仇をとりたい相手(しかも恋のライバル)」という一方で、「花郎(ファラン)として過ごした日々の中から芽生えた友情や信頼」を大切にするソヌ(ムミョン)
このとき互いに胸襟を開き、より「大きな視点で問題を解決」し、「新しい国の在り方を考え、行動に移す2人の姿」も“信頼”を感じさせるものでした。
③風月主の歴史
■初代:キム・ウィファ公
先王・法興(ポップン)王の友人であったのに、罪人の姿で登場するウィファ公
「花郎世紀」などによると
姉・碧花が法興(ポップン)王の側室であったことから、魏花(ウィファ)公も気に入られ、王の側室のひとりを妻として迎えます。
しかし!
魏花(ウィファ)公は、法興王妃と関係をもち、ふたりの関係を王に知られてしまいます!
(「子どもを設けた」、というのですから…)
一旦は、法興(ポップン)王の怒りを買い、失職する魏花(ウィファ)公。
その後、王妃とのあいだに生まれた娘を、側室として法興(ポップン)王に差し出し(!)復職したという逸話の持ち主です。
ドラマ「花郎(ファラン)」では、何の罪であったのかは詳しく触れられていません。
もしかしたら「花郎世紀」の逸話を暗に表現していたのかもしれませんね。
■2代目:未珍夫(ミジンブ)
在位540〜548年
ドラマ「花郎(ファラン)」では、ちょっと滑稽な人物として登場する副弟(プジェ)ミジンブ。
最終回(20話)で、アロが“王京公子生態調査合本その2”を売りつけた相手が、2代目風月主となったミジンブでした。
歴史上では
「後の花郎(ファラン)制度の基礎をつくったのは、在任期間が短かった初代風月主・魏花(ウィファ)公より、2代目の未珍夫(ミジンブ)だった」と考えられているようです。
その未珍夫(ミジンブ)の娘が、「美室(ミシル)」。
彼女は、のちに真興(チヌン)王をはじめとした高位の男性とつながりを持ち、政治への影響力を発揮します。
ここまでで紹介したように、「花郎」には、”ドラマを見ただけではわからない深い歴史”や”現代とは全く異なる、複雑な背景や、王家ならではの厳しいしきたり”があったのですね!
そんな「花郎」に日本ともつながりがあったとは、本当に驚きでしかありません!
そして、ドラマ「花郎」はそのような内容を、固くならずに、イケメンオールスターでしっかりと再現しているのがすごいですね♪
続いては、ちょっと番外編!
「花郎(ファラン)」という言葉、この作品以外にも、どこかで耳にしたことがある…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
次のコーナーでは、「伝説や史実、それらをベースとしたほかの歴史ドラマ」についてご紹介します。
花郎(ファラン)の歴史と他のドラマとの関係
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「花郎(ファラン)」第19話から20話(最終回)で、真興(チヌン)王がソヌに語った“三韓統一”
「高句麗(コグリョ)、百済(ペクチェ)、新羅(シルラ)の三国」を指すのですが、当時は、このほかに伽耶諸国が存在していました。
中国(南北朝時代)、日本(倭:飛鳥時代)とも関係の深い、これらの国々。
ほかの歴史ドラマに登場する国・人物が、思わぬところで関係します。
ざっとご紹介します。
①「高句麗(コグリョ)」の基礎をつくったのが、「朱蒙」こと「東明聖王(トンミョンソンワン)」
ドラマ「朱蒙(チュモン)」の主人公
お客様オススメの
韓国時代劇ドラマ
「朱蒙」を合間をみては
Netflixで少しづつ
観てる今日この頃面白いんだけどまだ残り
67話もあるですよ…🤤 pic.twitter.com/37sOqv8inK— 花見屋🌹美咲🌹多忙により低浮上 (@MenesMISAKI) May 7, 2021
第一夫人・礼(イェ)氏との息子、瑠璃(ユリ)が2代目の王となります。
第二夫人・召西奴(ソソノ)との2人の息子、沸流(ビリュ)・温祚(オンジョ)が高句麗を離れ、「新しい国をつくったのが百済の基礎」。
地理的にも近く、また国の出発点が同じであること(?)から、高句麗と百済のことばや制度は大変似ているといわれています。
②第24代国王・真興(チヌン)王はキム氏の家系。
この王族の血筋に関して、このような「新羅(シルラ)建国神話」があります。
紀元前63年、のちに新羅となる地域は、6つの村に分かれていました。
この6村の村長が集まり、「自分たちの上に立つ君主となるに相応しい人物を見つけたい」と相談。
ある村長が、井戸のそばで「白馬がひざまずいている」のを発見。
急いで駆け寄ると、白馬は天に登り、そこには「大きな卵」が残されていた。
その卵を割ると、中から男の子が!
卵の形が「瓢(ひさご)」に似ていたので、「朴」という姓の「朴赫居世(パク ヒョッコセ)」と名付ける。
※「朴」は「瓢箪(ひょうたん)」という意味
彼が13歳となったときに、6つの村の人々が国王として即位させたのが「新羅」の始まりだといわれています。
赫居世王の後、「朴(パク)氏」が王位を継承。
3代目国王・儒理王は遺言として、実子である息子ではなく、娘婿である「昔脱解(ソク・タレ)」を即位させるように命じます。
この昔脱解(ソク・タレ)、「鉄の王キム・スロ」で後に伽耶国・初代国王となる「金首露(キム・スロ)の兄貴分」として登場。
鉄の王 キム・スロ(김수로) 主演:チソン(지성)
卵から生まれたとの伝説もある、謎多き伽耶国の王の話!
鉄の盛んな国で、鉄でものを作る当時の仕事の難しさがわかる🤔
カンピョルが好きなので、途中からラブラインには共感できなかった… pic.twitter.com/AATvMdWg5s— ヨンウォン (@KChisdra) November 16, 2018
スロの恋人であり、「斯盧(サロ)の王女だった女性」と結婚して「斯盧(サロ)=のちの新羅」へ。
ここから「昔(ソク)氏」が王位を継承することとなります。
余談ですが
昔脱解(ソク・タレ)には、「倭国の出身という言い伝え」もあるそうです。
そして、金首露(キム・スロ)は…
伽耶国の王というだけでなく、「韓国で最も多い金氏の祖先」でもあります。
昔脱解(ソク・タレ)が、4代目国王としてのちの新羅を治めていた時期に、ときの宰相が林の中で「金の箱と白い鶏」を見つけます。
報告を受けた脱解王自ら林に赴き、箱を開けると…中から男の子が!
金色の箱から出てきたことから「金」の姓をつけ、王子として育てることに。
脱解王に実子の男の子がいたことから、この「金閼智」が王位を継ぐことはありませんでした。
しかし、のちの昔(ソク)氏の王が子どものないまま崩御したため、国王として推挙されたのが「金閼智の子孫」でした。
ここから「金(キム)氏」が王位を継承することになります。
ここまでのストーリーは、「史実というより建国神話」として考えられています。
さまざまな記録に登場するのは、「第17代国王・奈勿王(356~402)の時代」から。
実質的には、「ここからが新羅(シルラ)の歴史の始まり」だと考えられているようです。
③パク・ヒョンシクさんが演じた「サムメクチョンこと真興(チヌン)王」
564年、真興(チヌン)王が北斉(中国・南北朝時代)の武成帝によって「使持節(じしせつ)東夷校尉(とういこうい)楽浪郡公(らくろうぐんこう)新羅王」として冊封。
この「楽浪」という地名(国名)は、その昔、存在した「楽浪国」に由来するものです。
「高句麗の王子・好童(ホドン)と楽浪国の王女の悲恋」をモチーフにしたのが、「幻の王女チャミョンゴ」。
♦️幻の王女チャミョンゴ♦️
高句麗建国の英雄の血を引く男、隣国楽浪の王女たちが繰り広げる悲しい愛の物語なかなかハマれない😢26話まで視聴わず*ラヒ王女がこんな綺麗になるわけがない😑ないないない😑引き続き視聴します…チョンリョウォン チョンギョンホ パクミニョン#幻の王女チャミョンゴ pic.twitter.com/wrHXOUokP7— 소망✤ソマン✤ (@Soman0308) June 6, 2018
高句麗第3代国王・大武神王の時代です。
そして、真興(チヌン)王の愛人・美室(ミシル)が力を持ち、国王の力が相対的に弱くなっていく混乱期から始まるのが「善徳(ソンドク)女王」
数年越しに見たけど、やっぱり最終回は大号泣した。。。。
ピダム…幸せになって欲しかった…
見てない人はぜひ善徳女王を見てほしい。放送当時、韓国で40%越えの視聴率を取った名作。もう引き込まれちゃう。泣いた後だけど、運動をちょっとしよ#ダイエット記録 #ダイエット#善徳女王 pic.twitter.com/tEqj57bgX5
— ぁぉぃ୧⍢⃝୨@就活中により低浮上 (@L9lSi2) January 23, 2021
第1話で
『星と月が2つずつあった時代に、ひときわ大きな星は真興(チヌン)大王となり、弱小国である新羅(シルラ)を率いて大神国を築いた』
として、晩年の真興(チヌン)王が登場します。
「善徳女王」は、第27代国王(しかも初の女王)となる「善徳女王」が主人公。
その女王の右腕となり、活躍するのが「武将・金庾信(キム・ユシン)」。
彼も「花郎(ファラン)の一人」です。(のちに「第15代風月主となる」:史実)
多くの郎徒(ナンド)を抱え、リーダーとしての資質を発揮していく場面が描かれています。
また、伽耶国を築いた金首露(キム・スロ)の子孫であり、「トンイ」で、チャン禧嬪の兄チャン・ヒジェを演じた「キム・ユソクさんの祖先」です。
※キム・ユソクさんは、「大王の夢」で「祖先・金庾信(キム・ユシン)」を演じた
キムユシンは「ケベク」のパクソンウンさんより、「大王の夢」のキムユソクさんの方が貫禄あるなぁ~。
フンスも良かったけど、キムユシンも♡ #ケベク pic.twitter.com/gafgGu8f5t— 八兵衛の母 (@hachibei1213) May 24, 2014
◆キム・ユソクさんについて詳しくはこちらもどうぞ→キム・ユソク(トンイのチャンヒジェ役)はどんな人?実は役柄を徹底分析する理論派!家では主夫に変身!?
高句麗・百済・新羅3国が舞台となるドラマは、李氏朝鮮王朝を描いたものと比べると数が限られるため、それぞれの作品に登場する人物や歴史的背景が重なります。
ドラマ「花郎(ファラン)」をきっかけとして、共通点や歴史を知っていくのも楽しいですね。
最後に、歴史としてみる「花郎(ファラン)制度」について、「近現代における韓国での認識」や「史実を元にしたドラマのイメージ」などを紹介しつつ、この記事をまとめます。
花郎(ファラン)とは?意味や歴史、実在した新羅の制度を詳しく紹介!~まとめ~
第二次世界大戦以降、「花郎(ファラン)=軍事組織のイメージが強くなった」と言われる韓国。
(現代の韓国軍において、「花郎台」とは「陸軍士官学校」を意味するようです)
しかし、「新羅(シルラ)時代の花郎(ファラン)」、「花郎(ファラン)制度」を知れば知るほど、単に戦闘のための集団ではないといえそうです。
もともと存在した地域ごとの集団に、仏教や儒教の考えを取り入れながら、学問・武術・芸術・思想と多岐にわたる分野を共同生活をしながら身につけていく…それが「花郎(ファラン)制度」のように思われます。
その視点から見ると、ドラマ「花郎(ファラン)」とは資料・史料をベースに、文字どおり「見目麗しい若者たちの友情や成長を描いた作品」だと言えるのではないでしょうか。
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